津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■只今猛烈タイピング中

2023-09-30 21:45:26 | 花押

 ひょんなことで、森鴎外の小説「興津弥五右衛門の遺書」についてお話をすることになった。
在る方の古文書を読んで差上げたら、大先生呼ばわりをされて迷惑この上もないが、
男女取交っての7人ばかりの小さな集まりだそうだがが、準備はちゃんとしておかなければならない。
世話人の方のお話によると、「阿部一族は知っとるばってん、興津弥五右衛門てなしらんばい」と言う人が多いその話をしてほしいとのことである。
郷土の歴史には興味がお有りという事だから、「史実との矛盾‐鴎外にミスリードされた小説 興津弥五右衛門の遺書」と題してレジュメを作ろうかと思ったが、小難しい話はやめることにした。
小説の内容について簡単に解説しようかと考え、小説の全文をお渡ししようと思い至った。

青空文庫に小説が紹介されているから、これをコピーしようかと思ったが、著作権があることだからそれはまずい。
ならば暇に任せて、全文タイピングしようと思い立った。私の手元に在るその小説は全部で22頁、今日は5頁タイピングしたから、あと4日もあれば済むだろう。
皆さんにこの小説のコピーA4判数頁をお渡しして、会が終了した後にでも目を通していただけるようにとの思いである。
ただし、中身は史実ではなく「小説」ですよと、強調する処は強調して・・・

「酒はでまっせん、みんなが持ち寄った甘かもんば食いながら拝聴します・・謝礼金もありまっせんバッテン、宜しくお願いします」という、面白そうな会である。

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■小倉戦争と熊本藩(4)横井小楠と竹崎律次郎

2023-09-30 08:07:26 | 歴史

 私が今迄読んできた横井小楠・竹崎律次郎に関する書物では知られなかった、小倉戦争に関りを持っていたことを今回確認できたことは大いなる収穫であった。
何せ熊本藩では士卒に加え兵站に関わる人間を加えると5,800人が出陣している。
赤坂の戦いで熊本勢は長州勢に完勝した。言うならば高杉晋作に苦杯を飲ませたのである。
40数名の長州軍の死者は荼毘に付されたまま放置されていたという。これの埋葬を指示したのが横井小楠だとされる。現在も長州戦没者の慰霊碑が立ち並んでいる。
明治政府の樹立後、長州の木戸孝允が遺骨を長州に持ち帰りたいと申し出たら、それでは熊本の面目が立たないとこれを拒否したと伝聞されている。
しかし乍ら将軍家茂の死報を受けて、幕府の総監の小笠原壱岐守が戦場を離脱すると、助勢の九州各藩は帰国することになる。一人小笠原一族が長州と闘わざるを得なくなった。
押され気味の戦況の中、小笠原家は幼い世子・豊千代丸と一族を熊本に向かって非難を開始させる中、小倉城を自焼させている。
これは自ら火を放ち、敵に城を乗っ取られるよりも面目が立とうという、熊本藩の竹崎律次郎の進言を受けたものだという。
律次郎は「肥後の維新」にあたり、熊本城の廃棄を進言しこれが採用されている。
権威の象徴であった御城のありようをよく理解していたことになる。

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■明けの明星

2023-09-30 06:38:59 | 徒然

                                怪しからぬ 明星寝間を覗き込み  津々

 今朝ほどは4時半に目が覚めたが、東の空の高い処から、明けの明星にすっかり覗き込まれていた。
陽が上がるまでは時間があるからまたベッドにごろりとしたら、すっかり眠り込んでしまった。
数日前から「そろそろ涼しくなるかな」と奥方と話していたら、「運動会の頃まではまだまだ暑いからね」といわれたが、明日から10月と言う今日はさすがに涼しく秋の虫も賑やかな朝となった。
そして昨晩の月と同様、明けの明星もまた雲の中である。

                                 
           証拠写真は手振れ状態ですが、右上の点が明けの明星です。   

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