田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌Cafe紀行 №112 STARBUCKS 札幌グランドホテル店

2012-04-20 23:11:27 | 札幌Cafe紀行
 スターバックスはスターバックスである。いい意味でチェーン店の良さが出ているカフェと言えそうである。セルフサービス方式ではあるが、上品さを失っていないスマートさがこの店の売りだろうか?


          
          ※ スターバックス札幌グランドホテル店の店外です。

 札幌市内で16店舗も展開しているスターバックスですがこの札幌Cafe紀行には初登場である。別に敬遠しているわけだはなく、これまでも何度か利用していたのだが初めて登場させてみた。

 グラントホテル内で行われるイベントに参加するため友人との待ち合わせ場所として利用した。ちょうど昼時とあって休息に訪れたサラリーマンなどで満席状態だった。
 スタッフが窓際のカウンター席に空席を見つけて私を案内してくれた。

          
          ※ 写真のように店内は混み合っていました。
 
 セルフの店の場合は当然プリペイ方式である。小腹を満たす意味もあって、私は「シュガードーナツ」(200円)と「ドリップコーヒー(S)」(300円)をオーダーした。

 座席は札幌のビル街を往来する人たちを眺めながらコーヒーでほっと一息つくには絶好のロケーションである。
 そしてスターバックス系列店のほとんどがそうであるように、グランドホテル店も無線LANが設備されていて、コーヒーを片手にPCやipod端末を操っている人もいる。私が座ったカウンター席には電源の端末のプラグまで用意されていて、PC族には至れり尽くせりの感がある。                                                                          
 さて、提供されたスイーツとドリングだが、シュガードーナツはその名のとおり砂糖をまぶしたドーナツだったが、ややお腹が空いていた私には心地良い甘さだった。また、コーヒーの方はクセがなく万人向きの味だったと記しておこう。その量がショートとはいえ、私には十分な量だった。

          
          ※ 私がオーダーしたコーヒーとシュガードーナツです。

 この日は新製品(ホワイトチョコレートプディング)をPRする日だったのか、スタッフがホワイトチョコレートプディングを載せたチョコレートクッキークランプルフセペチーノ(ショートサイズ)という舌をかみそうな新製品の試供品を提供してくれた。この業界もいろいろと創意と工夫を重ねているんだな、と思わせてくれた。

          
          ※ 試供品として提供されたチョコレートクッキークランプルフセペチーノ(ショートサイズ)です。
 
 さらに、レシートを見ると当日に限って系列店も含めてドリップコーヒー(ホット/アイスどちらでも)を100円で提供するというサービスも行っているとのことだった。

【STABUCKS 札幌グランドホテル店 データー】
札幌市中央区北1条西4丁目 札幌グランドホテル東館1F
電  話 011-222-8060
営業時間 (月~金)7:00~22:00 
     (土日祝)7:30~22:00      
定休日  無
座 席  59席
駐車場  無(ホテルの駐車場有)
入店日  ‘12/04/18

札幌近郊低山紀行 №19 野牛山 with スノーシュー 後編

2012-04-19 12:40:39 | 北海道低山紀行 & Other
 野牛山(やぎゅうざん)の山頂に立って、後は下りるだけだったのだがこれが意外に難しかった。私たちは登るより多くの時間を費やして、登山口とは反対の滝野集落に下り立ったのだった。 

 野牛山を後にして、私たちはしばらく尾根伝いに進んだ。パーティの中の人話によると途中で[野中山]というところを通過するという。
 しばらく行くと、朽ちた百葉箱が二つ目に入った。

          
          ※ 朽ちた百葉箱は何を表すのだろうか?この山中で気象観測をしていたのだろうか?

