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令和6年就労条件総合調査の概況<資産形成>

2025-03-13 02:00:00 | 労働経済情報

今回は、令和6年就労条件総合調査による「資産形成」です。

(1)貯蓄制度の種類
貯蓄制度がある企業割合は33.2%となっています。
企業規模別にみると、「1,000人以上」が74.8%、「300~999人」が61.0%、
「100~299人」が44.3%、「30~99人」が25.6%となっています。

これを貯蓄制度の種類(複数回答)別にみると、、「財形貯蓄」が28.9%と最も
多くなっています。また、財形貯蓄の種類(複数回答)別をみると、「一般財形
貯蓄」が 28.0%と最も多くなっています。

(2)住宅資金融資制度
住宅資金融資制度がある企業割合は 3.4%となっています。
企業規模別にみると、「1,000人以上」が 21.1%、「300~999人」が8.8%、
「100~299人」が4.4%、「30~99人」が2.0%となっています。
これを住宅資金融資制度の種類(複数回答)別にみると、「社内融資」が 2.5%
と最も多くなっています。

「資産形成」に関する調査は、毎年行われているものではなく、
前回は平成31年、前々回は平成26年に調査が行われています。
ただ、いずれの調査結果についても、出題されていません。
それを考えると、優先度は高くないので、とりあえず、参考程度にみておけば
十分でしょう。

ちなみに、就労条件総合調査では、調査の対象となる用語について、
定義を明確にしているものがあります。

たとえば、「貯蓄制度」ですが、
「企業の援助(奨励金の支給、利子補給など)のもとに従業員が自己の資産
形成のため、企業・金融機関等へ金銭を積立てる制度をいう。したがって、
企業が関与しない従業員個人で行う貯蓄及び共済会、親睦会、互助会等への
積立制度は含まない」
としています。

 

 

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