鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

あなたの好きな河川の”鮎”は何?

2016-04-06 14:09:06 | お知らせ

t いやあ、こうやって二階から外を見ながらパソコンを操作していると、、、、まさに外の雰囲気は”夏”です。 (「魔弾の射手」序曲、久しぶりに聞きました。懐かしい旋律です。NHKFMです。これで片手に缶ビールとなったらもう最高でしょうね。)

 

 明るく眩しくムッとするような熱気が伝わってきそうです。 この感じは、そうです、”夏”です。河原では例によって高校生が中心となってクラブの練習に余念がありません。 

                   

  

       

 日が昇るのも早くなってきて、私としても早く起きるのが苦痛ではなくなりつつあります。かえって嬉しくなってきています。

            (午前5時30分過ぎ)

  

 そうそう学区内の少年野球チームも朝6時から早朝練習を、小学校の校庭を借りてやっているということです。監督は私と同級生です。偉いですね、すごいですね、体が動くというのが素晴らしいことです。

          (きょうの三角公園の桜

  

 

 きょう近くの東北大学の入学式があったようです。 私のときは4月の中旬頃が入学式だったような気がします。 今は国立大学も私立大学も授業料等が昔と比べると非常に高いということで一致していますが、一応それに見合ったかのような奨学金制度があるようなものの、利子が非常に高くて返済に難渋する学生がたくさんいるようです。(今の授業料と比べると昔はただみたいなものでした。当時の大蔵省が国立大学の授業料の大幅アップを言い出してから急激におかしくなったと感じています。名目は高い私立大学との均衡を図るというものでしたが、私立大学の方を下げるのではなく、国立の方を上げることにしたから。)

 何というひどい若者いじめでしょうか。 近い将来の日本を背負って立つ国民なのにこのひどい仕打ち。それでも現実がそうなのだからと、不本意ながらも現実に追随し自民党の独裁を許している、結果的に許さざるを得ないような社会経済状況はかなりの部分大人の責任なんでしょうね。

                 (分流脇の桜)

         

 せめて夏の参議院選挙、または衆参同時選挙においては自民党の独裁者に鉄槌を下してやりましょう。今回から18歳以上の人に選挙権がありますから、それを行使する絶好のチャンスです。投票率が高いということで高齢者にばかり手厚く福祉を充実させようとしていますが、私も含めて高齢者よりは若い世代により多くの予算を投下するように投票行動を起こすべきです。

 でないと、極端にいうと貧民救済という名の徴兵制が敷かれてしまいかねません。形は志願兵制度を装う(「「絶対に徴兵制はない!」と言っていますから。また徴兵制にしなくてもいいのですから。)でしょうが、食っていくためには兵隊にならざるを得ないような社会体制が、自由経済という名の下に知らないところで確実に進行していくことになるでしょう。

  社会経済的に苦しい立場の若者たちが、ほんの一握りの富裕層をさらに富裕にするために利用されるような社会にだけはしたくありません。 

     

 

 話しが逸れました。 小学校は明後日8日が入学式のようです。もう新年度になってほぼ1週間が経過しました。いやはや早いのなんのって・・・・・。 地域によっては5月下旬ころから鮎釣りが解禁になるところもあるようで、あと1ヶ月とちょっとの辛抱ということになります。

   

                        (堤防の桜の巨木)

 

                  

 上記の「鮎釣り2016」が発売されているということはすでに知らせしています。 その中に高橋勇夫さんの「鮎種苗の現在から入れ掛かり河川を考える」という記事が掲載されています。P122~124です。

 高橋さんといえば、天然鮎の資源保全活動で有名ですが、こういう本も出しています。この本は高橋さんと東 健作さんとの共著です。初版は2006年ですから、もう10年前のことになります。 「アユの本」 です。

          

 今回高橋さんは同じく東さんとtもに、 「天然アユの本」 を書いています。まだ手に入れていませんが、今年の3月30日の新聞に広告が載っていました。 ””天然鮎の習性を理解し、地域の宝として復活させるための名著。10年ぶりの大改訂””の本で、税別2000円です。築地書館発行です。値段が同じというところが嬉しいです。税金は違っていますが。

 

 話しは戻りまして、「鮎釣り2016」です。 まず、みなさんご存知のように鮎は大きく「天然鮎」と「放流鮎」に分けられます。 さらに「放流鮎」は、「湖産(琵琶湖産)」、「海産」(海で稚魚を捕って仕立てたもの)、「河川産」(川に遡上したものを採捕して放流用に使うもの)、「人工産」(卵から池で育てたもの。高橋さんは「人工」として「産」を付けていないが、ここでは便宜上付けました。

 天然鮎と湖産鮎との比較について次のように言っています。ナワバリに対する執着度は、湖産はナワバリに対する執着は強く、人が近づいても逃げないことが多く、天然はナワバリに執着する割合はやや少ない。

                        

 ナワバリに侵入する鮎に対する反応(追い方)は、湖産は追う回数こそ多いものの、追う範囲は1メートル程度と狭かったが、天然はその逆で、侵入する鮎を無視することがある一方で、追う時には2~3メートルの長い距離を追い回す。

 そこから得られる釣り方は、湖産ならば反応が出たポイントでオトリを止め気味に釣ると狭い範囲でも数が出るし、天然の場合はオトリの動くスピードを速くした方が効率がいい、と。

  

 人工産の場合は、「生産(飼育)の仕方」と「放流前の選抜の仕方」で性質が変わってくる。さらに、生産の仕方による違いは、「飼育環境」と「継代数」の二つが絡んでる。 つまり、天然の環境に近付けて飼育したか否かというのと、一つの親集団から何代にわたって生産したかということで、一般的には継代数が多いほど野性味を失い、釣れない魚になることが多い。

 選抜の方法による違いは、人工種苗には「よく釣れるもの」「よくも悪くもないもの」「ダメなもの」が平均的に混じっているので、どのロットを選抜して放流するかによって結果は大きく異なる。 釣る際には「よくも悪くもないもの」「ダメなもの」は基本的に群れるので、群れ鮎を狙う釣りを心掛ける必要がある。 群れやすい=臆病である

                                

 そしてよく言われていること、解禁当初に釣れるのは「放流」もので、「天然」ものは釣れるのが遅くなるという”常識”に対してこういっています。 解禁当初であっても天然鮎がたくさんいれば天然鮎が釣れるということであって、放流鮎から選別的に釣れるような事実はない!と。 つまり、天然鮎の遡上量の多さと天然鮎の漁獲率の高さはリンクしていたということです。

 最後に、「放流だけで漁場を維持することが、もはや困難になっている」のが現状で、量の問題と考えている限り自体が改善される可能性は低い、と。 はっきりと言ってはいませんが、如何にして天然遡上鮎の量を増やすか、天然遡上鮎が多くなるような環境をつくっていくかが大事ということを言っていると思います。

 

 きょう午後3時、仙台地方の桜が満開とのことです。


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