
一昨日は一日雪がチラついていたので奥多摩あたりは雪化粧しているだろうと思い翌朝の始発に乗って本仁田山を目指した。
この山に決めた理由は「行きやすい」という点。限られた時間の中、電車のみで奥多摩駅~山頂~鳩ノ巣駅のコースがとれるので気軽にスノーハイキングが楽しめるだろうと思ったのだ。
凍てつく空気の中一般道を歩くこと35分、登山口に到着した。

ここからは雪道。踏み跡があるので少々安心。しかもうっすら積もっている程度なので普段のペースとそれほど変わらない…と、思っていたが、次第に暑くなってくると気温差からかメガネが曇る曇る。そのため少し歩いてはメガネを拭くという作業がありペースが上がらなかった。
それでも次第に高度を稼ぎ、木々の隙間から雪をまとった峰々が見えてきた。やはり朝早く出てきて良かったなぁとしみじみ思った。この澄んだ空が山頂まで持ってくれるといいのだが。

急登を登りきり尾根に出ると、私の少し前を高校の山岳部が歩いていたのでその最後尾を暫くついて行った。
徐々に雪も深く(と言ってもたいしたことはないが)なってきたのでアイゼン装着。しっかりと食いつくのを感じながらゆっくりと登る。

山岳部が休憩の時に抜かすと踏み跡は無く、新雪に私が最初のトレースをつける。山頂が近づくにつれてイノシシが地面を掘った跡らしきものが多数見られた。昨日降った雪を掘り返してるということはまだ近くにいたのかも…。
結局イノシシに逢うこともなくそのエリアを抜けると同時に山頂も近づいてきたようだ。
つづく。
雪の本仁田山2