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道徳のチカラ

2008年05月20日 | 読書
 道徳授業によって、教室は、安心して自分の経験を語れる居心地のいい場所になっていく。それが、道徳のチカラである。友達の発言を聞いて「退屈だ」などと感じる子を育ててはならない
 佐藤幸司『道徳教育改革 第6号』(道徳教育改革集団)

 道徳授業を行う学級担任の目指すべき姿が書かれてある。
 子どもにとって「居心地のいい」教室にするためには、「安心して自分の経験を語れる」ことが必要だ。
 しかしそれは心がけだけではできない。経験を伝える術、聞き取る術を教え、さらにその上で語る者に注目するという姿勢、かかわり合っていこうとする気持ちを育てなくてはならない。

 そして、担任がそうした毎日の積み重ねをしているかどうかだけが、「退屈だなどと感じる」心に対して有効に働く。