管楽器の音色のシャワーを浴び続けた半日だった。春季休業中を利用し、北海道内の11の高校吹奏楽部がキタラに集い、交歓する第11回目のコンサートに耳を傾けた。
3月30日(木)夕刻、キタラにおいて表記スプリングコンサートを聴く機会を得た。私にとって吹奏楽は、管弦楽に比べて聴き慣れている分だけ敷居が低く感ずるのか、時には吹奏楽を聞いてみたい衝動に駆られるのだ。
その吹奏楽の良さをコンサートの冒頭に味わえた。11校の合同選抜バンドによるマーチ「シャイニング・ロード」だった。吹奏楽の魅力を味わえる一つがマーチである。吹奏楽でマーチが奏でられると、心の底からワクワクする思いがするのだ。
参加した11校の吹奏楽部と演奏曲目は次のとおりである。(演奏順)
①石狩翔陽高等学校吹奏楽局◇R.シシー/「ガリレオの月」より◇E.フンパーディンク/歌劇「ヘンデルとグレーテル」より
②北見商業高等学校吹奏楽局◇樽屋雅徳/マードックからの最後の手紙◇D.ダイヤ&C.スコット/スカイ・ハイ◇水野良樹/笑ってたいんだ
③岩見沢東高等学校吹奏楽局◇F.フェラン/交響曲第2番「キリストの受難」より◇G.ガーシュウィン/ラプソディー・イン・ブルー
④函館中部高等学校吹奏楽局◇F.v.スッペ/喜歌劇「スペードの女王」序曲◇J.マッキー/吹奏楽のための交響曲「ワインダーク・シー」
⑤札幌稲雲高等学校吹奏楽団◇M.アーノルド/「第六の幸運をもたらす宿」より◇真島俊夫/「三つのジャポニスム」より
⑥室蘭栄高等学校吹奏楽団◇松田彬人/三月の舞◇G.ガーシュウィン/パリのアメリカ人◇G.コリア/スペイン
⑦石狩南高等学校吹奏楽部◇A.リード/エル・カミーノ・シアル◇安藤まさひろ/トゥルース
⑧滝川高等学校吹奏楽局◇F.リスト/バッハの名による幻想曲とフーガ◇G.プッチーニ/歌劇「マノン・レスコー」より
⑨函館白百合学園中学高等学校吹奏楽団◇J.バーンズ/交響的序曲◇西山知宏/マーチ「春風の通り道」◇C.シェーンベルク/ミュージカル「レ・ミゼラブル」より
⑩帯広三条高等学校吹奏楽部◇高昌師/Mindscape for Wind Orchestra◇島田聖二構成/SWO PARTY 2017~68代スプリングセクション~
⑪旭川永嶺高等学校吹奏楽局◇八木澤教司/オアフ島の情景~碧き海と聖なる大地の歌◇A.メンケン/自由への扉◇M.デーヴィッド&A.ホフマン/ビビディ・バビディ・ブー◇北海道民謡/ソーラン節
以上の11校27曲だった。
参加校一覧を観てお気付きと思うが、札幌市内の高校は札幌稲雲高校ただ一校である。出場校がどのような基準で選ばれているのか測りかねるが、市内の高校が少なかったことが、聴衆の数にも影響したのか、若干少なめの聴衆だった。
コンサートは、各校が楽器入れ替え時間を含めておよそ20分間の持ち時間の中で演奏が披露された。選曲も、演奏の技術もそれぞれだったが、さすがに高校生ともなるとかなりの水準の演奏を聴かせてくれた。私は各校の演奏が終わるたびに、私なりの短評を書き込んだが、それを披露することは控えたい。
ただ、各校の選曲にそれぞれ個性が感じられていて面白い。中にはクラシック系の曲を2曲並べる学校もあったが、多くはクラシック系の重厚な曲と少し軽めの曲という組み合わせが多かった。異色は、室蘭栄高校のジャズ系の曲の選曲、そして演奏技術を披露したのが目立っていた。
帯広三条高校の紹介欄で「今日は今シーズンの折り返し地点です」と表記されていたが、コンクールが終わってからは3年生が引退しておよそ半年くらい経っているということだろう。これから新入生を迎えて、吹奏楽コンクールを目ざして各校が特訓に入ることを意味しているように受け取れた。
コンサートの最後に記念演奏ということで、最後に演奏した旭川永嶺高等学校吹奏楽局の伴奏で、出演者484名がステージやステージ後ろの客席に並んで、あのザード(坂井泉水)が遺した名曲「負けないで」を手話と共に大合唱したのは圧巻だった。
