津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■細川小倉藩(313)寛永五年・日帳(七月朔日~ニ日)

2020-08-08 20:26:32 | 細川小倉藩

                      日帳(寛永五年七月)朔日~ニ日

         |              
         |  (前欠)
         |                         (松井興長)
麻生某初見    |一、麻生二郎兵衛子、今日初而御礼申上候、年ハ十八也、式ア殿御取次、

加判人ナキ扶持方 |一、土佐新太郎与之坊主衆、新太郎 御前を損居申ニ付、御扶持方ノ加判人ム御座候故、請取由儀不
ノ請取      |  罷成、いかゝ可仕哉と申ニ付、皆川治ア・林隠岐可判可然候、則両人へも其段可申候間、加判を
         |  取可申通、申渡候事、
歩小性溺死ス   |一、歩之御小性谷小八郎、六郎渕にて水をあひ候とて果申由、河上七右衛門被申来候、
         |                              (松本)(豊岡)
扶持方ニ忠利ノ印 |一、吉田太郎介・同十介 御印出申ニ付、よひよせ、頂戴させ、則彦進・甚丞へ相渡候事、
出ル       |
馬標持      |一、御馬印持之 御印も出申候、是又上野角左衛門・貫覚右衛門をよひ、頂戴させ、右両人へ相渡候        
         |  事、

         |(ママ)
         |一、

         |              
         |   二日
         |
         |一、山田喜斎ゟ飛脚、昨日申ノ下刻と書付在之状、夜ノ四つ過分ニ参着申候、 三斎様御気色いよ
         |  /\能御座候との添状参候ニ付、昨夜上ヶ不申との様子、平野九郎右衛門方へ申渡、喜斎ゟノ言
         |  状上ヶ申候事、
         |            (田中氏次)
田中氏次茶碗ヲ渡 |一、渡辺喜斎ちやわん壱つ、兵庫可取由ニ而、とり置候へ共、気ニ不入ニ付、真斎へ戻くれ候へと、
辺真斎へ返ス   |  被申置候、今日真斎ニ相渡候事、
進上ノ焼米時分過 |一、下ノ北方村百性藤五郎と申もの、 御前へ上り申やき米こしらへ持来申候、時分過たる米をこし
タルハ無用    |  らへ、其上むさき入物ニ入、持来候間、御郡奉行被申付様さたのかきり候、殊ニ時分過たる米ハ
ムサキ容器    |  御用ニ無之候間、いそき藤五郎ハ罷帰、可成ほとあをき米をこしらへ、上可申候、此方ゟ御重箱
青キ米ニテ作ラシ |  を持せ可遣候間、其内ニいそきこしらへ候へと申付、戻候、庄やノ名ハ二兵衛と申由申候事、
ム        |
         |一、井谷喜左衛門昨日病死致仕由、庄村五郎右衛門被申来候事、
         |               (気)                     (惟英)
三斎へ雲雀ノ叩進 |一、山田喜斎中津ゟ、 三斎様御機色弥能御座候由、次飛脚ニ而注進被申上候、明日竹原清太夫御使
上        |  ニ可被遣由、被仰出候事、御音信ニハ、雲雀のたゝき被進之候事、
         |一、沢少兵衛所ゟ、酉上刻之御状、次飛脚被申越し候ハ、 三斎様明日天気能候ヘハ、御鷹野ニ被成御
         |  座候由、中津御奉行衆ゟ被申越由、注進被申越候、子刻ニ次飛脚持参候事、

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■4年4ヶ月振り、豊肥線開通

2020-08-08 09:49:36 | 熊本

 熊本地震の復旧状況 
                                             国土交通省サイトから引用

 熊本大地震で阿蘇地区で大被害を受けた豊肥線が、今朝ほど開通した。
9時過ぎには特急「あそぼーい」も出発したようだ。阿蘇観光にもうれしいニュースだが、通勤通学の足が復活したことも喜ばしい。
加えて国道57号線や、北側復旧ルートが10月には開通の予定だし、明けて来年3月ころには阿蘇大橋が完成開通の見通しであり、国道325号線がようやくつながることになる。
熊本大地震からようやく立ち直りつつある阿蘇観光は、コロナ禍で又大打撃を受けた。
鉄道・国道・阿蘇大橋などの復旧完成をうけて大いなる期待があるが、コロナ禍の一日も早い終息を願いたい。