 朽ちた百葉箱のところでリーダーはストップし、マップを取り出し現在地を確認していた。はっきりはしなかったようだが、どうやら[野中山]の山頂近くだったようだ。

          
          ※ 標識はどこにも見当たらなかったが、青いアウターを着た人の後方が[野中山]山頂のようだ。

 そこからは一路下りが続いた。
 この下りが大変だった。雪上とあって、リーダーは上り同様に真っ直ぐに下りてゆくのだ。リーダーは一本杖(昔風の竹製の一本ストック)を器用に使ってカンジキを滑らせながら下りていく。
 私はというと、スノーシューには滑り止めの爪がついているためにカンジキのように滑らかには滑らない。それでも急な斜度のところでは滑り下りなければならない。雪は腐っている。バランスを崩して何度も雪の中に倒れた。

          
          ※ このように私たちはやわらかくなった雪の上を下山してきた。

          
          ※ リーダーの一本杖です。年季が入った山男と見ました。

 途中でリーダーが足を止めた。そこには木の根元の皮がぺろりと剥かれてしまったカラマツの木が立っていた。エゾヤチネズミの仕業だという。カラマツは早晩枯れてしまうだろうとのことだった。

          
          ※ このようにぺろりと剥かれてしまったカラマツは痛々しい表情でした。

 高度が下がってくると雪はますますやわらかくなってきた。
 小さな小川が見えてきた。その側まで行ったときリーダーの体がすっぽりと半身埋まってしまった。雪の下が空洞になっている証拠だろう。雪が消えるのも間もなくだ。

          
          ※ 春はすぐそこまで来ています。私たちはこの小川を渡って下山しました。

 野牛山から下りはじめて1時間15分。雪が消えてアスファルト道路が顔を出した。見ると近くには民家も見える。登山口の滝野集落に着いたようだ。
 そこで私はスノーシューを脱いだ。

          
          ※ 雪が途切れたところでカンジキを脱いで、下山も終了です。

 時間にして2時間少々の小さな山の登山だった。
 それほど疲れてはいないと思っていたのだが、大違いだった。
 昨日も、そして今朝(19日朝)も、いつもの時間には起きることができなかった。かなり疲労したようだ。
 やはりやわらかい雪が体力を相当奪ったようだ。そして下りで滑ったときにも…。
 それでも私の中には心地良い疲労感が残っている。

 今、夏の「札幌近郊低山紀行」を思っている。
 昨年秋の熊騒動はどうやら今年も続きそうだ。そうすると、私が行っている単独行はどうしても不安になる。
 今回のように登山団体やグループが主催する登山会にスポット参加するのが一番良い方法かな?と今思っている。
 他に何か良い方法があるだろうか?

【野牛山 登山データー(春山の雪中登山で野牛山を中心に横断する登山)】
標 高  539.2m
駐車場  登山口、下山口それぞれ数台の車を駐車するスペース有。
行 程  エンジュダイラ(登山口)→(50分)→野牛山山頂→(85分)→滝野集落
時 間  登山(約50分) 下山(約1時間25分)
         ※ 野牛山から滝野集落間に[野中山]を通過した。

天 候  曇り、一時小雨&霧雨
登山日  ‘12/04/17

札幌近郊低山紀行 野牛山 with スノーシュー 前編

2012-04-18 22:08:19 | 北海道低山紀行 & Other

 スノーシューをもう一度だけ楽しみたいと「NPO法人 森林遊びサポートセンター」主催のカンジキ登山に参加した。小雨交じりの天候に腐れ雪、けっしてコンディションは良くなかったがそれなりに楽しめた登山だった。

          
          ※ 野牛山のカラマツの林の中を往く私たちのパーティです。

 某所で「カンジキ登山を楽しみませんか! NPO法人 森林遊びサポートセンター」というチラシを目にした。そこに記載されていた情報は「4月17日 野牛山横断 エンジュダイラ~清水沢」というだけだった。
 電話で問い合わせてみると、スノーシューを持参しても良いという。当日(17日)朝、8時までにテレビ塔下まで行くと、マイクロバスが待っているという。
 スノーシューができるというので、野牛山(やぎゅうざん)がどこにあるのかも知らずに参加することにした。(センターのHPで初級の登山、参加費が3,000円ということは確認していた)

 参加者はリーダー、サブリーダーを加えて8名(男性5名、女性3名)と思っていたより小さなパーティだった。年代は私も含めてかなり高い年代のようだ。
 私以外はみなさん顔見知りのようにも感じたが、はたして私のようなスポット参加の方もいたのだろうか?
 マイクロバスは真駒内を過ぎ、国道453号線(札幌から支笏湖へ向かう道)の途中から林道に入って止まった。そこがエジュダイラといって、ちょうど滝野公園の裏側(南側)にあたるところだった。つまり野牛山は滝野公園の裏側に位置する山だった。

