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田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

桜が咲いた!?

2011-04-10 22:05:43 | 環境 & 自然 & 観察会

 日本の各地から桜の開花が伝えられる時期となった。しかし、自粛ムードのためか華やかな桜の開花を伝える報道が少ないようだ。そうした中、我が家では今ソメイヨシノが満開となり、私たちの目を楽しませてくれている。

 札幌でソメイヨシノが満開???
 もちろんそれにはカラクリがある。
 満開なのは、我が家の庭ではなく(マンション住まいの私には庭など縁がない代物である)、我が家の中での話である。

        

 賢明なる諸氏はリード文を読んだときからお見通しだったとは思うが、そのカラクリとは、妻が数日前に花卉園芸店から切花として購入してきたものである。
 蕾の状態で購入したのだが、それが今開花したということなのだ。

        

 ところで自粛ムードだが、本日の新聞に「仙台市の桜の名所で桜祭りの中止の方針を一転し開催することを決めた」というニュースが報道されていた。
 私たち日本人にとって桜は特別な花といってよい位置づけである。
 開催の報は喜ばしいかぎりだ。
 桜の花を愛でて、傷ついた心を癒してほしい。バカ騒ぎは止めて…。

        

 札幌にもやがてやってくる桜の開花のとき。
 市内の各所が桜色に染まる光景が今から待ち遠しい…。


札幌地下道ウォーク

2011-04-09 21:39:29 | 札幌ウォーク & Other Walk
 札幌駅前通地下歩行空間が開通したことは既にレポートした。(3/13)そこで考えたが、「地下道だけを歩くことでどれくらいの距離になるのだろうか?」ということだった。思い立ったら即実行!さっそく歩いてみた。

 札幌駅前通の地下歩行空間が開通したとき、「これで雪が積もっている冬期間でも安心してウォーキングができる」といった新聞記事を見かけ、「あゝ、そんな利用の仕方もあるんだぁ~」と思ったものでした。
 そのことが記憶に残っていて、「いったいどれくらいの距離になるんだろう?」と気になりだしたら、確かめずにはいられない私です。早速実行に移したというわけです。
4月7日(木)自宅を出て、私のところから最も近くになる北1条西6丁目の「北1条地下駐車場通路」から地下に潜った。

        
        ※ 北1条西6丁目にある地下駐車場通路に下りる入口です。

 その後の経路は、駅前の地下歩行空間が開通したときに入手したマップに私が稚拙な技で経路を描いてみたので、写真を見てほしい。青線が私の歩いた経路である。分かりにくいが矢印状のものを描いたので、進行方向も分かっていただけるだろう。
 距離はいちいちメジャーで測るわけにはいかないから、歩測でおおよその距離を出した。

  
 

 スタートして「北1条地下駐車場通路」から「札幌駅前通地下歩行空間」に入り、地下鉄の「南北線札幌駅」から「東豊線札幌駅」への連絡通路を経て、さらに先に進むというジグザグ路の終点「北7条西1丁目」の出口まで約1.2Kあった。

        
        ※ 駅前通地下歩行空間は相変わらずの賑わいだった。        

        
      ※ 地下鉄南北線札幌駅から東豊線札幌駅に通ずる連絡路です。

 出口からそのままコースを南北線札幌駅まで戻り、今度は札幌駅の西側にセンチュリーホテルまで伸びる通路を通り、引き返してそのまま東側のエスタビルまで行き、そこからJR札幌駅北口地下歩道に向かい、エルプラザ入口のところで距離を測ると、「北7条西1丁目」出口のところから約1.9Kだった。
 ここでの反省だが、センチュリーホテルの地下部分は確かに誰でも通れる空間だが、ウォーキングにはホテル前のところで折り返すほうが相応しいのではと思った。

        
        ※ 札幌の地下道の北端にあたるエルプラザ入口です。

 さて、エルプラザ前からは一直線に地下鉄ススキノ駅まで地下歩行空間が伸びている。私も一気に真っ直ぐ歩いた。人気のあまりないJR札幌駅北口地下歩道、JR札幌駅地下の商業施設パセオ(?)、地下鉄南北線札幌駅、駅前通歩行空間、地下鉄大通駅、そして地下商業施設のポールタウン、地下鉄ススキノ駅と、その時々表情を変えながら一直線に続いている。この一直線の距離は私の歩測では約1.5Kであった。

