鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

7日の広瀬川

2011-08-08 22:31:47 | 広瀬川

 きのう7日も広瀬川に入りました。 青葉カワセミ会の釣り友二人と、三人で地元の広瀬川で竿を出しました。 ひとりが仕事が忙しく、7月1日の解禁日に竿を出せなかったばかりでなく、その後も川に入れませんでした。 だから彼にとってはきのうが解禁日ということになります。

 ことしの7月1日の解禁日は増水・濁りということもあり、散々(惨々)な結果でしたが、その後広瀬川は持ち直し?渇水が続き、少しは釣れる、だけど型は大きいという状況になっています。型は大きいけど数は少ないというべきでしょうか。

 私としても何とか釣って欲しい、大アユの引きを十分楽しんで欲しいと思い、前日釣った鮎を活けておきました。5匹。

 養殖アユではないアユをオトリにして何とか釣って欲しい、数は少ないけれども、いることはいる、だから歩き回って足で稼いで、釣って欲しい!!自分の釣りよりも彼が、彼に何とかして釣って欲しいという気持ちが圧倒的で、彼がそこそこ掛ければこっちも安心して自分の釣りに専念できるという思いで、活けておいたアユを2匹、彼の引き船に入れました。

 釣り場に到着して、おととい、きのう釣れた場所を教え、一番効率がいいであろうと思われる場所、右岸側岩盤のへチに入ってはどうかと案内しました。

 でも、現実は厳しい、甘くはない!!釣れません。 釣れないからでしょうが、あろうことか左岸からではなく、右岸の岩盤に上がって竿を出しているではないですか。 ここは絶対に左岸側から竿を出すべきところで、右岸から竿を出してもいいポイントへは鮎を入れられません。

 案の定釣れないから釣り下ることになります。右岸側を下ることになるのですが、右岸は断崖絶壁でおまけに大木が生い茂っています。この前の地震で崖崩れを起こしています。右岸には立たないようにしないと危険です。

 でもかれは右岸に立ち、釣り下ります。結果的には釣り下るにつれて右岸とはいっても崖から離れることになるので、心配はなくなりました。

         

 この瀬の右岸にやってきました。左岸からはもう一人が竿を出しています。この瀬は右岸左岸両方から竿を出せます。

 右岸から竿を出していた彼の目印が当たりを教えています。上に泳がせていた目印が、上流側に持っていかれます。 水中糸はナイロンの0.3号です。 そうです、掛かったのです、時間は掛かりましたが下流の瀬にやってきて、やっと大アユの当たり、強い引きを味わうことができたのです。

 慎重にやり取りして、何とか引き寄せて取り込みました。””拍手””です。 よかったあ~、掛かってくれた。 ホッとしました!!これはアユに感謝しなければ!!掛かりアユは23センチ以上の大きさです。

 さっそくオトリを交換して、同じところを泳がせます。上に泳いだと思ったらまたしても目印に大きな変化が、そうなのです、またしても掛かったのです!!入れ掛りです。 これも丁寧に引き寄せて取り込みました。

  珍しい。同じところで連荘なんて。 ああ、よかった。 これはもしかするともっと掛かるかも、・・・・。そう思いながらオトリ交換、さらに同じところを泳がせます。 すると、すると、そうなのです、またしても、・・・・

 掛かったのです、三連荘です。まさかこの瀬で同じような場所で三連荘なんて!!信じられない光景を見せられました。 しかし、・・・

 引き寄せるために竿を溜めている時に、あろうことか、なんということか、高切れ、親子丼となってしまったのです、・・・・・・。水中糸が岩盤等にこすれて弱くなっていたのでしょう。

 残酷です、鮎釣りにおける高切れは。 うまくいけば3匹キープとなるところ、2匹は水中に帰ったため、キープはたったの1匹に。 でもこれで大アユの引きを、大アユとのやり取りを3回も体験したわけです。気分としてはいいものです、悔しいけど。 気持ちは高揚しています。

 今度は左岸側から泳がせます。 私と異なり彼の表情は充実しています。彼の竿操作を背後から二人で見ていました。 流芯より右岸側を泳いでいた鮎の目印が水中に吸い込まれました。 誰が見ても明確な当たりです。堪らない当たりです。

 それからが大変でした。なかなか掛けた鮎は左岸側にやってきません。大きそうです。オトリ鮎の姿も見えません。 これは背掛りです。 掛かり鮎は対岸へ(右岸へ)逃げようとします。 釣り下るばかりで左岸に寄ってきません。 橋(澱橋)下近くの平瀬になってようやく引き寄せに成功しました。

        

 何分掛かったでしょうか? 本人は楽観していましたが、あまりにもそのままにしておくとバレル危険性があります。 それでも釣り人3人のパワーの勝利というべきでしょうか、掛かり鮎は無事タモに入りました。

        

 彼は午後も1匹追加しました。 十分満足して帰路に着きました。 こちらもホッと一安心です。

 以上は釣り友のことだけですが、自分は3匹掛けて、キープは1匹という有り様でした。 またもや高切れ、親子丼をやってしまったのです。強引過ぎたようです。 9時30分から12時30分まででの釣果です。

 これで5日から3連荘で川に入りました。 釣果は思わしくないですが、鮎が大きいだけ引きは楽しめます。時間も2時間から3時間くらいの釣りで、これなら集中してやれるし、体力的にもちょうどいいのかもしれません。

 何事もなければこれで4匹、大鮎ばかり4匹の釣果となったのです。 高切れは恐い、本当にもったいないことです。とくに大会では。


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