          
          ※ 雨具を身に着け、カンジキを装着しているところです。

 バスを降りてみると小雨が降っている。
 レインコートの上下を身に付け、ザックにも雨具をかけ、スノーシューを装着してさっそく登山開始である。私以外は全員カンジキだった。カンジキに何かこだわりがあるのだろうか?
 登山道とは違うコースをやや直登気味にリーダーを先頭に登り始めた。(これが冬山登山の面白さの一つだ)真冬のようなサラサラ雪とは違い、水分をたっぷり含んだ春の雪は重く、そして深く沈む。
 登り始めて15分もしないうちに汗が噴き出てきた。小休止をして、インナーを一枚脱ぐことにした。

          
          ※ このような林間を登り続けました。         

 リーダーはかなりの年輩と見たが、さすがリーダーである。登山道ではないコースを経験と勘を頼りにぐんぐん登っていく。迂回する登山道と違い直登気味の登山は、いくら鍛えているとはいえリーダーの年齢では辛いはずだ。そんな様子も見せるのだが、ちょっと休息を入れるとたちまち回復してしまうらしい。
 私はというと、リーダーよりはまだ少し若いためかリーダーに付かず離れずに付いていくことができた。

          
          ※ リーダーを写したつもりでしたが、リーダーは左の木の陰に隠れてしまいました。

 登り始めて約50分、誰かが「あっ、頂上だ!」という声の方を見ると、「野牛山・頂上」という小さな看板が見えた。なんだかあっけなく頂上に到達した思いだった。

          
          ※ 野牛山の頂上の小さな看板です。

 頂上は雨は上がっていたが、霧に包まれ何も見えない状態だった。

          
          ※ 頂上はご覧のように霧で真っ白、何も見えませんでした。

 予定ではここで昼食のはずだったが、時間はまだ午前9時50分なのでまだまだ昼食とはならない。天候のせいもあり、かなりのペースで登ってきたようだ。
 頂上の近くに、昭和57年12月に雷が落ちて燃えたオンコ(イチイ)の幹が立っていた。ベテラン氏によると、以前はそのオンコの木が頂上の印だったとか…。

               
               ※ 黒焦げになったオンコの幹です。説明版が付けられていました。

 眺望も効かず、さりとて昼食には早いということで、私たちは早々に野牛山を後にした。
                                 (以降は後編に)


南川次官 環境行政を語る

2012-04-17 22:04:26 | 講演・講義・フォーラム等
 環境省の事務方のトップである事務次官の南川英樹氏が来札し、環境行政について市民に直接語るのを聞いた。環境行政が思っていた以上に幅広い分野に及ぶことを教えられた。 

 環境省(以前は環境庁だったが)というと、地球環境の保全とか、自然環境の保護などに関わるお役所というイメージがあった。
 しかし、南川次官から語られた内容は東日本大震災の災害からの復旧・復興、そして原子力に関することなどであった。
 私のイメージが違っていたわけではないのだが、その守備範囲は思いのほか広いことを認識させられた説明会だった。

          

 4月16日(月)夜、京王プラザホテルにおいて「環境行政に関する全国説明会(札幌会場)」が行われ、行政の事務方トップの話を聞く機会などそうないと思い、出かけてみた。
 南川次官の説明(講演)の演題は「東日本大震災と環境行政 ~日本の再生可能エネルギーを世界最高水準に~」というものであった。
 演題を聞いたとき「お~っ」と思った。私が想像していた内容とは少し違った話になると予想したからだった。
 用意されたレジュメには次のような見出しが記されていた。
    Ⅰ.東日本大震災以降の新しいミッション
      1.災害廃棄物の処理
      2.放射性物質に汚染された土壌の除染等
      3.三陸復興国立公園(仮称)
      4.原子力安全規制の見直し 

          

 レジュメを見ると、今政治の世界で課題となっていることばかりが並んでいる。まさに環境省は日本の行く末を左右する鍵を握っている役所とさえ言えるのではないか。
 それだけに話は若干専門的に過ぎたとも云え、行政に疎い私には理解できぬことが多かった。それもそのはず、説明会は一般市民にも開かれたものではあったが、参加者の多くは市町村の環境行政を担っている人、あるいは環境問題について市民運動に取り組んでいる人などが多いように見受けられた。

