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対話的な関係に身をおく

2006年03月17日 | 読書
子どもたちが求めているのは、決しておもしろおかしい先生ではありません。「どんな小さな悩みでも一生懸命聞いてくれる」先生であり、意外にも「自分のことをいろいろ話してくれる」先生なのです。しかしながら、「子どもの声をよく聴いて自分を語る」ことが、なかなか容易でないことは皆様のほうがよくご存知ですね。もともと、我が国の教師は、「教え教えられる」関係が制度的に固定化されている中で、一斉に多数を相手に問答することは得意ですが、個と向き合うと命令や指示になりやすく、対話的な関係に身をおくこと自体に抵抗感がある方も多いと思います。
村松賢一『できる教師の「話し方・聞き方」』(明治図書)


対話的な関係をどの場面で使っていくか
意識的になることで、子どもとの関係がよくなるはずである。
授業場面で何気なくうまれることもあるだろうし
給食や放課後の会話であれば、かなり充実できるような気がする。
もちろん、意識せずできている教師も多いのだろうが
「一日に2回は対話的な関係に身をおいてみる」
という決め方があってもいい。