「もか吉、ボランティア犬になる。」江川紹子
溝に捨てられていた山犬。
拾って育てられ、ボランティア犬となる。
その軌跡をおったノンフィクション。
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PPPプログラム(ペット-ピープル・パートナーシップ)は、人間と動物との関係やペットの扱い方について研究し、それを応用して動物を介在させるセラピー教育を実践します。
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犬や猫と触れあうと、それまであまり表情がなかったお年寄りの顔にも笑みが広がりました。言葉での意思疎通が難しい人でも、動物をきっかけに昔話がはずむこともありました。
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「一人でできることって、何もない。『お願いね』『助けてね』と言える人間関係を作るのが大事。人と動物の関係はもちろん大事だけど、まず人と人との関係だな、っておもいます」
【ネット上の紹介】
山犬の群れで生まれ、人嫌いだった子犬が人に寄り添う、ボランティア犬へと成長した4年間の軌跡。ノンフィクション作家・江川紹子がつづる和歌山発、感動のドキュメンタリー!
[目次]
第1章 側溝で保護した、子犬がやってきた
第2章 病気とのたたかいと、人嫌い
第3章 人に寄り添う、ボランティア犬に
第4章 動物愛護教室「わうくらす」でのふれ合い
第5章 それからも、山あり谷あり
第6章 地域に広がる様々な活動
第7章 家族の愛犬から、みんなの愛犬へ
第8章 防犯パトロール犬隊が出発!