 非常に多岐にわたる話の中から、私が興味をおぼえた(私の勉強不足でもあるのだが)のは「原子力安全・保安院の原子力安全規制部門が環境省の外局として原子力規制庁が設置」されるということだった。
 まさにこれからの日本の行く末を左右するエネルギー問題について安全面から深く関与していく役所となることを物語る一つの例である。

 また、今回このように環境省が全国において次官自らが説明会で説明するということは、災害廃棄物の処理問題で全国の自治体に理解を得るためだったようにも思われる。

 説明会全体を通じて、南川次官の非常に誠実な姿勢が印象的だったが、このことも環境省が日本の行く末を左右する責任ある官庁となってきたことの表れなのではと感じた説明会だった。


アルテルナンテラは今…

2012-04-16 22:14:35 | 環境 & 自然 & 観察会
 市立大通高校のW先生から電話があった。「アルテルナンテラの苗が順調に育っています。ビニールポットに植え替えてもよろしいでしょうか?」と…。久しく見ていなかったアルテルナンテラに再会するため大通高校に向かった…。 

          
          ※ 一昨年、黄葉を用いて描いたART文字です。

 アルテルナンテラは私が道立近代美術館前の空き地に「ART」文字を描くための大切なアイテムである。過去2年間はホームセンターから苗を買い求めていたのだが、今年は市立大通高校の「暮らしの緑化」コースの生徒さんたちの手によって苗を冬越しをしてもらっていたのだ。
 2月末には生徒たちの手によって挿し芽をして、新たな苗づくりを行っていた。
 その苗が順調に育ち、植え替えする時期になったという。

          
          ※ 挿し芽をしてから一か月半、苗は順調に育っていました。

 大通高校は新学期の慌ただしさがどことなく感じられる雰囲気の中にあった。
 W先生は言う。「新しく編成された『暮らしの緑化』コースの初めて実習として苗の植え替えを体験させたい」と…。
 苗を育てている理科室に行ってみると、2月末に挿し芽したアルテルナンテラが元気よく新しい芽を出していた。根もかなり長く伸びている。植え替えには十分なタイミングである。私は即座に「OK!」を出した。

          
          ※ こちらは挿し芽をするために冬越しした親苗です。
 
 「私も手伝いましょう」と申し出たのだが、その必要はないという。W先生と生徒たちで植え替えはできるという。
 お任せすることにした。

          
          ※ 昨年は赤葉を用いてART文字を描きましたが、やはり黄葉の方がすっきりと見えるかも…。

 黄葉、赤葉それぞれ約200株。
 さらにこれから約一か月半、教室の中で育ててもらい、5月下旬には土の上に移植されることになるはずだ。
 今年はどのようにデザインした「ART」文字を描こうか?
 遅いと思っていた春がようやく本番を迎えつつある…。

えべつ自然散歩講座

2012-04-15 21:38:01 | 環境 & 自然 & 観察会
 時間と暇だけはたっぷりとあるオヤジはとうとう江別市の講座にまで顔を出した。雪解けが進む野幌自然公園内で活動する生き物たちを観察した。講師の富川氏の博識ぶりに感動した。もっと氏の話を聞きたかったのだが…。 

       
       ※ この日の私の最高の収穫だったコゲラが木をつつく様子です。嬉しかったのでサイズを大きくして載せることにしました。

 4月14日(土)江別市公民館が主催する「えべつ自然散歩講座」に参加した。「雪解けの森の径と活動する生き物たち」というテーマで、(株)野生生物総合研究所の富川徹氏が講師を務められた。参加者は30数名とかなりの人数だった。

 春らしい絶好の好天の中、開講直後にノスリとオジロワシが私たちの頭上をゆっくりと旋回してくれた。シャッターチャンス!とばかりに狙ったのだが、望遠のフレーム内には収まってくれず撮ることができなかった。残念!!

