気分高揚はキックオフまで。開始と共に見えてきた「今までと同じ」
2008年6月28日(土) 第14節 @国立競技場
柏レイソル2-1(前半1-0)浦和レッズ
得点者:29分李(柏)、63分阿部、84分太田(柏)
入場者数:36,785人
待ちに待ったリーグ再開。個人的予想スタメンにほぼ近いものがあったが、三都主アレサンドロがスタメンに名を連ねたことは驚き。故障明けで無理する必要性は無かったのだが・・・
堤ではなく坪井。ネームバリュー最優先スタメンだなこりゃ。
◆現地観戦記
結局のところ見所は①今までどおりのフォーメーション ②ネームバリュー優先というつまらないもの。しかもアレックスは開始15分で怪我再発で交代。
試合も4-4-2チームに毎回同じ戦略でやられる。サイドで数的優位を作られ、CBがカバーで引っ張り出され、逆サイドに振られ、マークのずれに後ろから飛び込まれ・・学習能力が無いのか?4バックにして相手2トップにマンマーク、絶対にやられない気迫でマークしたほうが良いんじゃないの?なんか甘いんだよね。
中盤。闘莉王は攻撃の際はいいが、守備になった場合の運動量が足らない。中盤かき回されてボールを奪うことができない。啓太のカバーリングの良さが生きない。
攻撃面は結局のところ2トップが動き少なく、ボールを引き出せない&キープできないからサイドが上がれないという今までとなんら変わりの無い手詰まり感。エジミウソンに限っては自分で勝負したがるが突破できない、直ぐ倒れてファールをアピール、ボールを失っても追わない。こんな事言いたくは無いが『不要』。
極めつけは監督の采配。病み上がりの選手を無理して使うほど選手層薄いか?コンディション優先でスタメンじゃないのか?結局名前優先。フォーメーションも既に攻略されているのに継続、戦術面の改善皆無。アレの故障交代は想定外としても永井投入時に高原?エジではないの?高原は頑張っているしコンディションは上がってきているように見えるよ。しかもしっかり守備もしてくれる。勝ちに行く交代のはずの3枚目。ポンテに代えて梅崎?攻撃参加できなくなっていた平川に代えるとか闘莉王を上げるためにボランチを入れるとかいう選択肢は無かったか?闘莉王を上げる戦術は嫌いだがあの内容ではそれしか策(チャンス)は無かった。
1週間の北海道夕張キャンプはなんだったのか?その前のオフは?やること山積、選手のリフレッシュも重要ではあるが秋のACLも考えると相当やばいよ。
◆個人的意見の解決策
監督を代えるとかそういうのではなく、現状の面子で考えると
①闘える・走れる選手優先:基本的に運動量で負けているので
②フォーメーション変更:サイド押し込まれて5バックになるくらいなら4バックで
③闘莉王はCBで:中盤、特にボランチは運動量最優先。攻守に動ける細貝を!
④2トップは高原&達也or永井:前から守備、取ったら速い攻撃を
結局のところ、開幕2連敗後の苦境を救ったのは永井の運動量。それを忘れたのか?FWの運動量の少なさが攻撃の手詰まり感をもたらしているんだよ。永井は気持ち出してただろ?今までレッズは華麗なパスサッカーをやったことはない(できない)。それを1週間の合宿でできるようになれとは言わない。ただ気持ちを前面に出してプレーをすることは今すぐにでもできる。サポーターは勝利以前に気持ちを見せてもらいたいのだよ。わかるかエジミウソン!
希望スタメン:都築・高橋峻希・阿部・闘莉王・相馬・啓太・細貝・永井(梅崎)
ポンテ・高原・達也
※現状の故障者の復帰前提だが
7月5日のFC東京戦、今までどおりだったら監督更迭・フロント総辞職希望でスタンドは荒れるな。でも後任がいない・・どうなって行くんだろう?