私が帚木蓬生さんのファンであることは何度も書きました。 著者は中間市在住ですから15分くらいの距離です。
この 【襲来】 蒙古襲来の事ですが ちょっと違うんです。 防塁の話でもないし・・・(もちろん出てきますが) 日蓮上人の話 ばかりでもないし・・
鎌倉時代 フィクションの部分が素晴らしいんです。 上巻はなかなか進みません。 でも下巻になったら 舞台は対馬 ヒトツバタゴの花が雪のよう・・・・というくだりがあります。
わが芦屋町の岡湊神社のなんじゃもんじゃは対馬から来ています。 著者はきっと 芦屋にこの花を見に来られたに違いない・・・そう思うだけで この本が2倍好きなんです。
この本は友人から借りました。 内館牧子著 【すぐ死ぬんだから】 あの 【終わった人】を思い出します。
この中でふと目にとまった言葉・・
金持ちは喧嘩しない・・・・ 私は喧嘩しないから そうか 金持ちか
幸福物は嫉妬せず・・・ 私は嫉妬するから幸福ものじゃないんだ・・・
(中学の時、逆必ずしも真ならず って習ったけどね。)
山川三千子 著 【女官】明治の 皇后宮の女官の記録 これは面白かったですね~
明治天皇は60歳で崩御 考えてみたら明治って45年まで(ちなみに亡父は明治45年生まれ) となると15か16で即位してるんです。
宮中言葉 これが面白い・・・ 見えるでしょうか・・
本の中でも 全部 丁寧語 たとえば お姿見くらいはいいとして 物置きを お物置き
最後に 佐伯泰英著(北九州出身) 【酔いどれ小藤次】 友人から20巻くらい貰って あしや会に回しているけど なかなか痛快です。
18巻目かな? 主人公はハンサムではなく 矮躯で顔もおかしい爺侍ですが 強いのなんのって・・・
この本を読んでみたいな~ って思ってくださる方がおられたら嬉しいです。
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