鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

こんどこそ、朝日ジャーナル

2008-11-12 23:42:20 | お知らせ

(今日もネットにつながるのに45分もかかった・・・・そのうちつながらなくなるかも・・・。) 

 先週7日ですか、ジャーナリストの筑紫哲也が亡くなりました。(敬称略)

 去年肺がんにかかったということを番組で告白し、治療に専念し一旦はテレビに復帰したものの、視聴率の低下が大きいのでしょうがキャスターが代わってしまい、テレビに出ることなく先週73歳の生涯を終えたということになります。

 朝日ジャーナルの編集長をしたことは知っていますが、私にとっての彼の存在は何といってもTBSの「ニュース23」です。

 当時は午後10時からは久米宏の「ニュースステーション」をみて、それから11時10分頃からは筑紫哲也の「ニュース23」をみる、というのが一日の流れでした。

 久米宏と筑紫哲也で、同じ事件に対してどのような切り口をみせるか、どのように報道するのかとても楽しみにしてみていた、見比べていたものです。 二人は対照的ではありましたが、ある意味ニュースに対する取り組み方が異なっていて、そういう見方、考え方もあるのかと考えさせられたものです。

 とくに、筑紫哲也の場合は、何といっても”多事争論”が目玉でした。愚直なまでに自分自身を押し通しました。 多分になるほどと思いながら聞いていた(見ていた)ものです。こういう硬派のキャスターがいてもいいだろうと思いながら。

 

 亡くなってからの各種メディアの報道では、何といっても”朝日ジャーナル”の編集長時代のことが大きく取り上げられていました。

 昨日のブログで写真をアップしましたが、朝日ジャーナルの最終号がこの前出てきました。正しくは「最終特別号」です。普段は100ページで定価350円のところ、最終号は150ページで390円でした。

 面白いのは、「噂の真相」と「エコノミスト」の広告です。

 

 「噂の真相」は1ページをまるまる使って「追悼!『朝日ジャーナル』休刊。朝日ジャーナル休刊・・・・。・・・。「朝ジャ」休刊によって、日本のメジャーマスコミの”良心”は死滅し、今後、ますます悪しき傾向を加速化させていくだろう。いったい、これから何を読めばいいのか・・・。・・・。でも、まだ『噂の真相』がある、と・・・。・・・以下略・・・」という形で自分の雑誌を「噂の真相」らしくPRしています。

 

 そしてもう一つは「エコノミスト」です。こちらは1ページの三分の一くらいのスペースを使っています。「(朝日ジャーナル編集部の皆さん ご苦労さまでした) イデオロギー喪失の時代、硬派ジャーナリズムにとっては受難の季節です。軽チャーだけがもてはやされる中、ジャーナルが消える。良きライバル、真の友人を失う思いです。・・・・。私たちは頑張り続ける覚悟です。カオスの底流で新しいイデーが芽生えることを信じて・・・・。エコノミスト編集長 小林 宏治」

 

 そして最終特別号の巻頭を飾っているのが「メディアへの大好奇心」と題しての、筑紫哲也と下村満子の対談です。 下村満子は朝ジャーの現役編集長です。 7ページにもわたる長い対談ですので、詳細は省略しますが、かれが朝日ジャーナルを編集するときのスタンスを次のように発言しています。

 

 「ぼくの編集長時代の『ジャーナル』が「軽チャー路線」って冷やかされたでしょう。ぼくは長い間、政治・国際記者をやってて、そういった報道に文化の視点がないことの不満があって、これを『ジャーナル』でやろうと思ったんですよ。その結果『ジャーナル』を非常に歪曲したようにいわれました・・・」

 

 

 

 

 


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