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職務質問の危機意識

2021年11月24日 | 雑記帳
 22日月曜日、地元紙社会面で大きく載っていた記事「秋田市の駐車場で休憩中 警官から職務質問」に考えさせられた。正直、例えば自分が地元のどこかで同じよう経験をしたら結構怖いなあと、家人と話した。説明しても所持品検査や身体検査まで求められるとなると…そして、それを断ったらどうなるのかも…。


 記事では、県警は誤解を与えたと釈明したものの「違法性はなかったとの認識を示した」とある。弁護士による指摘もあり、行為の検証が求められる。ただ、こうした場合私たちが抱く恐怖は、「人の目」であり「人の口」に違いない。その危機意識を職務執行する側が忘れず、方法・手段を吟味していけるのか。



 「公衆の面前、『完全に犯罪者』」という見出しが意味する重さを、狭い地域社会は払拭できない。都会は薄いだろうが、同様の不安は消えない。再放送ドラマ『陽はまた昇る』は警察学校が舞台で、第2話に職務質問が取り上げられ、対象者とのやり取りの人間味を面白く観た。ただそれとは明らかに階層が異なる


 つまり、目の前の対象人物だけを意識するだけでは成り立たない。警察官に限らず、何か問い質すような立場にある者は、たえずその状況を俯瞰して判断する必要がある。ところで、一日職務質問の頻度はどのくらいか素朴な疑問がわいた。検索できなかった。ただ、ノルマがあるとかないとか…やはり仕事だものね。


 佐藤二朗のツィート集の中に「今日、初めて職務質問された」の記述があった。笑ったのは翌日の分、そのことに驚くツィートより「初めて」という部分に驚いた人が圧倒的に多かったということ。確かに「職質かけられそう」という表現は、一定のイメージを持つようだ。アヤシイ雰囲気といっても様々だけれど。


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