全国の皆様に「お出でまっせ」と大声でご案内出来ないことがもどかしい。

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■細川家家系図

2020-08-08 07:13:04 | オークション

              「細川家系譜」熊本細川藩 細川藤孝 細川幽斎 細川忠興 細川忠利 古文書

      

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■文久三年「恕斎日録」(36)

2020-08-08 06:50:25 | 恕斎日録

261
  八日晴  今朝 御発駕前 昨日被遊 御覧候馬之内 御
       目留り迄 二ノ鞍被仰付被遊 御覧候事
        乗手ハ昨日之面々也
       上江も 今川善七郎馬 御目留二付 御前へ
       引出候様被 仰付被為 召候事
        夜前被 召出候節 御家老衆ゟ 今朝者 上江
        茂被為 召候而も御宜被為在候筈之段被申
262
        上候處 乗りたくも存たれとも 餘り見物人多
        些おくして乗不申との被遊 御意候處 今朝
        之冷御酒に而餘程 御元気被為附 中嶋九兵
        衛ゟ朝御湯を差上候節ハ同人も酔躰二而 漸
        差上候様二有之候二付 上江も今朝者拝上
        人をも無御構被為 思召候段 跡達而御取次
        浅山左柄より噂いたし候事
       右馬 御覧被為済 昼頃に相成 直ニ同所被遊
       御発馬 小子儀者 夜前被 仰付之趣二付 松尾次
       郎昨馬無事に有之候由二付 此馬を借 騎馬ニ而
263
       御跡ゟ御供申上候 御道筋者 伊倉町ゟ東江御下         殿様帰館のルート
       り 夫ゟ桃田前塘筋御通り 向津留塘筋木葉町
       原又次郎宅 御小立 植木御茶屋 御昼休 出町
       口御入ニ而 御帰座
        右之通ニ付 御跡ゟ松野殿江附 御供申上居候
        處 中々御馬早く被為 召候ニ付 漸々引下り
        候處 桃田前塘筋ニ而 御次之内ゟ 召ます/\         殿様からの召し出しの連絡
        と被相傳候ニ付 御前江馬上乍ら罷出候處
        先に乗れと被遊 御意候間 直ニ御先ニ乗り
        候處 御左右之馬ゟ追懸候ニ付 小子乗り居候
264
        馬ハ若馬ニ而直ニ左ニ切れ□塘際ニ至り片
        足ハ踏はつし危く候處 漸右ニ引直し候處
         上江も御気遣候御模様ニ而 尚又御次
        ゟ召ます/\と被申傳候ニ付  直ニ 御前へ
        罷出候處 跡ゟのれとの 御意ニ付 尚又御跡
        へ下り 松野殿と一所ニ而御供申上候處 漸々
        おくれ 木葉 御小立ニ而於追付申上 御次衆
        へ挨拶いたし 御供中江元気付 下り酒もそへ
        猪肉の抔出し候處欽ニ相成候 暫ニ而被遊                                   =あつもの
         御立候間 直ニ御供申上候處 頓而 御乗切
265
         りニ而 中々御速ニ被為在 田原坂ニ而上り立
         少し斗御地道ニ被遊 中程ゟハ尚又坂をも御
         追上ヶ被遊候ニ付 漸々御跡へ下り 松野殿同
         道ニ而植木 御昼所ニ而御追付申上候 植木
         ヘハ永屋猪兵衛罷出御待受居申候事
        植木御茶屋ニ而 昼御休之節 永屋猪兵衛一同         植木御茶屋、昼休みでの団らん
        ニ尚被 召出候處 今朝ハ樽を遣したんと直ニ