        
       ※ ポールタウンはいつものとおり多くの人が通行していました。

        
        ※ 地下歩道の南端にあたる地下鉄ススキノ駅改札口です。  

 ススキノ駅から折り返し、ポータウンを通過しオーロラタウンの横にできた通路を今度は地下鉄バスセンター駅まで通ずる地下道を行く。突き当りの「大通東8丁目」の出口のところから折り返して、地下鉄大通駅まで戻り、最後は駅前通地下歩行空間から「北1条地下駐車場通路」に入り、最初に潜った北1条西6丁目のところから地上に出た。

        
      ※ こちらはあまり人通りのない地下鉄バスセンターに通ずる通路です。

        
        ※ オーロラタウンは床の張替え工事中でした。

 結局、この間私の歩測で12,890歩、約7.7Kと出た。
 結構な距離である。私はこの日通勤用の軽い靴だったが、ウォーキングシューズではなかった。すると、床が地下道特有の平坦で硬いためウォーキング後にはかなり足底に疲れを感じた。やはりこれだけの距離を歩くにはウォーキングシューズが適しているようだ。
 また、一つ感じたのは場所によって温度差がかなりあることに気付いた。特に冬期間は商業施設のところとそうでないところでは相当に温度差がありそうだ。
        
 果たして札幌の地下道がウォーキングに適しているのか否か?
 私はやや否定的な見方をする。やはりウォーキングは自然の移ろいを肌で感じながらするのが相応しいのではないか。例え冬でも雪道の中を寒さを感じながら歩くのが本来のウォーキングのような気がするのだが…。

札幌Cafe紀行 №64 キッチンカフェ なんたり

2011-04-08 18:11:34 | 札幌Cafe紀行
 実はこの「キッチンカフェ なんたり」は、この札幌Café紀行を始めようと思ったときに最初に訪れたカフェだった。ところが上手く写真が撮れなかったこともありパスしていたカフェだったが、この度再度訪れランチを食した。

        
        ※ 敷島ビルの地階にある「なんたり」のエントランス

 「キッチンカフェ なんたり」は中央区の北2西3というオフィス街の真っ只中にあるカフェである。
 だからお昼時は周辺のビジネスマンやオフィスレディー(今どきはこんな言い方でいいのかなぁ?)がたくさん詰めかける。
 そのため私はお昼時を避け、13時近くに入店したのだがけっこうな女性客で混み合っていた。(ビジネスマンは少なかった…)

        
        ※ 店内の壁際にはワインボトルがディスプレイされていました。

 この日私は一人で入店したのだが、場所柄から一人客もけっこう多いようでスタッフもいやな顔一つせず二人用のテーブルに案内された。
 ここのカフェのランチメニューの面白いのは私が見たかぎり全てが800円だったことだ。「ハンバーグ」も、「オムライス」も、「カツライス」も、全て800円。私がオーダーした「日替わりパスタ」も800円。訪れた火曜日は「ナスとベーコンのトマトソース」という無難なパスタだった。
 メニューの価格が安いのか、高いのかは判断できないが、セットでドリンクをオーダーするとこれが50円というのは良心的だ。私も当然のようにアイスコーヒーを頼んだ。

        
        ※ このような二人用のテーブルが多いのが特徴の一つでした。

 出されたパスタはワンプレートの中にサラダと小さなパン、それにパスタが載ったものだった。味的にはまあ無難な味といったところですが、ボリュームはけっこうあり、若い人たちには歓迎されそうだ。

        
        ※ 私が食した「ナスとベーコンのトマトソース」のパスタです。    

 キッチンカフェを名乗っているが、これも場所柄か夜の部にも相当力が入っているようだ。ワインがディスプレイされていたり、ディナー用のメニューも充実しているようであった。

