田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

春の花を探して…

2011-04-23 22:33:33 | 札幌学 & ほっかいどう学
 野幌森林公園にはまだ雪が残っていたが、公園内の木々や野草は春の訪れを感じているかのように芽吹きの準備を整えていた。そして春の早い福寿草やフキノトウなどはもう春真っ盛りという感じだった。

        
        ※ 参加者が70名を超えた観察会の開会式の様子です。               
  
 野幌森林公園の自然ふれあい交流館と北海道ボランティア・レンジャー協議会が主催する「春の花を見つけよう」という自然観察会が4月21日(木)にあり、友人を誘って参加してきた。

        
        ※ 公園内はご覧のようにまだ雪が残っていました。参加
         者は樹上の鳥の姿を追っているようです。      

 シニア層にアウトドア志向が盛んになっていることを反映してか、参加者が70人を超える盛況だった。
 観察会は7人に1人のボランティアガイドが付くという、理想的な形でスタートした。
 我々に付いたガイドはけっしてベテランではなかったけれど、熱心にガイドを務めてくれて気持ちよく観察会に参加することができた。

        
        ※ 春の使者「ミズバショウ」もまだこれからといった感じです。

 講座名は「春の花を見つけよう」だったが、花としては福寿草、フキノトウ、ミズバショウくらいが確認できた程度で、どちらといえば春を目前にして膨らんだ木の芽を観察するほうが多かった観察会だった。
 木や草花の名前を憶えるのがまったく苦手な私はほとんどその名を憶えることができなかったが、木や草花には意外なほど雄花(株)、雌花(株)に分かれていることをガイドから教えられた。
 また、参加者の中にはこうした観察会に数多く参加している人が多いようで、ガイドに積極的に問いかけ知識を増やしている人も目立った。

        
     ※ フキノトウの雄花、雌花を知っていますか?こちらが「雌花」だそうです。

        
        ※ そしてこちらが「雄花」その違いが分かりますか?

 植物の観察とともに、今回は木の葉がまだ出ていなかったこともあり、鳥の姿を数多く確認することができた。特にゲラの仲間が目立ち、コゲラ、ヤマゲラ、アカゲラを確認することができた。ガイドから「シマエナガ」という鳥を教えてもらったが、その姿はとても小さくてまるでハチドリのような可愛らしかった。

        
      ※ こうした木の芽が膨らんでいるのをたくさん説明されました。
       ちなみにこの芽は「エゾニワトコ」の花の芽です。         

 自然観察会に参加したとき、いつも生物の名を憶えることができずに落ち込むのだが、そのことはもうあきらめている。
 だから、今回に関して言えば体全体で森の春の息吹を感ずることができたことで「ヨシ」としたいと思っている。

        
        ※ 最後の写真は春の花の定番「福寿草」です。