先日、今年度最後の放課後学習 成器塾がありました。私はクルミの皮細工が遅れていた児童の支援をしました。すでに完成していた児童には、展示する作品に作品名の貼り付けをお願いしました。
今回はフリーデイとのことで児童たちの保護者が来ていました。保護者は児童たちが作った作品を見たり、一緒に作品名の貼り付けをしていました。
1年間の成果を地元小学校の玄関近くに展示
私が支援したクルミの皮細工は小さな籠です。その籠の縁に皮を巻いて仕げします。足りない皮はハサミで切って追加しました。湿っているため柔らかい場所はクリップで止めました。数日後に乾くと籠は硬くなります。
この籠は文房具かお菓子を入れるのに役立ちます。ちゃんとメンテナンスすれば一生使えます。大事に使って欲しいと思います。
紙上の作品名を切り離す もう少しで籠が完成 草木染めハンカチを縫う
掘り上げたスゲの苗をクラフト小屋前の湿地に移植しました。この場所には湿地でよく成長するバナナ,クルミ,マオラン,そして暖竹をすでに植えています。それらの隙間にスゲの苗を植えました。去年まではその場所に里芋を植えていました。その里芋を掘り出しながら、スゲの苗を植える畝を作りました。
里芋を掘り起こしながらスゲの苗を植え畝を作る
その畝を作るにあたって里芋を掘り出さなければなりません。そのため、耕運機を使って丁寧に耕運しました。すると里芋がたくさん出てきました。その里芋を一つ一つ丁寧に取り出しました。この里芋は初春に別の畑に植える予定です。
耕運機で丁寧に耕す スゲの苗を窪みに置く スゲの根に土寄せ
スゲの苗を植えていると苗が足りなくなってきました。そのため、スゲの苗を掘り出しに戻りました。そして、また一輪車で苗を持ってきました。そして、四つの畝に苗を植え終わりました。春に根元から芽が出てくると思います。夏か秋にスゲの長い葉を収穫できると思いますが、どうでしょう?
次の畝を作っては苗を植える 四つの畝を作ってスゲを植え付ける
秋期に続いて冬期のわら細工民具ほぼろ製作講習会を開催しました。今回は三人だけの参加でしたが、人数が少ないだけに蜜に講習できたと思います。特にほぼろの底の蜘蛛の巣編みを丁寧に講習しました。
秋期の講習会時に底をチェーンステッチで円周状に編んでもらいましたが、隙間が多く底がすぼまりませんでした。そこで、せっかく編んだのを全て切り取っていただき、再度方結びでやり替えてもらいました。そうすると、底がすぼまりクモの巣編みができました。次回は手持ち紐を取り付けるなどして完成となる予定です。私も新しい編み台の使い心地を試しました。
新しく作った編み台を使ってほぼろを製作中
去年、畑にスゲ(菅)の根塊を植え付けました。その結果、この一年の間に他の畝に進出するほどにスゲが育ちました。元々は雑草です。このままにしておくと畑がスゲだらけになります。
スゲは湿り気が多い場所でよく育つようです。そこで、春になる前にすべてのスゲをクラフト小屋前の湿地に植え替えることにしました。スゲの葉をたくさん収穫できるようになれば、その葉で籠やポシェットが編めそうです。また菅笠を製作できるかも。
畑で育つスゲ(菅)、手に負えなくなる前に植え替える
去年スゲの根塊を植えた時は、黒マルチの穴に一つの根塊を植えました。今回黒マルチを剥がしてみました。すると根塊から根が伸びて、その先で葉を出していました。さらにその葉の根元の根塊から根が伸びて・・・と、半ば雑草化していました。
半ば雑草化したスゲ クワでスゲを掘り起こす スゲの根塊を選別
スゲを手で引っ張っても葉が千切れるだけで肝心な根塊は抜けません。そこで、クワでスゲを掘り起こしました。そして、そのスゲの根塊をバラバラにして選別しました。続いて、クラフト小屋に運びやすいように一輪車に積み込みました。
スゲの根塊を小さく分ける 運びやすいように一輪車に積む
葉大根と京菜を全て抜いた後、チンゲンサイと小松菜の一部を抜いて食べました。その抜いた跡に春キャベツの苗を植え付けました。まだまだ寒さが厳しく霜が降りますので、苗が傷まないように寒冷紗を畝全体に被せておきました。春キャベツを収穫する5月頃には、残りのチンゲンサイと小松菜は食べつくされると思います。
葉大根と京菜の跡に春キャベツの苗を植え付ける
2週間後の3月になると、気温が上昇しかつ日差しが強くなります。雑草が次々に生えてきますので小さいうちにかぐるように除草する必要があります。
今回春キャベツの苗を植えましたが、これから園芸店ではいろいろな野菜の苗が出るようになります。今後、それらの苗を植える畝をどんどん作ろうと思います。
小松菜収穫跡に苗 霜除けの寒冷紗 寒冷紗の被覆完成