今年気が付いて種をまいたのですが、どうやっても発芽しませんでした。何年も経ていたため発芽率がほぼゼロになっていました。やはり2,3年ごとに種を蒔いて更新すれば良かったと思いました。ところが思いがけず、何十粒も蒔いた種のうちたった一粒だけが発芽しました。この発芽した小豆から来年蒔ける種子が採種できればいいのですが。
古老から頂いた小豆のうち、たった一粒発芽した小豆

今年も雑穀の穂が出ています。今年はヒエとシコクビエ,そしてタカキビの穂が勢いよく出ています。アワ,キビ,キノア,アマランサスは今年作りませんでした。これらの雑穀は、10数年前に山梨県などの山間部に住む古老を訪ねながら種子をいただいたものを毎年作り続けているものです。古老には栽培方法、収穫方法、精米や調理方法などを教えていただきました。しかし、その古老達は今な亡くなりさびしい限りです。
青空に向かって伸びるヒエの穂
これらの雑穀の特長はお米と比較すると、美味しくない,寒さに強い,収穫が早い,収穫時期が長い,粒が小さい,病気に強いなどの特徴があります。お米が作れないような山間部の畑で主に作られた作物です。例えば、シコクビエは収穫時期が9月から霜が降る12月頃まで次々に穂が出て収穫できます。
鳥の足を逆にしたような形をしたシコクビエの穂
春にもキャベツを植え付けて収穫しましたが、この夏に種を蒔いて苗作りした秋キャベツ用の苗を、今日畑に植え付けました。明日台風の影響で朝から雨が降るとの天気予報のため急いでの作業です。一度雨が降ると二日ばかりは作業ができなためまた仕事の都合を考えると今日しか植え付けできません。
堆肥を中央に蒔く 堆肥の上を土で覆う
最初乾いた畑を耕運機で耕しました。そして、耕した畝の中央に堆肥を蒔きました。一輪車でニ往復して堆肥を運び込みました。その堆肥の周りに化成肥料も蒔きました。葉物野菜は結構肥料が必要です。
雑草防除と保温効果のため透水性シートを被覆
続いて黒いシートで畝を被覆しました。ビニールシートではなく、雑草防除と保温効果のある黒色のシートです。去年まではビニールシートを使いましたが、今年は透水性のあるシートを使ってみました。ビニールでは雨の水が畝にしみ込みません。この春に竹を切ってつくったU字型の支柱を刺して、その上を防虫用の寒冷紗で被覆しました。
キャベツ苗を植え付け 竹製のU字型支柱を適度に刺す
キャベツは我が家のベランダで約一ヶ月半かけて育てたものです。大き目のキャベツになる品種のため、もう少し早く移植すれば良かったのかなと思っています。このキャベツは春でも植え付けましたが1/4ほどが病気で枯れました。もともと秋作に向いた品種かも知れません。
最後に防虫用の白い寒冷紗をかけて裾を土で閉じる
毎年この時期にキャベツを植えつけていますが、キャベツは秋作が基本のようです。この時期のキャベツはほとんど失敗がありません。11月頃には美味しいキャベツを収穫できると思います。
寒冷紗で覆われたキャベツの苗