高校の授業二日目は3年生。今回は個人はおらず、5つあるグループが二人か三人で読む形である。授業冒頭に、読み聞かせの説明をしてから、紙芝居の実演を見せるのは前回と同じだ。しかし、題材を変えてみた。参加型の「おおきくおおきく~」ではなく、「おとうふさんとそらまめさん」というタイトルをつかった。
グループの一つが「そらまめくんのベッド」という絵本を選んでいることもあるし、やはりストーリー性のある方が楽しく聴いてくれるようだ。松谷みよ子の脚本・長野ヒデ子の絵という名作。コツというほどのものはないが、ほのぼのと可愛らしくという雰囲気を出すためには、柔らかい声が必要と多少意識した。
3年生は2年生よりずっと読み込まれている、工夫しているという印象を持った。これが一年分の進歩か?と感じた。絵本の見せ所、聞かせ所を意識した、読みの分担などが身についているということだろう。きっかけがあれば今後も絵本を手に取ってほしい。さて、一グループが『100万回生きたねこ』を取り上げた。
幼児相手にどの程度通ずるか、正直わからないが、自分ならよほどの特殊条件でないと取り上げないだろうなあ。声質を生かして語るという点でもハードルの高い本だ。高校生もそれなりに頑張ったが、読み手によって差が出てしまう。細かい感想は避け、いかに名作かをオマージュ本を紹介することで印象づけようと、この本を紹介した。
『100万分の1回のねこ』(江國香織、他 講談社文庫)
グループの一つが「そらまめくんのベッド」という絵本を選んでいることもあるし、やはりストーリー性のある方が楽しく聴いてくれるようだ。松谷みよ子の脚本・長野ヒデ子の絵という名作。コツというほどのものはないが、ほのぼのと可愛らしくという雰囲気を出すためには、柔らかい声が必要と多少意識した。
3年生は2年生よりずっと読み込まれている、工夫しているという印象を持った。これが一年分の進歩か?と感じた。絵本の見せ所、聞かせ所を意識した、読みの分担などが身についているということだろう。きっかけがあれば今後も絵本を手に取ってほしい。さて、一グループが『100万回生きたねこ』を取り上げた。
幼児相手にどの程度通ずるか、正直わからないが、自分ならよほどの特殊条件でないと取り上げないだろうなあ。声質を生かして語るという点でもハードルの高い本だ。高校生もそれなりに頑張ったが、読み手によって差が出てしまう。細かい感想は避け、いかに名作かをオマージュ本を紹介することで印象づけようと、この本を紹介した。
『100万分の1回のねこ』(江國香織、他 講談社文庫)
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