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「錦の松 着物始末暦」(6)中島要

2016年02月29日 21時43分48秒 | 読書(歴史/時代)


「錦の松 着物始末暦」(6)中島要

シリーズ6作目。
ついに物語は動き出した。
余一が、お糸に過去を打ち明けたのだ。

シリーズをここまで読んで来た方なら、
読まずにいられないでしょう。
次の4篇が収録されている。

赤い闇
なかぬ蛍
錦の松
糸の先
 
桐屋の娘で、今は綾太郎の妻となったお玉が良い味を出している。
お玉とおみつのおかげで、物語に深みが出ている。

【ネット上の紹介】
一膳飯屋の看板娘・お糸は悩んでいた。長年、自分が想いを寄せている着物の始末を生業とする職人・余一にはきっぱりと振られてしまった一方で、浅草田原町にある紙問屋の若旦那・礼治郎からは嫁にきてほしいと言われたからだ。想い人を忘れることが出来ず、悶心とした毎日を過ごすお糸の姿をみて、長屋に住む達平が強引にお糸を余一のもとに連れて行った。余一はそこで自分の壮絶な過去を打ち明け、お糸とは夫婦になれない理由を告げる…。果たして二人の恋の行方は!?話題沸騰の大人気シリーズ、待望の大六弾!!