【キッチンカフェ なんたり データ】
札幌市中央区北2条西3丁目 敷島ビルB1
電  話 011-271-4677
営業時間 L 11:30~15:30  D 17:30~23:00
定休日  日・祝、土曜のD
座  席 40席
駐車場  なし
入店日  ‘11/04/05


映画 42 ザ・ファイター

2011-04-07 22:24:07 | 映画観賞・感想

 時にはエンターテイメント的映画もいいのでは?と思い、週刊誌の映画評で評判の高かった「ザ・ファイター」を観た。プロボクサーの実話を描いた映画だということだが、隠れテーマとして家族愛、兄弟愛を描いていたようだった。

          

 週刊誌の映画評で5人の専門家が5段階評価で5(2人)と4(3人)の評価をしていたのを見て、俄然観てみたいと思った。
 4月5日(火)朝、札幌シネマフロンティアに急いだ。

 映画は題名からもお分かりのとおりボクシングを題材にした映画である。
 アメリカに実在した兄弟ボクサーの話である。
 兄のデッキー・エクランドは「黄金のミドル(中量級)」と称された稀代の名チャンピオンシュガー・レイ・レイナードをダウンさせたという天才ボクサーといわれたが薬物に溺れてしまった。
 弟のミッキー・ウォードもボクシングに取り組むが、無責任な兄や母のためになかなか芽が出なかったが、紆余曲折の末、ボクサーとして栄光を掴むというストーリーである。

 映画は弟ミッキーが私から見ると必要以上に兄や母、あるいはたくさんの姉妹を意識していたことが気になった。つまりボクサーとして成功するためには兄や母から離れたほうが良いのではと思ったのだが…。

 アメリカ社会、特に低所得者階級の場合、私が考える以上に家族や兄弟との絆を大切にしていることがうかがい知れた。
 自分の仕事が、自分の人生が、家族や兄弟によって阻害されていると分かっていても断ち切れない家族や兄弟の絆というものを感じさせてくれた映画だった。
 そのことが是か非か、難しい問題である。

 話題は変わって、兄のデッキー役を演じたクリスチャン・ベールの薬物中毒の演技が秀逸だった。彼はこの役のために13kgの減量を自らに課したということだが、それ以上に役に徹していた演技は見事だった。
 この演技で彼は2010年のアカデミー賞助演男優賞を獲得したということである。

 映画評で高い評価を受けたとおりストーリーにどっぷりと浸かることができた「ザ・ファイター」だった。


春はそこまで…

2011-04-06 18:00:10 | 札幌(圏)探訪
 昨日、今日と札幌は絶好の陽気に恵まれ一足飛びに春が近づいてきた雰囲気だ。所用で都心に出かけた機会に、大通公園で春の息吹を感じてきた。

        
        ※ いかにも陽気に誘われてといった感じの親子です。

 私は今日、統一地方選挙の期日前投票をするため会場の中央区保健センターに向かった。
 自宅からコートを羽織って出かけたのだが、すぐにコートを脱ぎ片手に抱えて歩かねばならなかった。
 街はコートを着た人とそうでない人とが半々といった感じだったが、コートを着ていない人の姿がいかにも軽やかに見えた。

        
        ※ どこかの入学式の帰りだろう。若者のスーツ姿が目立った。
        
 期日前投票を済ませた私はそのまま帰途についた。
 大通公園の西12丁目まで来たとき、バラの芽を摘んでいる人たちに出会った。「春を迎える準備をしているんだなぁ」と思ったとき、ふと思い立ち踵を返して大通公園の中で春の息吹を探すことにした。

                       
        ※ バラの芽の摘み方についての講習会だったようです。

 陽気に誘われ親子が楽しく戯れていた。
 ベンチに座り煙草の煙をくゆらせている人がいた。
 その傍らを新しいスーツに身を包んだ若者が通り過ぎた。どこかの大学か専門学校の入学式の帰りらしい。
 向こうでは公園内に溜まった冬アカを取り除く業者の姿が目に入った。