          
          ※ 森林公園内はこのように一列になって進むしかありませんでした。

 雪解けが進む森林公園内を講師が先頭に縦一列になって進む。公園内はまだまだ雪が7~80㎝くらいあり、踏み跡を外すとズボッとぬかるむので要注意である。
 講師の富川氏は、鳥たちの僅かな鳴き声で、あるいはさっと飛び去っただけで、とっさに「あっ、今コゲラが鳴きました」、「あそこを越冬したアカタテハが飛んでいます」と即座に森の生き物たちの名を私たちに告げてくれます。
 残念だったのは、私は列の後方に位置してしまったために富川氏の解説をほとんど聞けなかったことだ。森の成り立ち、春の生き物たちの行動などについてかなり詳しい説明をされていたようなのだが、後列の私たちには届かなかった。
 参加者全体が講師の話を聞くことができるような配慮をしてくれると有り難いのだが…。

          
          ※ 時にはこのように立ち止まって受講者を輪にして話をしてくれたこともあったのですが…。

 私は講師の話にできるだけ聞き耳を立てると共に、生き物たちのシャッターチャンスを狙った。素人カメラマンに動いている生き物を捉えるのは至難の業である。何度も何度もトライした結果、ようやく木を突くコゲラを望遠の中に収めることができた。縞模様の可愛らしい姿を収めることができたのがこの日の最大の収穫だった。

          
          ※ 水辺ではミズバショウの芽が水面から顔を出していました。
 
 今年はやはり春の到来が遅れているそうで、講師としては福寿草の花やサンショウウオの卵などの観察も予定していたとのことだったが、今年の場合は時期尚早だったようだ。
 野幌森林公園をフィールドにした講座はこの後も季節ごとに開催されるようである。都合がつくかぎり参加してみたいと思っています。

          
          ※ この日のもう一つの収穫だったアカタテハが木の幹に止まったところを写しました。

          
          ※ クマゲラ(と思われる)が木の皮をすっかり剥いでしまった様子を説明する講師です。

          
          ※ こちらもクマゲラが木の幹に開けた大きな食痕です。

札幌Cafe紀行 №111 LITTLE JUICE BAR

2012-04-14 22:45:16 | 札幌Cafe紀行
 いわゆる札幌軟石で造られた石蔵をリノベーションしたカフェである。新鮮な野菜や果物にこだわったカフェということです。健康志向の女性などには受けそうなカフェです。 

          
          ※ 重厚な外観とウインドウの中の鮮やかな色遣いのコントラストが魅力です。

 かなり以前のことになりますが、見知らぬ方(先方は私の名前を知っていたようだ)から「ブログ見ています。私の知人がやっているこちらの店にも行って見てください」と「LITTLE JUICE BAR」を紹介されていました。

 気になりながらも、創成川東地区とあって我が家からは遠かったこともありなかなか足が向きませんでした。
 今回、ウォーキングも兼ねて創成川東まで足を延ばしてみることにしました。
 店は石倉独特の重厚な感じを与える外観と、ウインドウから覗く明るい色づかいがコントラストを描いていて楽しそうな雰囲気を与えてくれます。

          
          ※ 一階のカウンターには写真のように新鮮な果物などが並べられています。

 店内に入ると、カウンターのところには色鮮やかな野菜や果物がガラスケース越しに見えます。ここでオーダーをしてから、2階のイートインスペースに向かうシステムになっています。
 私は昼時だったこともあり、ランチとして「フレッシュフルーツのパンケーキと甘夏生しぼりジュース」のセット(990円)をオーダーしました。

          
          ※ 二階のカウンター席です。簡素でありながらもかわいい色遣いです。

 2階のスペースはそれほど広くなく、4人掛けのテーブル席が一つありますが、他は全てカウンター形式に椅子が並んでいます。
 近くにあった雑誌を眺めているとオーダーしたものがスタッフによって階下から運ばれてきました。
 「甘夏生しぼり」はほど良い酸味と甘さがウォーキングで渇いた喉を潤してくれました。

          
          ※ いろいろな果物のフレッシュジュースが楽しめます。

 「フレッシュフルーツのパンケーキ」は ◆米粉のパンケーキ(4ピース)、◆生クリーム、◆季節のフルーツ(この日は、リンゴ、オレンジ、パイン)、自家製フルーツジャム(道産いちご「すずあかね」のジャム) といった内容でした。
 パンケーキは米粉のもちもち感がなんとも口に優しく、大量の生クリームをまぶして美味しくいただきました。季節のフルーツは、スタッフがわざわざ「石垣産のパインです」といって出してくれたところをみると、やはり国内産は貴重ということなのでしょうか?

