すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

記憶力と独創性は反比例する

2006年03月15日 | 読書
記憶が曖昧だからこそ、そこに遊びや余裕が生まれます。これとあれを結び付けてみようという「知の連合」が可能になります。そういう意味で、記憶力と独創性は反比例すると思いますよ。
池谷裕二「プレジデント 2006.3.20」(プレジデント社)


状況の変化に応じて、知識を活用していくためには
記憶があまりにも正確だと逆に作用していくという。
杓子定規で一面的な理解や把握が、
独創性を発揮することを抑制してしまうということだろう。
知識の有用性は絶対であるが
その習得の手続きや他と関連を意識化できるか
そのあたりがポイントになってくるだろう。