        たへたそ 大ふんよふたそと被遊 御意候ニ付
        難有仕合奉存候と申上候處 嚊とハおまいの事
        との 御意ニ而 大ニ被遊 御笑候 御左右之
266
        衆ゟ永屋へ向 猪兵衛ゟ樽ハ上げぬかと申聞候
        處 猪兵衛江者約束ハないと 御意候處 猪兵衛ゟ
        申出候ニ者 猪兵衛儀ハ一向存不申候と申候ニ
        付 御側ゟ庄右衛門儀者帳口ニ而 猪兵衛ヘハい
        また相傳不仕候と相見候と申上候ニ付 小子ゟ
        ハ一子相傳ニ而 いまた相傳仕不申候と申上候
        處 大ニ被遊 御笑 そふてあろうとの 御意ニ
        而大なる杯を出セとの 御意ニ付 御側ゟ盃ハ
        有合不申候而大成茶漬茶碗を持出し候處 庄右
        衛門へ遣せとの 御意ニ付 直ニ手元へ遣候處
267
        爰へ参れと 御意ニ付 御間近罷出候處 御酌
        ニ而一盃被下候間 庄右衛門は此様大成物ニ而
        者たへ得不申と申上候處 夜前者なぜたへたそ
        の被遊 御意候ニ付 夜前ハ別段ニ而たへ申候
        と申上候處 今日ハ別段てハないかとの 御意
        難有奉存候と申上 直ニ頂戴仕候處 猪兵衛へ差
        と被遊 御意候ニ付 同人江尚又 御酌ニ而
        都合七杯頂戴いたし 小子ヘハ尚小サキ御盃ニ
        而被下候處 庄右衛門ハ爰へ参れ用が有と 御
        意ニ付 御側へ罷出候處 今少こゝへこひとの
268
        御意ニ付 御膝本ゟ訇寄り申候處 背中之紋所程
        之所を 御手ニ而暫御おさへ被遊候ニ付 如何
        被遊候哉と奉存平伏仕居候處 今一ッたへよ
        の 御意ニ而 尚又 御酌ニ而被下候而 既ニし
        たり候所ニ今一ッ重ねよがわるひとの 御        =験(げん)か
        意ニ而 尚又 御酌で頂戴仕候處 猪兵衛者供を
        セよとの御意ニ付 猪兵衛儀ハ歩行ニ而罷出候
        段申上候處 爰ニも馬がおろう 此方カ借て遣
        の 御意ニ付 猪兵衛夫ハ奉恐入 猪兵衛儀借用
        仕御供可申上段申上候 夫ゟ下り 小子者猪兵衛   
269 (欠)
270 (欠)
271
        者共へも奉存候事ニ而 先年 霊感院様御代
        御漁向ニ而 其所之御郡代某とか申物を被 召
        出候節 当年作方を被遊 御尋候處 豊年ニ而民
        喰も 御心遣不被遊候様申上候處 其以前 常並
        被 召出候節ハ 当年者作方不宜 下方も難澁仕
        候段言上いたし居候ニ付 君上ニも甚御不審
        ニ被 思召上 其子第被遊 御尋候處 頃日者常
        並之被 召出ニ付 御政事ニ預り候事ニ付 現実
        之所を以有躰ニ申上候 今日者御漁先之儀ニ付
        御慰之場ニ付 御慰ニ不被為差隙候様奉申上候
272
        段御返答ニ申上候處 君上ニも御感心被遊候
        との事を承り居候處 此節も御慰ニ被為在候様
        申上候段ハ 右之事 符合いたし感服被致候と
        之事 夫ゟ元気付共被出候 段々熟話ニ相成候未
        此節自身も猟之鴨を差上置候間 定而明日共ハ
        可被為拝領候間 明後日九郎右衛門初此身之御
        供伊倉連中案内いたし候心組ニ付 永尾も同道
        いたし罷越候様被申候事      

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