        
        ※ 場所によってはまだまだ雪の残る大通公園です。

 あゝ、春である。
 春がもうそこまで来ている。
 誰もが待ち望んでいた春がそこまで来ている。
 厳しい冬を乗り越えたからこそ、私たちには春の陽光がいっそう眩しく感じられる。
 寒さに身を縮めているという東北の方々にもきっと春の暖かさが届いているはずだ。

        
        ※ 公園内では春の迎える作業が行われていました。

 調べてみると、札幌は昨日の15時に11.7℃、今日の14時に15.6℃とそれぞれ最高気温を記録したという。(札幌気象台発表)

 春はもうそこまでやって来ている。

札幌ウォークⅡ №17 札幌の街並みを高台から望む(南)コース 後編

2011-04-05 18:35:15 | 札幌ウォーク & Other Walk
 今回のウォークは4月1日に実施した。季節はちょうど冬と春の端境期。街角のそこかしこでこの季節ならではの光景に出会うことも多いウォーキングだった。

 藻岩山麓通り終点近くの高台に北海道高等盲学校が建っている。
 マップではそこから寄り道をして、ロープウェイ山麓駅まで行ってみることを勧めているが、今回はパスした。
 藻岩山麓通りに別れを告げ、コースは市電の電車事業所に導かれる。市電のルートの中では最も都心から離れたところ位置しているようである。

        
        ※ 藻岩山麓の小高い丘の上に建つ北海道高等盲学校

        
        ※ 電車の待機場や修理場となっている電車事業所        

 コースは電車事業所から電車通りを東に向かう。途中、札幌市中央図書館があり写真も撮ったのですが面白み(?)のある建物とはいえないので掲載は見送った。
 通りが終わる辺りに大きな建物が目に入ってきた。壁に「NTTロジスコ」と表示してある。「ロジスコ」とは何か?と思い調べてみると、物流業務を指す言葉のようだ。したがって「NTTロジスコ」とは、NTTグループ全般の物流業務を担っている会社のようである。

        
        ※ コースは電車通りを東に向かい、豊平川に出る。

        
     ※ 左の大きな建物が「NTTロジスコ」、その先に立体歩道橋が見える。        
       
 その先に大きな立体歩道橋があった。コースはその先に続いているため、しかたなくその歩道橋を渡った。普段ほとんど歩道橋を使うことはないが、これほど歩行者の立場を無視した施設はないと私は思っている。設置者はあの階段の上り下りにどれだけのエネルギーを必要とするか歩行者の立場に立って考えたのだろうか?必要なら車道こそ立体化したり、トンネル化したりすべきだと思う。

        
        ※ 怒りの歩道橋上から都心に向かう電車通りを望む。
        
 怒りの歩道橋を渡り、豊平川河畔に出る。
 マップでは河川敷を進むとあるが、河川敷は冬期間の雪捨て場になっていたようで、歩くにはまだ適していなかったので堤防上を歩くことにした。(2月にはスノーシューを使って遡った河川敷である)
 途中、「南十九条大橋」があったが、その橋脚の下は雪がなく乾いていた。そこを利用して少年野球のチームが練習をしていた。「一日も早く土の上で!」との指導者たちの思いなのだろうか…。野球少年たちは選抜高校野球の北海高校の活躍には大いに刺激を受けたことだろう。

        
     ※ 豊平川の河川敷は堆積場となった汚れた雪を溶かす作業が行われていた。

        
        ※ 春を待ちきれない野球少年たちが練習に励んでいた。

 続いて、特徴あるアーチ形の「幌平橋」が目に入ってきた。
 アーチの部分は人が上ることができる構造になっている。めったに上るチャンスがないので、上ろうと近づいて行ったのだが残念ながら冬期間は禁止となっていた。

         
        ※ アーチの形が美しい「幌平橋」        

        
        ※ アーチの上に上がろうとしたが、立ち入り禁止になっていた。

 幌平橋から再び「中島公園」に入った。
 公園内はまだまだ雪が残っている。札幌コンサートホール「キタラ」の前を通り、エントランス向かいに安田侃氏制作の「相響(Sokyo)」と題する彫刻作品があるが、それが冬期間は白い布に覆われていることを知った。

