午後から勤務の夫の為に…って言うか、そのせいばっかりでもないが
一日午前中はスーパーと、午後から昼寝と草むしりの毎日なのを不憫だと思ったのか
以前会社の友人とツーリングへ行ったさいに見た風車を見に行くかって誘ってくれたのは
準夜勤明けの日曜日の事、朝もゆっくり目に起きた朝食後も10時を回った時刻だった。
確かに布引山の風力発電所は一度見たいと思っていた。
いっこんまさんのブログでも紹介されてたし
49号線沿いの風力発電は一機しかなく、写真に撮った事もあったが
この布引高原の風力発電は33機あると言う壮大な風景と布引大根の産地として知られている。
時は11時近く、コースは国道ではなく我が家から見える背炙り山コース。
東山温泉から背炙り山へと曲がりくねった山道を、ゆっくりと景色を眺めながら走る。
道路に覆いかぶさるように、濃い緑淡い緑黒っぽい緑…いろんな緑が
ぎらつく梅雨明けの日差しを遮るように…心なしか涼しさも際立つ。
キラキラと木漏れ日の中、ススキと鶯の鳴き声と道路には逃げ水と…。
なんせ今日は同乗者アリなので、思いついた所で写真が撮れなかったので
私の拙い表現で分っていただけるかどうか…。
背炙り山の頂上からまた山沿いの道をゆっくりと走り
途中いろんな所から水を汲みに来ると言われる、湖南町の湧水―黒森強清水があるのだが
ナビ役の夫は通り過ぎてからじゃないと言わないボッコレナビゲーターだ!
せっかくだから湧き水を飲んでみたかったのに!!
新しく開通された黒森トンネルを抜けると、遠く稜線に小さく風車が幾つか見えた。
胸は踊り…およそ4キロの山道を登り詰めると、言葉を失う!
デカイ、紺碧の空にそびえ立つ白い巨塔とでも言った方が良いのか!
静かな唸りを上げて、ソイツはゆっくりと回っていた。
見渡す限りの大根の畑と巨大な風車と、まるで外国の風景を見ているようであった。
そう言えば…愛媛県伊方町の風力発電所で住民が騒音を訴えていた話があったが
この布引高原だったら、そういう問題もないんだろうなぁ。
そんな事を考えながら、ゆっくりと風車の風景を堪能して時は1時。
お腹も空いてきた事だし、強清水に出て食事を…と話だったので
私の頭の中には蕎麦と天ぷらで一杯だった。
がしかし、日曜日とあり1時を過ぎてもどのお店も満員状態で
待つ事が嫌いな夫、別の場所で食う!と…仕方なしなし若松市内へと戻った。
挙句の果てに夫お勧めの食堂は可もなく不可ばっかりのお味で
私は少しくらい待ってても、強清水のざる蕎麦と天ぷらが食べたかった。
少しだけ不満が残った夫とのプチドライブ顛末の果てに撮った一枚。