山形県のHPを見ていたら、標記の件が掲載されていました。今流行のパブリックコメントを募集しています。
「アユの禁漁期間の設定についての意見募集中」5/1-6/2の期間。
内容は; 山形県内水面漁業協同組合連合会の代表理事会長 尾崎一彦名で、山形県内水面漁場管理委員会会長 設楽作巳あての要請文書で、今年の3月16日付けで提出されています。
「山形県最上川流域(本流及び支流)と直接日本海に注ぐ河川の採捕禁止の指示について(要請)」という表題です。
もちろん目的は、「アユの産卵親魚の保護と海産アユ遡上促進を図る」ためです。
肝心の禁漁期間は;平成18年10月4日(水)から10月10日(火)までの7日間です。
単純な私は、おっ、なかなかいいことをやろうとしているんじゃん!と嬉しくなりました。でも、どういう形で禁漁とするのか、どういう保護体制をとるつもりなのかがはっきりしませんので、諸手をあげて万々歳!!とはいきません。
もしかして、単純に禁漁だけにして、何の手も打たないということも考えられますので。そうなると、単にやらないよりはやった方がいいというだけになりかねません。
傘下の各組合で、それぞれの河川で産卵場をきちんと確保して親魚を保護し、なおかつ産卵された卵の保護とと孵化した稚魚が無事に海にたどり着けるのか、まあ、多分そこまで考えた上での提案・要請ではあると思います。
この禁漁の実施は、すでに実施されてきているようで、17年度の報告も載っています。「平成17年度の産卵親魚保護効果について」、最上川におけるヤナ漁の場合で試算したところ、保護産卵親魚数が焼く7万尾と試算されたということです。全体では、投網等の漁法も制限されたことから、これ以上の保護効果があるものと考えられるとのことです。
えっ!たった7万尾!!??と思ってしまいましたが、これは多いのか少ないのか? やっぱり、たったそれだけか??とびっくりです。
内訳は、最上漁協管内(鮭川と真室川)が30,700尾で一番多く、次が小国川漁協管内の11,000尾、西置賜漁協管内(最上川の上流部)10,900尾となっています。
何にしてもいい結果がでてくれればありがたいと思います。