        
        ※ 札幌コンサートホール「キタラ」のエントランス     

        
        ※ その前にある安田侃氏の作品は白い布に覆われていた。        

        
        ※ 中島公園内には「札幌市天文台」もある。

 足許の悪い中島公園を抜け、コースは再びススキノの街中へ。
 時間が4時近くとなってススキノの街中も戦闘態勢(?)の準備が徐々に整えられてきているかのような雰囲気だった。
 ススキノの中央に位置する「ススキノ市場」も覗きはしなかったが、きっと一日で最も賑わっていた頃だったのではないだろうか。

        
        ※ ススキノの飲食店の台所的存在の「すすきの市場」

 国道36号線と駅前通りが交差するポイントは広告やネオンが札幌の中でも最も華々しいところだが、そこをカメラに収め早々にススキノを後にした。

        
        ※ 札幌でも最も華々しい広告やネオンが集中している。

 ゴールは直ぐそこである。狸小路3丁目を横断し、ゴールの札幌スポーツ館に到達した。
 南コースは前回の北コースに比べると、あまり魅力的なコースとは言えないように思った。ただ、季節の移り変わりを象徴するような光景にたくさん出会うことができたコースだった。
 
        
        ※ ゴールも間近、狸小路3丁目
《ウォーク実施日 ‘11/4/1》

札幌ウォークⅡ №17 札幌の街並みを高台から望む(南)コース 前編

2011-04-04 23:02:46 | 札幌ウォーク & Other Walk
「札幌ウォーク Ⅱ」とは、札幌市の各区が設定した118のウォーキングコースを完歩した筆者が、次のターゲットとしてさっぽろ健康スポーツ財団や札幌歩こう会、その他民間の機関などが設定した日本ウォーキング協会認定の25(平成22年8月現在)のイヤーラウンドコースを巡ろうとするものです

 №16の北コースのように観光客にお勧めのコースとは言い難いが、札幌の街や人の暮らしを知る上では興味深いコースだった。

 今回も№16と同様、札幌スポーツ館をスタート&ゴールとするコースだった。
 今回のコースはスタート直後から南下し、まずは歓楽街ススキノを通過する。
 午後1時過ぎ、ススキノは夜の帳が下りるにはまだ時間があり、けだるい雰囲気が辺りを支配しているようであった。

        
        ※ ススキノの国道36号線の西3丁目の様子です。

        
        ※ 飲食店の看板が羅列されているススキノらしい街の様子です。

        
        ※ ススキノ街を貫通する鴨々川の流れです。橋上に仕事前の
         板前さんが佇んでいます。

 ススキノを通り抜けると中島公園である。
 中島公園内にある「菖蒲池」にはまだ氷が融けてはいなかったが、その緩んだ表情から春が近いことを伺わせてくれた。
 また、これまで何度も見ている日本庭園内にある国指定の重要文化財の「八窓庵」を一応見て行こうと思ったのだが、日本庭園が冬期間は閉鎖になっていて見ることができなかった。
 同じく国指定の重要文化財である「豊平館」を写真に収め、中島公園を後にした。

        
        ※ 中島公園の池はまだ氷が張っていました。

        
        ※ 「豊平館」はいつ見ても優美な姿をたたえています。

 中島公園を後にすると、コースは南11条通りを一路西に向かって真っすぐに進むことになる。西6丁目から西23丁目まで後半やや斜行するところがあるがほぼ真っ直ぐである。札幌市の場合1ブロックが約109mだそうである。それに交差する道路の幅を加えると2km以上にわたって真っ直ぐ西に進んだことになる 

        
        ※ まだ都心に近い南11条通りですが、特別特徴はありません。

 南11条通りは特別特徴のある通りではない。都心から離れるに従って商店が少なくなり、マンションや住宅が目立ってくる通りである。
 この季節らしく雪割りをしている人を見たり、ラーメン店の面白い人形を眺めたりしながら歩を進めた。西22~23丁目にかけての通りは桜並木が連なり、桜に季節には一面が見事な桜色に染まるところである。

