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桜と絵本と豆乳と

線の可動範囲

2008年05月18日 | 読書
 統治教育とサービス教育のあいだに明確な線は引けないにせよ、原理的に異なる二つの教育が現在の制度のなかに組み込まれていることを忘れてはならない
『文明としての教育』(山崎正和著 新潮新書)

 バランスをとりながら義務教育を進めていくことは非常に困難なことだと思う。
 その地域や学校における個別の姿を作り出していく視点で進むしかないだろう。 「特殊解」という言葉を聞いたことがあるが、二つの教育についての認識を今いる場で刷りあわせていくことが必要だ。

 大きな流れを見据えることは大切だが、明確な線の可動範囲をそんなに大きくしてはいけない。