青い地図

ジャーナリスト、トニー・ホルヴィッツの『青い地図:キャプテン・クックを追いかけて』(バジリコ)は、キャプテン・クックの三度にわたる世界周航を追跡するルポルタージュとなっていて、秀逸であった。クック終焉の地のハワイにおける彼の突然の死、謎の多い死についてのプロローグに引き続き、エンデバー・レプリカ船の公募船員としてワシントン州からブリティッシュコロンビア州のバンクーバー(カナダ)までの一週間の「水夫修行」をしたところから、本書はスタートする。オーストラリア女性と結婚し特派員として15年間シドニーに暮らしていたホルヴィッツ(アメリカ人)は、友人のイギリス系オーストラリア人のロジャーとともに、クックの足跡をたどる。そして、彼の訪問した各地の現在の姿をルポルタージュしてゆくという趣向である。是非一読を勧めたい。
トニー・ホルヴィッツ、
2003、『青い地図:キャプテン・クックを追いかけて』(バジリコ)
トニー・ホルヴィッツ、
2003、『青い地図:キャプテン・クックを追いかけて』(バジリコ)