        
        ※ 雪割りは高齢者の仕事なんですかねぇ…。

        
        ※ それほど都心から離れていませんでしたが、ポカンとこの
         ような空間もあります。

        
        ※ 某ラーメン店の店先です。このようなユーモアは大歓迎ですね。

        
        ※ 春には満開の桜が咲き誇る通りです。

 南11条通りを進んだ突き当たりが階段になっている。藻岩山麓通りに出る階段は数えてみると144段もあった。かなりの高低差があって高齢者にはちょっときつい階段である。
階段を上がりきったところで振り返ってみると、札幌の街並みがかなり見通せる高台に上がったことが分かった。

        
        ※ この階段(144段)は登り甲斐がありました。

        
        ※ 階段を登り終えて振り返った風景です。

 藻岩山麓通りを再び道なりに南下する。通りの奥には旭丘高校、慈恵会病院などが垣間見えるが、なんといっても目立つのが「伏見稲荷神社」である。朱色の鳥居が連続して建っている光景は一種異様にも見えてくる。

        
        ※ この鳥居はいくつあったのか?以前数えたのですが…。

 この辺りは札幌市街を眼下に見るには絶好のポイントである。その眺望を売りにしたカフェやレストランも多い。そのような店が何軒も散見された。
 藻岩山の頂上のレストランからの眺望には適わないだろうが、いつか訪れてみたいとも思った。(続きは後編で)

        
        ※ 藻岩山麓通りから望める札幌の市街地の様子です。

        
        ※ その眺望を売りにするために建てられたと思われるレストランです。

《ウォーク実施日 ‘11/4/1》

春を待ちわびながら…

2011-04-03 20:37:52 | ボランティア

 春が徐々に近づいてきていると思ったら…。今日は一面が雪景色になるほどの春の雪が舞った。しかし、我が家の室内では来るべき春を待ちながら花の苗がすくすくと(?)と育っている。
 
 昨年、道立近代美術館前の空き地を利用してテランセラ(観葉植物 正式学名は「アルラルナンテラ・フィコイデア」)で「ART」の文字を描いたことは拙ブログでもレポートした。

        
        ※ 昨年私がテランセラで描いた「ART」文字です。

 昨年は一年目ということもあり苗を全て購入したのだが、毎年購入するとなると苗代が少々負担となる。そこで親株用の苗を冬越しさせることにした。
 マンションの中での冬越しは妻からかなり不評を買ったが我慢をしてもらった。

        
        ※ 昨年秋に株上げし、このような形で冬越しさせました。

 春三月、冬越しさせた親株から切り分けて挿し芽をして苗を育成している。
 苗はまだ生長するところを見せていないが、発根はしているようなのでこれから春の陽を浴びて生長してくれるものと思っている。
 花壇に下ろすのは5月下旬頃かなと思っているが、順調な生長を期待している。

        
        ※ 親株から切り分けてこのように挿し芽をして育てます。

 昨年は「一人NPO」などと言いながら一人で取り組んでいたが、今年は協力者や支援者が現れそうである。
 春を待ちわびながら…、せっせと苗を育てようと思っている。


木曽路行

2011-04-02 19:33:16 | ロングトレイルフットパス

 中山道の木曽路11宿(79.8km)を歩いて踏破しようと早くから計画を立てていた。実施は気候の良い5月頃に目途を立て、詳細な計画を練り交通機関・宿泊先に予約を入れようとしていた。しかし…。

        
        ※ 奈良井宿の街並みです。(ウェブ上の写真を転載)

 私の知り合いに歴史が好きな上に、とても詳しい友人がいる。
 彼から「奈良井宿はいい」「妻籠宿は素晴らしい!」と聞かされていて、「いつか私も…」と思っていた。
 そこで下調べをするうちに、「趣味のウォーキングを兼ねて木曽路11宿を踏破してみよう!」と構想を立てたのが2月ころだった。

