パブリックアート…、「公共の芸術」とでも訳せるだろうか?公衆電話ボックスに老婦人が花のお世話をしている絵が描かれていた。倉庫の壁いっぱいにちょっと不思議な絵が描かれていた。新篠津村ではパブリックアートの描き手を招き、さらに村を盛り上げようとしているようだ。
昨日、道民カレッジ「学びカフェ」で新篠津村を訪れることが決まった時、ある新聞記事のことが蘇った。それは村内の施設の数か所に芸術的な絵が描かれ話題になっているという記事だった。
私は新篠津村を訪れることが決まった時、それらの絵を見ることを楽しみにして昨日新篠津村を訪れた。
「学びカフェ」の事業を終え、帰り道にそれらの絵を見て回ることにした。それらの絵が描かれているところを村の人にたずねると、どうやら作品は私の期待と違って二つしかないようだった。私はもっと多くの作品が描かれていると思ったのだが…。
ちょっと残念な気もしたが、その二作品を見て回った。
村の中心、新篠津村役場の直ぐ近くにあった公衆電話ボックスの壁にその絵は描かれていた。画題は「Gardener(園芸家)」というそうだが、老婦人らしき人が花に水を与えている絵だった。描いた人は世界的に評価されているというAITO KITAZAKIさんという方だそうだ。(2023年夏の作品)
※ AITO KITAZAKIさんの「Gardener」という作品です。
※ このようなそうこの壁が、下のような絵に代わりました。
もう一つの作品は、その公衆電話が建っていたところから200mくらい離れたところに建つ倉庫の壁に描かれた絵が目に飛び込んできた。その絵の大きさに驚いた。およそ100㎡(高さ7m、幅14m)もあるらしい。絵の題名は残念ながら分からないのだが、こちらもプロのアーティストであるunomoriさんという方が村で11日間かけて完成した作品だという。(2024年夏の作品)
※ 制作に11日間かかったというunomoriさんの作品です。
今のところ作品は二つに過ぎないが、どうやら村ではこれからもアーティストに依頼してこうした作品を増やしていく意向があるようだ。村内には農業倉庫などまだまだそうした画を描けるようなところも多いようだ。
素人の作品ではなく、プロの方々の作品であるというところに価値があるように思われる。新篠津村のこうした動きが今後どのように発展していくのか?期待を持ちながら見守りたいと思う。