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「健康で文化的な最低限度の生活」(3)柏木ハルコ

2016年02月04日 22時40分57秒 | 読書(マンガ/アニメ)


「健康で文化的な最低限度の生活」(3)柏木ハルコ

シリーズ3作目。
「生活保護」がテーマ。
ますます、ディープな世界に入っていく。
今回は「家族」について、考えさせられた。

生活保護の申請を受けると、福祉事務所は、その人の資産、収入、申請に至る経緯、健康状態、生活歴、扶養義務者の状況等を調査し、原則2週間以内(最長30日以内)に、保護を開始するかどうかを決定し本人に通知しなければならない。
「保護の補足性」という言葉がある。生活保護は、その人の持つ資産、稼働能力、その他のあらゆるものを活用して、それでもどうしても生活費が足りない場合にその足りない分を補うものであるということ。そして、もし援助できる親族がいれば、そちらを優先して受けるということになっている。

母親が生活保護を申請すると、親族で扶養能力がある者がいないか、調査される。
「扶養照会」、である。
・・・息子から書類が帰ってきた、ぼろぼろに引きちぎられて。

別冊問答集『扶養義務における感情問題』


第1巻・・・帯の文句:「生活保護って何?」

↑カバーを取ると

第2巻・・・帯の文句:「緊迫の[不正受給]篇始動」

↑カバーを取ると

第3巻・・・帯の文句:「切ったんですよ!!親子の縁は!!」

↑カバーを取ると

【ネット上の紹介】
 新人ケースワーカーが生活保護に向き合う! 福祉事務所に配属された新人公務員・義経えみるは、ケースワーカーという、【生活保護】に関わる仕事に就くことに。そこでえみるは、生活に困窮している人々を支援することの難しさに直面。悩みながらも、「ちゃんと人の相談に乗れる人間になりたい」と感じ、日々奮闘している。そんな中、日下部さんという4人世帯の担当となったえみるだっだが、なんとそこで、高校生の欣也君が母に内緒でアルバイトをしていることが発覚。アルバイトの収入申告がなされていなかったため、生活保護の「不正受給」となり、欣也君のアルバイト代を役所に返さなければならないことになり!? 果たして、緊迫の【不正受給編】の行方は!? 【編集担当からのおすすめ情報】 各メディアから絶賛の声ゾクゾク! さらに現役のケースワーカーも感嘆の、「新人ケースワーカー奮闘劇」! 3集では、「不正受給」のほかに、「扶養照会」が描かれます。ぜひ、お手に取ってみてください!