          
          ※ 光量が不足してイメージとは少し違うのが残念です。たっぷりの生クリームが載っていました。

 場所的には都心からやや外れるためにアクセスに難がありますが、新鮮な野菜や果物をたっぷりと補給でき、健康志向の女性などからはおおいに支持される店ではないかと思いました。

【LITTLE JUICE BAR データー】
札幌市中央区南4条東3-11-1
電  話 011-213-5616
営業時間 11:00~20:00       
定休日  水曜日
座 席  10席
駐車場  無
入店日  ‘12/04/06

初めて古本を買ってもらった

2012-04-13 17:46:55 | その他

 「古本を売った」と言うよりは、「古本を買ってもらった」と言った方が今回の場合はしっくりくるような気がする。溜まっていた文庫本を処理しようと古本屋さん(BOOK-OFF)に持っていき買ってもらった。 

          

 「初めて」とタイトルを付けたが、実は地方にいたときに一度だけ手持ちの本を古本屋(BOOK-OFF)に持ち込んだことがあった。
 札幌に転居してマンションに入居する際、持っていた本を大量に処分する必要に迫られた。私は自分の好きな作家の本や、大切にしている本を除いてかなりの量(乗用車のトランクいっぱい、キャスター2台分だった)を持ち込んだのだ。
 しかし、買い取られたのはわずか3冊だけだったと記憶している。古い文芸書や教育書などは人気がないということなのだろうが、それにしてもショックだった。
 それ以来、私の中では「本を売る」という考えは起こらなかった。

 ところが札幌に転居してからもどうしても本は増え続けた。
 そこで今回思い切ることにした。部屋が片付かないという背に腹は代えられぬ事情があったからだ。とりあえず文庫本10冊を試みに持ち込んでみることにした。
 ウォーキングを兼ねて琴似の「BOOK-OFF」まで足を伸ばした。
 相場も何も分からない私だったが、10冊の文庫本の中に昨年10月発刊ばかりの中田宏前横浜市長が著した「政治家の殺し方」(1,000円)を入れておいた。新刊はどう評価されるのかと思って…。

 「BOOK-OFF」は古本業界の大手とあってスタッフの応対マニュアルがしっかりと出来上がっているようだった。とても丁寧な対応である。例えば「今回はお客さまの大切な本をお売りいただいてありがとうございます」といった具合である。
 本をカウンターに預けてから5分くらい経った頃に「計算ができた」と呼ばれた。
 スタッフは「このように見積もらせていただきましたが、よろしいでしょうか?」と言いながら10冊で380円との見積書を提示した。よろしいも何も、相場をしらない私は頷く以外になかった。

          

 見積書を詳しく見てみると、 ¥40×2, ¥20×4, ¥70×2, ¥40×2 計380円と記されていた。どの文庫本がどう評価されたのかについて確認はしなかったが、先に書いた新刊の「政治家の殺し方」が他の文庫本と同じ値を付けられたということにはちょっと疑問だった。
 わずか5分間くらいで評価するのだから、発行日などをいちいち確認していないのかもしれない。店独自の評価方法でもあるのだろうか?
 いずれにしても、私が当初予想していたほど酷い評価額ではなかったことは確かだった。

 まだまだ処分したい文庫本がたくさんある。
 今度はいつ店に持ち込もうか? 違う店も確かめてみようか?


映画 74 アーティスト

2012-04-12 22:51:27 | 映画観賞・感想

 本年度のアカデミー賞の作品賞をはじめ五つの賞を獲得した「アーティスト」を観た。白黒&サイレント映画という1927年のハリウッドを舞台にしたものだったが、せつなくて、温かくて…。白黒だから、サイレントだから…、映画の違う魅力を観た思いだった。
 
 この歳になって恥ずかしい話だが、自分の評価に自信を持てないことが多い。だから他者の評価を気にする。映画を観ようとする場合などそのことが顕著である。
 映画「アーティスト」が本年度のアカデミー賞で作品賞、監督賞、衣装デザイン賞、作曲賞と五つもの賞を獲得したということで「ぜひ観なくちゃ!」と思ったのだ。

