鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

矢作川漁業協同組合について

2006-05-16 23:13:14 | お知らせ

 今yodakinboさんのブログでは、綾北川ダムを例にして、ダムと河川の濁り・水量等について写真入で問題提起しています。書き込みもあります。

  手元に、平成18年4月14日付けの朝日新聞の切抜きがあります。「第7回明日への環境賞」を受賞した「矢作(やはぎ)川漁協」を紹介する記事です。

  矢作川には、何と明治以来中流域に7つの取水、発電用のダムがあると言うのです。当然鮎は放流に頼ってきました。

 90年代に8つ目として河口堰の計画が持ち上がったけれど、漁協は「これを許したら最後、川は死ぬ」と、開発を認めて補償をもらう繰り返しをやめたというのです。

 そして、流域に住む人と川の関係を再構築し、河川環境の再生を展望したいということで、天然鮎の回復を川の再生の指標として取り組みました。

  鮎の生態調査からコツも掴み、『ダムは環境を壊すが、流量調整機能を鮎復活に逆利用した』というのです。つまり、遡上期や秋に親鮎が産卵のために下る時期に、ダムの放流量を増やせば鮎は楽に移動することができるというわけです。

  組合長の言「鮎が増えた川は本当に水がきれいで地域の誇りになるのです。」と。

 これと同じことは「ここまで分かったアユの本」にも書かれています。


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