今回は、平成23年就労条件総合調査結果による「賃金制度」です。
(1)時間外労働の割増賃金率
時間外労働の割増賃金率について「一律に定めている」企業は82.3%となって
います。
そのうち、時間外労働の割増賃金率を
「25%」とする企業:93.0%
「26%以上」とする企業:7.0%
となっています。
時間外労働の割増賃金率を「26%以上」とする企業を企業規模別にみると、
1,000人以上:28.1%
300~999人:17.9%
100~299 人:10.1%
30~99人 :4.6%
となっています。
(2)1カ月60時間を超える時間外労働に係る割増賃金率と代替休暇制度
時間外労働の割増賃金率を定めている企業のうち、1カ月60時間を超える時間
外労働に係る割増賃金率を定めている企業は24.5%となっています。
そのうち、時間外労働の割増賃金率を
「25~49%」とする企業:31.6%
「50%以上」とする企業:68.4%
となっています。
1カ月60時間を超える時間外労働に係る割増賃金率を定めている企業のうち、
割増賃金の支払いに代えて有給の休暇を付与する代替休暇制度が
ある企業:22.9%
ない企業:77.1%
となっています。
これらの調査項目ですが、平成23年調査から新たに加わった項目です。
ですので、過去の出題はありません。
ただ、代替休暇制度がある企業の割合なんていうのは、
問題にしやすいところはあるので、
もしかしたら、出題されるってこともあるかもしれませんね。