 計画は、「木曽路北門の関」贄川宿から木曽路最南の宿場町馬籠宿まで79.8kmを4泊5日で歩こうというものだ。
◇第一日 贄川 → 奈良井             7.3K (奈良井宿泊)
◇第二日 奈良井 → 薮原 → 宮ノ越 → 福島 19.8K (福島宿泊)
◇第三日 福島 → 上松 → 須原        22.0K (須原宿泊)
◇第四日 須原 → 野尻 → 三留野 → 妻籠  22.9K (妻籠宿泊)
◇第五日 妻籠 → 馬籠              7.8K (札幌へ)
以上に東京での前泊を加え、5泊6日の旅を計画した。
 旅程の中で一日20K前後の行程が三日間連続し、少し不安なところもあったが「なんとか頑張ることができるだろう!」と意を固めていた。

 ところが…。
 あのような大震災が勃発した。
 直接的な影響としては、出発予定地の贄川に入るためには、新宿から中央本線を乗り継がねばならないのだが、電力供給不足問題によってダイヤ通りの運行が不確かになってしまった。
 そのことより私が受けたのは心理的な影響だった。「こんなに日本が大変なときに、東北地方の方々が苦しんでいるときに、のほほんと旅など楽しんで良いものだろうか」という思いが私を支配した。

 旅の延期を決意した。無期限の延期である。
 自分の中で了解がついたとき、改めて旅を計画しようと思っている。
 私と同じような思いにかられ旅を断念した人が幾万といるのだろう…。


創成川公園オープン

2011-04-01 20:20:57 | 札幌(圏)探訪
 札幌中心部に新たなにぎわいを創出すると期待される創成川公園が今日4月1日オープンしました。春らしい穏やかな天気に恵まれ、たくさんの市民が憩いを楽しんでいました。 

 ちょっとした所用もあって街に出たついでに、今日オープンしたという「創成川公園」を覗いてみることにしました。
 創成川公園は創成川通りに造られた創成トンネルの完成によってできた地上部分を有効活用しようと札幌市が造成を進めていた公園です。
 公園の中心部にはそれまでもあった創成川が当然流れていますが、その両側部分の広い空間を公園としたものです。

        
        ※ 創成川沿いに設けられた階段状のところではサラリー
         マンがさっそく弁当(?)を広げていました。

 今日は穏やかな日和だったこともあって多くの市民が私同様珍しさもあって(?)訪れていました。
 公園内にはまだ残雪が残っているものの、新しいさまざまな施設や彫刻などが配されていて、これからの季節には市民や観光客にとって楽しい空間になるのではと想像されました。

        
    ※ 横からの写真では分かりにくいですが、作品がサークル状になっています。

 公園の中でも大きな特徴となるのが、創成川大通の「スノーリング」(西野康造作)でしょうか。創成川を取り巻くように円くサークル状のものができており、さっそく子どもたちの格好の遊び場となっていたようです。
 続いて目立つのが世界的に活躍する安田侃氏の彫刻の数々です。「生棒」「天秘」A、B「生誕」と名づけられた彫刻4点が展示されています。

        
        ※ 安田侃氏の「生棒」という作品です。背景は札幌テレビ塔。

        
        ※ こちらも同じく安田侃氏の「天秘」という作品です。

 また、創成川の元となった「大友堀」を掘削した大友亀太郎の銅像や往時を偲ばす橋の欄干なども再現されていました。
 そして市民が憩う場としてのベンチも各所に配置され、南2条~南3条間にはイベント広場が設けられていて、夏にはさまざまなイベントが展開されることが予想されました。

        
        ※ 大友亀太郎の銅像を写すテレビ取材陣です。

        
        ※ 往時を偲ばせる橋の欄干が彩りを添えています。

 規模としてはけっして大きな公園ではありませんが、大通公園に接続して都心に近いところにできた公園ですから、たくさんの市民や観光客から歓迎され、利用される公園になるのではないかと思いました。

        
      ※ イベント広場とそこに配された安田侃氏の「生誕」という作品です。

※ 新しい年度に入ったこともあって、背景を少し春らしくしてみました。また、ブログの概要説明にも少し手を加えてみました。背景はまた季節の移ろいに合わせて変えてみようかな、と考えています。