管楽器の音色のシャワーを浴び続けた4時間。「良い時間を過ごせたなぁ…」と思いながらキタラを後にした。
3月30日(木)夕刻、キタラにおいて表記スプリングコンサートを聴く機会を得た。私にとって吹奏楽は、管弦楽に比べて聴き慣れている分だけ敷居が低く感ずるのか、時には吹奏楽を聞いてみたい衝動に駆られるのだ。
その吹奏楽の良さをコンサートの冒頭に味わえた。11校の合同選抜バンドによるマーチ「シャイニング・ロード」だった。吹奏楽の魅力を味わえる一つがマーチである。吹奏楽でマーチが奏でられると、心の底からワクワクする思いがするのだ。
参加した11校の吹奏楽部と演奏曲目は次のとおりである。(演奏順)
①石狩翔陽高等学校吹奏楽局◇R.シシー/「ガリレオの月」より◇E.フンパーディンク/歌劇「ヘンデルとグレーテル」より
②北見商業高等学校吹奏楽局◇樽屋雅徳/マードックからの最後の手紙◇D.ダイヤ&C.スコット/スカイ・ハイ◇水野良樹/笑ってたいんだ
③岩見沢東高等学校吹奏楽局◇F.フェラン/交響曲第2番「キリストの受難」より◇G.ガーシュウィン/ラプソディー・イン・ブルー
④函館中部高等学校吹奏楽局◇F.v.スッペ/喜歌劇「スペードの女王」序曲◇J.マッキー/吹奏楽のための交響曲「ワインダーク・シー」
⑤札幌稲雲高等学校吹奏楽団◇M.アーノルド/「第六の幸運をもたらす宿」より◇真島俊夫/「三つのジャポニスム」より
⑥室蘭栄高等学校吹奏楽団◇松田彬人/三月の舞◇G.ガーシュウィン/パリのアメリカ人◇G.コリア/スペイン
⑦石狩南高等学校吹奏楽部◇A.リード/エル・カミーノ・シアル◇安藤まさひろ/トゥルース
⑧滝川高等学校吹奏楽局◇F.リスト/バッハの名による幻想曲とフーガ◇G.プッチーニ/歌劇「マノン・レスコー」より
⑨函館白百合学園中学高等学校吹奏楽団◇J.バーンズ/交響的序曲◇西山知宏/マーチ「春風の通り道」◇C.シェーンベルク/ミュージカル「レ・ミゼラブル」より
⑩帯広三条高等学校吹奏楽部◇高昌師/Mindscape for Wind Orchestra◇島田聖二構成/SWO PARTY 2017~68代スプリングセクション~
⑪旭川永嶺高等学校吹奏楽局◇八木澤教司/オアフ島の情景~碧き海と聖なる大地の歌◇A.メンケン/自由への扉◇M.デーヴィッド&A.ホフマン/ビビディ・バビディ・ブー◇北海道民謡/ソーラン節
以上の11校27曲だった。
参加校一覧を観てお気付きと思うが、札幌市内の高校は札幌稲雲高校ただ一校である。出場校がどのような基準で選ばれているのか測りかねるが、市内の高校が少なかったことが、聴衆の数にも影響したのか、若干少なめの聴衆だった。
コンサートは、各校が楽器入れ替え時間を含めておよそ20分間の持ち時間の中で演奏が披露された。選曲も、演奏の技術もそれぞれだったが、さすがに高校生ともなるとかなりの水準の演奏を聴かせてくれた。私は各校の演奏が終わるたびに、私なりの短評を書き込んだが、それを披露することは控えたい。
ただ、各校の選曲にそれぞれ個性が感じられていて面白い。中にはクラシック系の曲を2曲並べる学校もあったが、多くはクラシック系の重厚な曲と少し軽めの曲という組み合わせが多かった。異色は、室蘭栄高校のジャズ系の曲の選曲、そして演奏技術を披露したのが目立っていた。
帯広三条高校の紹介欄で「今日は今シーズンの折り返し地点です」と表記されていたが、コンクールが終わってからは3年生が引退しておよそ半年くらい経っているということだろう。これから新入生を迎えて、吹奏楽コンクールを目ざして各校が特訓に入ることを意味しているように受け取れた。
コンサートの最後に記念演奏ということで、最後に演奏した旭川永嶺高等学校吹奏楽局の伴奏で、出演者484名がステージやステージ後ろの客席に並んで、あのザード(坂井泉水)が遺した名曲「負けないで」を手話と共に大合唱したのは圧巻だった。
管楽器の音色のシャワーを浴び続けた4時間。「良い時間を過ごせたなぁ…」と思いながらキタラを後にした。