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あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

猪苗代湖一周 湖南町から会津若松市への道

2012-06-11 22:32:37 | プチドライブ・地域の事

すっかり梅雨模様となってしまった、ここ2~3日
あんなに眩しい初夏を思わせるような天気が一転、気持ち肌寒げな
それでいて何となく蒸し暑い様な…こういう時に体調を崩しやすいのかもしれない。
体がついて行けなくなったのかなぁ、ことさら感じる。

前回は猪苗代湖も約半周ってとこだろうか
木漏れ日の中車は走り続け…前方に何かが見える!
湖のせり出した桟橋に、何かの観測所?のような建物が
あそこまで行けたら良いのにと思い近づいてみればオランダ釣り禁止の看板。


同じように右手方面に猪苗代湖を眺めながら走る。

ここで水質保全の管理とかしているのだろうか。
一般人は入れないようになっていたが
あそこまで行って、猪苗代湖の上に立ってみたいと思った。


しばらく車を走らせていくと湖岸道路の標識が見えた。

湖沿いに湖岸道路は続いて、右側は木が生い茂りその先には砂浜が
左側は普通に、まだ若草色の田んぼが並んで民家も見える。
ここはキャンプ地として利用しているようで
トイレや水洗い場などが設置されていた。


湖岸道路


時おり川の合間から猪苗代湖が光って見える。

この道はしばらく走って行くと行き止まりとなり
元来た道へと戻るような道なりに、けっこう距離がありそうなので
を入り…思い付くまま何となく車を走らせれば
道路から見える最後の浜を通り過ぎる道筋に廃屋があった。
暮らしがあった頃と同じように、若葉の茂る柿の木と名も知らぬ花と
後は雑草に覆われて朽ちかけていた。


ここが道路から見える最後の浜となる。

まあ、湖沿いに走っていれば会津若松市には戻れるはずと
いくつかの湖水浴場を通り過ぎて、湖南町へと
初めての町であり、どこを走ったらどこへ着くのか?
皆目見当もつかなかったが、今は良くしたもので
ちゃんと道路標識が案内してくれる。

会津若松市方面へと向かう途中
以前夫と布引山に風車を見に行った時に通った橋を見つけた。
ここまできたら、あとは楽勝で会津若松市へと帰れる。


目前に見えたトンネルは黒森トンネル。

黒森峠…会津若松市と郡山市の境に位置する峠で
かなり急なカーブの峠だったが、2003年秋黒森トンネルが開通し
旧道は冬季閉鎖されたが、今も通れるのだろうか。
ずいぶん昔だが、一度だけ通った事があった。

このトンネルを越えれば、会津若松市湊町となる。

あとは真っすぐに国道へ出れば
無事今日のプチドライブ猪苗代湖一周は終るのだが
暫くぶりに国道ではなく滝沢峠を降りてみる事にした。


滝沢峠入口

昔…ずいぶん昔、私がまだ子供だった頃は
若松市内から強清水まではこの道路を通っていた。
当時は今のように舗装されている道路ではなく、道幅も狭かったのではないだろうか。
子供会の旅行かなんかだと記憶しているのだが、観光バスが道なりに曲がるたびに
谷底へ落ちるのではないかと恐い思いをした思い出があった。

一時期滝沢峠か市内まで何分で降りられるかなんて
車やバイクが競争をしていると言った話を聞いたが
黒いタイヤ痕さえ見られない、今はそういう事もなくなったのだろう。

たしか…心霊スポットでもあった。
滝沢峠を深夜に車で走っていると三輪車に乗った子供に猛スピードで追い回され
追いつかれると車内に入ってくる、事故に遭うなどいろいろ噂があった。

滝沢峠の中腹には金掘というがあり
段々の田んぼのあちこちには休耕田が見かけられ
田んぼ自体も整地されて形良く並んではいるが
昔は不格好な田んぼだったのが想像される。

失くしてしまった故郷を見つけた様な気がする風景だった。


田んぼの風景


峠から見る長閑な風景に癒されながら、やがて見えて来た会津若松市街地。

久しぶりの本格的なドライブに少しの疲れとたくさんの満足感。
人間いつでも行ける状況になると、意外と行けないものなのかもしれない。
孫太郎のお迎えの寄り道くらいのドライブで満足していたが
またいつか機会があったらロングドライブを楽しみたいものだと思った。

 

 

 

コメント (38)
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