津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■細川小倉藩(320)寛永五年・日帳(七月十四~十五日)

2020-08-16 09:48:21 | 細川小倉藩

                      日帳(寛永五年七月)十四~十五日

         |              
         |   十四日
         |
忠利泰勝院ニ法事 |一、今朝六つ時ニ、 泰勝院へ被成御参候、御家中下々迄、御法事ニ相詰候、
ヲ修ス      |
         |一、伊勢因幡乗上り候御船頭十三郎罷下候、因幡無事ニ上着被仕候由候、
飛脚へ給与ノタメ |一、御船頭上田十三郎舟ニ、京銭弐拾貫文つミ下申候、方々ゟ御飛脚ニ可被遣ため也、
ノ京銭二十貫文ヲ |
積下ル      |
長崎ノ買物 巻物 |一、長崎ゟ、歩之御小性山本喜兵衛被罷戻候、御かい物ハ小篠角太夫舟ニつミ上せ申由ニ而、まきも
羊腹籠ノ皮九十九 |  の壱つ、ひつしのはらこもりの皮九十九枚持せ被戻候、則御納戸之吉山熊介ニ相渡候事
枚        |
         |一、御小人弥左衛門与勘介、長崎へ御飛脚ニ遣候事、
忠利燈籠幷花火ヲ |一、今晩は街中之燈炉を被成 御覧、花の火を被 仰付、被成 御覧候事、
見物ス      |

         |              
         |   十四日
         |
服忌欠礼ノ届   |一、岡本新九郎母相果申ニ付而、御礼ニも登城不仕候、中津へ罷越度由ニ候間、可被参由申渡候、右
         |  之様子ハ岡本源次申来候事、
金具屋長七初見  |一、金具屋長七、今日初而御礼申上候事、
飛脚ニ京銭二貫文 |一、魚住半右衛門尉所ゟ之飛脚ニ、京銭弐貫文可遣旨、被 仰付候事、
中瀬左太郎知行ヲ |一、中瀬左太郎殿へ、御知行被進之候事、
受ク       |
         |            御折かミ
竹田了由知行折紙 |一、竹田了由ニも、御知行〇被遣候事、
京都借銀ノ袖判  |一、寛永四年分、京都御借銀 御袖判拾六枚、宗像清兵衛・富嶋弥兵衛うけ返、被持下候を、 御前
寛永四年分十六枚 |         (皆川)
         |  へ差上申候処、治アを以被 仰出候ハ、菊野伊織・飯田才兵衛、此儀被為 仰付置候間、かの両
袖判ヲ消ス    |  人引合吟味仕、 御判をけし可申 御意ニ而、無相違ニ付、右両人 御判をけし被申候、
銀子百貫目借用ノ |一、保利與兵衛寛永四年 御袖判壱枚頂戴仕、京都にて銀子百貫目借用仕候、同年之暮ニ宗像清兵衛
利銀ヲ返弁シ元銀 |  ・富嶋弥兵衛利銀を返弁仕、元銀百貫目は其儘借用ニ仕、 御袖判かへ申、四年分之 御袖判
借用ノ袖判書替  |  壱枚差上、是も伊織・才兵衛御判けし被申候事、
袖判       |
京都借銀寛永五年 |一、寛永五年京都御借銀之御用ニ 御袖判弐拾枚、宗像清兵衛・富嶋弥兵衛請取申、 御袖判払方之
分払方案     |  事、
袖判二十枚    |
         |  一、拾三枚ハ、寛五ノ御借銀ニ渡申候、
利銀安キ方ニ借替 |  一、壱枚ハ、右十三枚ノ御袖判ノ内、高利御座候を、利足やすき銀ニかりかへ、御借状を仕直、取
         |       かへ申候、右高利之御袖判ハ取戻、只今上申候、
借銀去年分請戻シ |  一、壱枚ハ、保利與兵衛寛四ニ 御袖判壱枚頂戴仕候を、当年かりかへ申ニ渡、去年ノ 御袖判ハ
         |       請戻、只今上候事、
京都買物代銀   |  一、弐枚ハ、京都御買物ノ代銀御国御小遣銀、其外俄ニ御銀子入申儀可有御座候間、残置可申旨、
忠利在国中小遣銀 |       修理・兵庫申越ニ付而、小野九右衛門・佐藤少三郎・黒川甚左衛門ニ相渡置申候、則右   
俄ノ用      |       三人ノ請取切手、伊織・才兵衛両人ニ渡置候事、
未使用分ハ返還  |  一、三枚ハ、御用ニ罷不申ニ付、只今上申候
         |        以上
         |     寛永五七月十三日             宗像清兵衛
         |        浅山修理殿             冨嶋弥兵衛
         |         (氏次)
         |        田中兵庫殿
         |一、右弐拾枚之 御袖判、浅山修理・田中兵庫請取切手 御前へ上置申、宗像清兵衛・富嶋弥兵衛ニ
奉行ノ請取切手ヲ |  御袖判相渡、弐拾枚之払方、右両人被仕上ニ付、修理・兵庫請取切手被返下候を、才兵衛・伊織
破棄ス      |  被見候所にて、やふり申候事、
金山ノ欽箱    |一、御小人弥左衛門与久三郎ニ、御金山之御金箱持せ遣候、それニ、田川御郡奉行へ菊野伊織知行三
菊野伊織知行三百 |  百石被 召上候間、御代官可被申付候との状持せ遣、
石ヲ召上ゲラル  |
         |                            (台所人)
善徳寺酢醸造ニ蒸 |一、善徳酢を、来月五日時分ニ作り申候間、むし米壱石入申由、伊藤甚左衛門被申来候事、
米ヲ要ス     |
忠利川狩ス    |一、御川狩ニ被成御座候事、

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■植物採集「グレープアイビー・シッサス」

2020-08-16 09:47:38 | 徒然

                                       

  ちょっと郊外へ出て見たいという願望があるが、暑さと、コロナ禍と寄る年波と、交通手段がままならず、緑を楽しむのはお決まりのコースの朝の散歩だけである。
毎日スマホを首に下げて、植物観察をしている。
これは、シッサスの仲間のグレープアイビーとよばれるブドウ科の植物である。
自衛隊の東側側道のツツジの植え込みの中に、あちこちに顔を出している。根からこいで持ち帰り、鉢植えにして三週ほどになる。
すっかり根も活着したらしく、元気でつるを延ばし始めた。もう少し成長すると小さなブドウ状の実がつく。
観葉植物として大変人気のあり、グリーン・ハンギングで楽しまれたりする植物である。路傍の植物採取もなかなか楽しいものではある。

                                                                  

                                                                         某花屋さんのサイトから

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