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我も少数意見者

2022年07月07日 | 雑記帳

 TVでアナウンサーが口にしていたので、興味が湧き「NHK参議院選挙2022ボートマッチ」というサイトに入ってみた。聞いていた通りに「すべての候補者を対象に政策について実施したアンケート」と同じ質問項目に答えていくと、「候補者との考え方の一致度を数値で知る」ことができるという仕組みのようだ。


 さっそく入り「全て」(設問数は25)に答えてみた。5択から7択が多い。正直分からないものもあるが「回答しない」も設けられているので、それほど時間はかからなかった。結果、選挙区で一番一致度が高かった候補者とは48%となり、やはりというか投票をしようと考えていた人だった。他は20%台以下に留まった。


 全国区はというと、これが政党別になっているが、どれも一致度は低く、候補者別に照らし合わせても、30%を超える候補者がいない。そんなものなのかしらん。自分の考えが散漫だからと捉えるべきか、はたまた日本の政治家がなっていない(笑)だけか。投票を棄権しないが、この程度の一致率では気が引けるなあ。


 2018北海道①「廃線跡地で」(4年前の7月上旬は車でずっと北海道を廻っていた)

 さて、現職大臣が応援演説で「野党の人からくる話はわれわれ政府は何一つ聞かない」と発したことがニュースになった。弁明も聞いたが、大方の人は「口をすべらせた」「本音だろう」と考えている。そして与党トップが言い続けた「しっかり聞く」「丁寧に説明する」も表裏一体の甘言であることをまた確認してしまう。


 ある書評にあった「有権者の政治責任」という語。選挙があり、その結果実施された政策は有権者に及ぶから、「自業自得」という面があり、責任はそこで発生するか。しかし自業自得という言葉で少数派を苦しめたり、他者、他国へ影響を及ぼしたりするのは、民主主義ではない。少数意見を大事にと教えられてきた。