鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

米代川釣行

2011-08-22 16:10:39 | その他河川

 (その前に)

 南三陸町の戸倉小学校で5ヶ月遅れの卒業式がありました。もともとは3月18日に挙行する予定でしたが、大震災・大津波で被災し、卒業式ができないまま子どもたちは中学生になってしまったわけです。

 8月21日、中学生になった23人の子どもたちに戸倉小学校の卒業証書が手渡されました。 卒業証書は金庫に保管していたのですが、津波で水没し汚れてしまいましたが、先生方が乾燥させ、汚れを取ってきれいにした卒業証書です。

 先生方の思い入れが一杯詰まった卒業証書です。23人の卒業生も感慨無料ではなかったと思います。 この大震災を乗り切りつつある子どもたちです。 この未曾有の経験を活かし、きっと逞しく成長し、大きくなったら家族のため、地域のため、街のため、そして人のために大きく羽ばたいて欲しいものです。 きっとそうなることでしょう。

 それにしても今思うことは、大震災で親(両親とも、または片親)を亡くした子ども達が一杯います。その子どもたちの成長のために必要な支援を、長期にわたり幅広く手厚くして欲しいものです。

 そういう子どもたちについては、それぞれの町や県の福祉事務所が陰となりネットワークを組んで常に見守りつつ、必要な時には十分な支援をしていけるような体制をとってほしいと切に思います。

 そにためにも、尊い義援金に使途を、親を亡くした子どもたちのために一杯使ってほしい。義援金の使途についても割り切れないものがあります。借家住まいで、しかもその家庭に世帯主が二人いれば、全壊なら一人ずつ100万円、半壊なら一人ずつ50万円(金額は第二次配分の時のもの)もらえます。確かに精神的な負担や引越し等の費用は掛かりますが、持ち家の人と同じというのは何か割り切れません。

 そういう義援金なら親を亡くした子どもたちの将来の費用負担にあてて欲しいと思うのですが、おかしいでしょうか。

 話しがまたそれていきました。 23人の子どもたち、卒業おめでとう!!これからいろいろ困難は付きまとうけれども、挫けずに前向きに、柔軟に突き進んでほしいと思います。

 

 【 米代川釣行 ① 】

 こんなことがあっていいのでしょうか? いいのです!!いやあ、素晴らしい天気が、青葉カワセミ会の我々5人を待っていました。 感激です。 こんなにいい天気が我々を迎え入れてくれるなんて。

 仙台を午前6時過ぎに出発して、十和田インターで降りたのは9時でした。3時間もかからないで鹿角(かづの)市に着きました。時速100キロ、時に120キロでの到着で、米代川の下流域ではなく、上流部なら結構早く着くのだと実感したわけです。 数釣りなら下流域でしょうが、少しでも大きい鮎を釣りたいとなれば断然上流域です。

 何しろ米代川も渇水気味でしたが、17日の夕方辺りから雨に祟られ?濁り増水しました。20日に行く我々としては心配でした。 いっても増水で、濁っていてとても釣りにならないのではないか?? 釣り場の下見と温泉に入って、郷土料理を食べて終わりとなるかもしれないと半ば覚悟しながら、「テレメータ水位」を祈るような気持ちで見ていました。

 米代川上流部の”花輪”の水位です。

 17日の午後4時までは「-0.59」、それが5時では「-0.45」、6時は「ー0.26」とどんどん増水しているのが分かります。真夜中の24時は「0.48」となり、午後4時と比べると100センチ(1メートル)も増水していました。

 それも翌18日の午前6時に「0.04」となり、急激に水位は下がってきています。その後また増えて、真夜中の24時は「0.54」、きのうよりも増水しているじゃありませんか。

 でも19日になって劇的に水位は下がり、お昼は「-0.01」、午後5時「-0.11」、真夜中24時は「-0.29」となりました。

 そういう状況で20日を迎えたわけです。 20日の朝6時は「-0.36」、お昼は「-0.40」、午後5時では「-0.43」となっています。そういう中で我々は竿を出したわけです。

 まずは周りの空を見てください。 夏みたいではないですか。 (あとで分かったのですが、仙台は20日、21日とも強い雨降りだったとか)

    

          ( 上流側の山にかかる白雲 )

  

          (橋下流の左岸側の雲の様子)

     

             (橋下流の右岸側の雲の様子)

 入った場所は、「アユ釣り大明解MAP」を参考にして米代川の最上流部付近、稲村橋の上下です。ここはトロあり、荒瀬、急瀬、平瀬あり、しかも浅いところから深いところまで川相は最高です。いろいろな釣りを経験できます。

 オトリアユは turikiti23 で購入しました。(ここには犬、鎖につながれたネコ、リス、モルモットとかたくさんの動物がいます。) 1匹600円というのは仙台並みで正直言って高いです。できれば3匹で1,000円、せめて2匹で1,000円(@500円)くらいがいいところではないでしょうか。 調べてみたら4年前も同じ@600円でした。値上がりしていないということからすれば良しとしなければならないかも。

 日釣り券は1,000円で、これは安いです。 日釣り券は1,500円でもいいから、オトリは@500円にした方が、形としてはいいのではないかと思うのですが。米代川漁協関係者のみなさん、どうでしょうか??

 米代川に漁協が8つもあるのはどう考えてもおかしい、納得いかないというようなことは前にも書きましたので、興味のある方はご覧ください。(2007年8月31日です。)

 稲村橋の上下の流れです。垂涎の的というか、いい瀬ではないでしょうか!!じっくり鑑賞してください。

 駐車したところから見た橋の上流部です。

 

 これを間近で見ると、下のとおりで素晴らしい瀬が平瀬から早瀬、急瀬、荒瀬へと続きます。

        

 下の写真は橋の下流部から上流側を見たものです。橋下は急瀬から平瀬、そしてトロになっています。

 

 以下の3枚の写真は橋の下流域の様子です。

           

 滔々と流れているようにみえますが、深さは足の付け根くらいの深さの瀬です。深くはないといっても流れがありますので、そう簡単には横断はできません。

 

 土曜日の午前からでしたが、この付近ではなぜかあまり釣り人がいませんでした。上流部のいいポイントには釣り人の姿がたくさんみられましたが。 だから私はいろいろなポイントに竿を出してやろう、いろんな場所で釣りをしてみよう、こんなに広いところでいろんな瀬があり、きっと元気な米代川の天然鮎が待っているだろう、身を潜めて苔を食んでいるのではないかと勝手に思って、橋の上流部から下流域にドンドン釣り下りました。

          

 なんか、前書きばかりが長くなっていますが、実釣は明日以降にさせていただきます。 すみません。 お待ちください。

 

 

コメント (2)
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