このところ読む本は、読書友から回ってくるものばかりです。いつも言ってますが人が選んだ本も又新鮮で楽しい物です。
そんな中から2冊ご紹介します。「クスノキの番人」 「希望の糸」 の2冊です。まずクスノキの番人からご紹介します。
「クスノキの番人」 実業之日本社文庫 その木に祈れば願いが叶う
この本は妹が先に読んで ここに出てくる叔母さんを読みながら 私を思い浮かべたというのが嬉しかった
伝えたいことを直接でなく クスノキに預念して クスノキから相手が その思いを受け取るという奇想天外な話です。
自分の認知症に気付いた叔母が 甥に言う言葉 若い貴方には分からないと思います。覚えておきたい事 大切な思い出 そうしたものが指の間から零れるように消えていくんです。その恐ろしさが分かりますか?途中のこの言葉が身につまされました。
オオクスと言って私が思い浮かべるのは築上町の 本庄の大楠です。いかにも奇跡が起こりそう・・・
もう一つご紹介するのは「希望の糸」講談社文庫 です。
タイトルの 糸 からでも分かるように 今回この2冊とも 血 というものに本当に感銘を受けました。
この糸を離さないといった その一節 たとえ会えなくても自分にとって大切な人間と見えない糸でつながっていると思えたら それだけで幸せだって。その糸がどんなに長くても希望を持てるって。だから死ぬまでその糸は離さない。
初めての東野圭吾さんでしたが この2冊 結構長い・・・そして最後の最後 泣かせます。
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