映画化とともに注目を浴びるコミック「ゴールデンカムイ」だが、こ漫画のどこが魅力なのか? そのことを知りたくて、今日、札幌市中央図書館に入り浸って読んでみたのだが…。
今日の札幌は大雪になったこともあり、予定していたことを中止せざるを得なかった。そこで私の周りで以前からよく話題となっていたコミックの「ゴールデンカムイ」を読んでみようと思い立った。というのも、某ブログで中央図書館で単行本を読むことができると書かれていたことから、「私も行って読んでみよう!」と思い立ったのだ。
※ 札幌市中央図書館の閲覧コーナーはとても快適でした。
午前10時半、中央図書館まで出向き、図書館職員にお尋ねすると、2階閲覧室の奥の方の書棚に全31巻が揃っていた。
※ 書棚には「ゴールデンカムイ」全31巻と関連本が揃っていました。
私は10時半から午後4時まで、昼食も摂らずに読み続けた。なのに私は遅読ためか5巻まで読み終えるのが精一杯だった。
「ゴールデンカムイ」とは、そもそもどのような漫画なのかというと、同じ棚にあった紹介本によると、次のように紹介されていた。
アイヌから奪われた莫大な金塊が、北海道のどこかに隠された。
その在り処を示すのは、脱獄囚人たちに彫られた刺青の暗号のみ――。
ある目的のために大金を求め北海道を訪れた “不死身” の異名を持つ男 杉本佐一。
金塊を奪った者に父を殺されたと語るアイヌの少女 アシㇼバ。
隠された黄金と暗号の話を知った二人は互いの目的のために手を組み、刺青
囚人を追う旅へと出発する。
という紹介文のとおり、この「ゴールデンカムイ」は杉本佐一とアシㇼバが中心となって物語は展開していく。ところが私が5巻まで読み終えた段階でも、登場人物が多数登場して、その人物相関図が描きづらいのだ。5巻まででそうなのだから31巻となるとその複雑さはさらに混迷の度を加えるのではないだろうか?そう思うと、これ以降の私の読書欲が沸いてこないのが実際のところである。
※ シリーズ第1巻の表紙です。顔は主人公の杉本佐一です。
ただストーリートは別に、作者の野田サトル氏はアイヌ文化について詳細に取材したようで、まだ和人との交流が進んでいない明治期のアイヌ文化や風俗、食生活などについてとても詳しく表現されていたところが多く得るところが多かった。しかし、複雑な人物相関図やリアリティーにやや欠けるストーリーにはどうしてもついていけなかった。
映画の方は1月19日公開だと聞いている。こちらはぜひ観賞してみたいと思っている。映画を観賞することによって6巻目以降の読書欲が沸いてきたなら、また中央図書館に入り浸ってみたいと思ってはいるが…。
※ こちらは映画版のポスターです。