東洋医学の一つにあん摩・マッサージ・指圧がある。それらは、「揉む」、「さする」、「ツボを押す」と違いがあるが、いずれもカラダの “ツボ” を刺激することが大切だそうだ。さて、それではこころの “ツボ” とは?
9月28日(水)午前、札幌市社会福祉総合センターにおいて今年度継続受講している「わたしの生き方セミナー」の第6回講座が開講され、受講した。
今回のテーマは「免疫力アップ!~カラダのツボとこころのツボで自分を癒すマッサージ」と題して、レイス治療院札幌南の代表である大越孝郎氏が務められた。
大越氏はまず “健康寿命” を延ばすには西洋医学と東洋医学を融合した「統合医療の時代」となっているとした。その “統合医療” の視点は①血流改善、②骨、③腸内細菌、④メンタルヘルス、四つの視点から考えていくことが大切と説いた。
そして大越氏の専門であるあん摩・マッサージ・指圧は①の血流改善を促し “健康寿命” を伸ばすうえで欠かすことのできない視点であると強調された。
さて、その “ツボ” であるが、ヒトには九つの “ツボ” があるそうだ。その九つとは…、
①百会(ひゃくえ)、②合谷(ごうこく)、③風池(ふうち)、④肩井(けんせい)、⑤志室(ししつ)、⑥承山(しょうざん)、⑦湧泉(ゆうせん)、⑧晴明(せいめい)、⑨関元(かんげん)の九つだという。体の “ツボ” について詳しい方は、体の “ツボ” は「そんなものじゃない、もっとたくさんあるよ」と言われると思う。確かに帰宅して調べてみると、ヒトの体中に ツボ” はあるようである。大越氏が紹介してくれたのは、その中の代表的な “ツボ” を紹介してくれたようである。それにしてもその名称は門外漢にはまるでチンプンカンプンである。中国語読みをそのまま移入したようである。一つ一つについての紹介は避けるが(ネットを検索すると直ぐにお分かりいただける)、実戦練習をさせていただいたところ、私にとっては②の合谷という親指と人差し指の間の付け根のところを「痛(いた)気持ち良い」ほど強く刺激するのが効果があるような気がした。どうやら指圧において「痛気持ち良い」がキーワードのようである。
さて、“こころのツボ” である。大越氏は “健康寿命” を伸ばすには「脳を健康に保つ」ことが大切として、そのための10の方法を紹介された。つまり、“こころのツボ とは「脳を健康に保つ」こと、と大越氏は言いたいのだと理解した。その脳を健康に保つ10の方法とは?
① 脳のケアやメンテナンスをする。
② 心臓病、高血圧、糖尿病、脳卒中の予防に努める。(アルツハイマー型認知症予防)
③ 体重、血圧、コレステロール値、血糖値を推奨域に維持する。
④ 脂肪が少なく、抗酸化物質を多く含む食品を食べる。
⑤ 身体を動かす。
⑥ 心に刺激を与える。
⑦ 人との交流を図る。
⑧ 脳を保護する。(頭部の外傷に用心)
⑨ 習慣の見直し。(不健康な習慣、喫煙、過度な飲酒等)
⑩ 先々のことを考え、今日から始める。
こうして並べてみると、特別なことではない。といって、私が日頃励行しているというわけでもない。ただ、私はブログを通して「夢逢人かりそめ草紙」というブログを連続して拝見しているうちに多方面から “健康寿命” を伸ばす方法について学び続けている。そのことによって、私は絶えず “心のツボ” を刺激していただいていると思い、夢逢人さんには感謝しているのである。もし関心がある方は「夢逢人かりそめ草紙」にアクセスしてみてください。
これから先の人生をできるだけ長く健康で過ごすために、「体のツボ」と「心のツボ」を意識していきたいと思っている。