          
          ※ この映画の主演、ジョージ役のジャン・デュジャルダンです。

 何時の時代にも新しいものに遭遇したとき、これまでのものに固執する者と、新しいものに果敢に挑む者がいる。
 サイレント時代にスターとして君臨していた主人公ジョージ(ジャン・デュジャルダン)はトーキーの時代が来てもサイレント映画に固執する。しかし、その決断は彼の凋落を意味した。
 一方、新人女優のペピー(ベレニス・ベジョ)はジョージの何気ないアドバイスをきっかけにトーキー映画のスターへと駆け上がっていく。

          
          ※ トーキー時代のスターへと駆け上がったペビー役のベレニス・ベジョです。(真ん中)

 時代の波に乗り遅れたジョージは収入も途絶え荒んだ生活を送っている。一方、ペビーは彼女にアドバイスをしてくれたジョージの親切が忘れられない。そこにドラマがあり、ジョージはペビーの助けを得て再起する…。

          
          ※ 再起を果たし二人で共演しているシーンです。

 まったくのサイレント。時おり字幕が挿入されるが、大半はスクリーンを追いかけながらストーリーを理解するしかないのだが…。
 これが意外とその表情、その仕草からストーリーを把握することは難しくなかった。(もっとも、ストーリーが難解でなかったということもあるが…)ただ、何度か口元を大きく写し出し、重要なセリフを言う場面があったのだが、母国語の人たちには読唇術で読み取れたのだろうが、私には無理だった。

 撮影技術も映像技術もどんどんと進化する時代にあって、白黒&サイレント映画とは時代を逆手に取ったという意味でアカデミー賞委員会も高く評価したのだろう。もちろん映画として完成度が高いことは言うまでもないことだが…。
 また一つ、素晴らしい作品に巡り合えた想いだった…。


札幌の花見のメッカ円山公園は今…

2012-04-11 20:46:58 | 札幌(圏)探訪
 札幌管区気象台は本日「札幌の積雪はゼロ」と発表した。そこで間もなく桜が満開となり花見客(いやジンギスカン客か?)でごった返す円山公園は現在どのような状態なのかと見に行ってきた。 

 このところ毎日ウォーキングに励んでいることについては数日前に触れた。
 ところがこれが毎日となると、その目的地の選定が悩ましい。毎日何からの用件を作って出かけるのだが、今日はその目的地に困ってしまった。

 テレビなどでは東京・上野公園での花見客で賑わう様子が報道されていたのを思い出し、あと20日もすれば多くの花見客(いやジンギスカン客)で賑わうであろう円山公園はどのような状態なのが見てくることにした。

 気象台の前の芝生の上は確かに積雪ゼロになった(例年より8日遅いとのこと)ということだが、はたして円山公園はどうなのだろうか?
 雨模様の中、傘をさして円山公園に向かった。
 ところが…。
 園内の通路の雪は消えているものの、公園内はまだまだ雪景色だった…。
 それはあたかも「花見なんてまだまだだよ~」と公園内の桜たちが言っているようにも思えた。

          
          ※ 円山公園の北口から入ったところはご覧のような雪景色でした。

          
          ※ 花見の季節になると多くの人たちが焼肉を楽しむところもご覧のような雪景色でした。

 ただ、春は確実に近づいてきているのは間違いない。雪の中からチューリップの芽がたくさん伸びていた。

          
          ※ 公園内の花壇では雪の中からにょきにょきとチューリップの芽が伸びていました。

 そして桜の花の芽が手の届く位置にあったので傍に寄って見てみた。まだ固い殻に包まれていたが、中では着々と開花の準備を進めているに違いない。

          
          ※ 桜の蕾はまだ固いようにも見えますが、心なしか膨らんで見えますかね?

 今日はまだ雪景色だった円山公園もこれからは急激に雪解けが進み、チューリップの花が咲いて、桜の蕾が膨らみ…。
 やがてたくさんの花見客を迎えるに違いない。

 春よ来い♪ は~やく来い♪
 歩きはじめたみ~ちゃんが…♪

 こんな歌を知っている人は少なくなったんだろうなぁ…。