田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

地下歩行空間を活かす! 前編

2011-04-17 20:34:22 | 講演・講義・フォーラム等
 札幌駅前通地下歩行空間が3月12日に開通して1ヶ月が経った。札幌市にとってビッグプロジェクトである地下歩行空間の開通をいかにまちづくりに繋げるのか、という趣旨のフォーラムに参加した。

         

 4月17日(日)、道新ぶんぶんクラブ主催で「地下歩行空間・開通記念 変わる札幌中心部~まちづくりフォーラム」という長いタイトルのフォーラムに参加してきた。
 フォーラムのプログラムは、
①地下歩行空間の歩み紹介(札幌市建設局説明)
②第1部 パネルディスカッション
③第2部 小グループに分かれての意見交換
④意見紹介、まとめ
という内容であった。

 札幌建設局による「地下歩行空間の歩み紹介」は、スライドを使用し工事の歩みや安全面の配慮、内装の工夫などについて、適切な解説でとても分かりやすい説明であった。
 記憶に残ったこととして、①防災・防犯のために104台の監視カメラが設置されていること。②停電のバックアップ体制として一次だけではなく、二次的バックアップ体制を取っていること。③内装の石材として札幌軟石ならぬ札幌硬石が使用されていること、等々について説明を受けた。

 続いてのパネルディスカッションに登壇したのは。
①広川雄一氏(札幌大通まちづくり会社社長)
②越山 元氏(札幌駅前通まちづくり会社社長)
③猪熊梨恵氏(札幌オオドオリ大学学長)
の3名だった。

        

 3人の話から次のようなことが主張されたり、明らかになったりした。
・大震災直後の開通だったが、予想以上の人出だった。しかし、それが商店の売り上げ増に直接は結びついていない。
・具体的な通行量 3/12~112,758人 3/14~105,004人 3/28~87,000人
・地下歩行空間は道路部分と広場部分に分かれるが、広場部分の活用が課題。
・地下歩行空間も含めて札幌の街を外からの目線で見てみることによって活用策が見えてくるのではないか。
・札幌中心街を人々が回遊するために地上も地下も繁栄する方策を模索したい。
・人々は「個性」を求めている。地上らしさ、地下らしさ、札幌らしさを探したい。
などなどといった意見が提示された。

 これを受けて、第2部では小グループに分かれての意見交換が行われたが、この意見交換でユニークな提言がいろいろと提起された。
 以下は明日レポートすることにします。