ワールドカップのパラグアイ戦、残念でした。0-0でよく押さえましたが、最後のPK戦ではずした一発で勝敗が決まってしまいました。知り合いの人に残念でしたね、というと、「この試合の前に日本チームはPKの練習をかなりしていたそうですよ」と言われました。どうも日本チームは得点力が弱いようで、守備にとにかく力を入れて、PK戦にもつれこむことを期待していたらしい、ということでした。それで、その人も「よく頑張ったとは思うが、最初からPKのことを考えて練習するようじゃいかんですね」とも言ったのでした。自らの弱点を知り、相手を知り、戦略を立てるのは当然としても、しかし力の拮抗した試合で勝敗を最後に決めるのは自信と気力であるというのは本当だと思います。私自身、以前は勝負弱かったので良くわかります。この勝負はわずかな自信の差であったのではないか、そんな気がします。それでも私は日本チームよくやったとは思います。なんといってもワールドカップ本戦に出て、南米チームと互角に渡り合った上でのPKでの負けですから。将来の希望が見える試合でした。しかし、負けは負けです。戦後に日本人に植え込まれた劣等感を払拭し、自信を取り戻すのには時間がかかりますが、次は勝ってもらいたいと思います。
さて、この「(0得点を想定して)PKの練習をやっていたらしい」という話をどう取るか人によって違うと思います。私は客観的に勝利のチャンスを冷徹に読んだ結果であろうとは思うのですけど、なんだか、 点を取るのではなく、点を取られないことを目指してプレーしたかのように聞こえるのが残念な気がします。やはり、見ているものとしては。ゴールをバシバシ決めて勝って欲しい。
ところで「最初からPKの練習をしているようではいかんですね」というコメントを聞いた時に、思い出したのが、今度の(あ)カン首相でした。小沢氏が幹事長の時は、参院で単独過半数をとって政権を盤石にすると言いました。しかし今度のこの方は参院選の議席数を過半数に満たない50議席という目標に設定しているようです。最初から参院選で過半数取る気がなくて、過半数取れるわけがないと思います。これはどういうことかと思うのです。冷静に客観的な情勢を読んでいるのかも知れませんが、この人は党首です。いくら鳩山政権時代に散々メディアにやられて支持率を落としたからと言っても、仮にも与党の党首が、政党にとって最も重要な選挙において、最初から「勝ち」を目指す気がない発言をするというのでは話になりません。ワールドカップで監督が、「相手は強いから2-1ぐらいで負けるのが目標だ」などとは、たとえ思ってはいても口には出さないはずです。そうこうしている間に、この一部では、(あき)カンとか(とんちん)カンと呼ばれているこの方は、消費税の税率は「自民党さんを参考にさせてもらいました」と言い、新幹事長は、野党の皆さんとは政策面でいろいろ一致するところがあるので(超党派で)協力してやりたい、とか言い出しています。時期をわきまえろと言いたいですね。最初から与党で過半数をとって政策を実現する自信がないので、与党の方から野党にすりよって、ナアナアでやりましょうよ、ということでしょう。選挙で過半数をとって勝つことは最初から念頭にないようです。過半数取れずに負けた時の準備を今からしておこうという態度がこの発言に出ているのではないでしょうか。選挙前なのです。参院選に出ている候補者は命がけで戦っているのに、党執行部がこれでは、公認候補者はやりきれないでしょう。昨年の政権交代は小沢氏が代表/幹事長の時の「国民の生活が第一」というスローガンに国民が共鳴して成し遂げられたものでした。鳩山氏、小沢氏が、今度の参院選のためにと身を引いた後のタナボタ内閣はすっかりマスコミのいう事を間に受けて、まるで自分たちが政権交代を成し遂げたかのように勘違いして、昨年の総選挙の時の公約とはすっかり違うことを平気で口にしています。今度の内閣の支持率もおかげで急降下。小沢氏に期待した民主党支持者が民主党を見限りはじめたようです。しかし、政権交代がこのように惨めな形で国民の期待を裏切ることになりつつあるのは本当に悲しいです。 小沢氏はどう思っているのでしょうか。こうなっていても、民主党で参院過半数を成し遂げてから、現執行部をどうにかしようと思っているのでしょうか?あるいは、すでに民主党でまとまるのはムリで、解散総選挙、政界再編成の線を探ろうとしているのでしょうか。
さて、この「(0得点を想定して)PKの練習をやっていたらしい」という話をどう取るか人によって違うと思います。私は客観的に勝利のチャンスを冷徹に読んだ結果であろうとは思うのですけど、なんだか、 点を取るのではなく、点を取られないことを目指してプレーしたかのように聞こえるのが残念な気がします。やはり、見ているものとしては。ゴールをバシバシ決めて勝って欲しい。
ところで「最初からPKの練習をしているようではいかんですね」というコメントを聞いた時に、思い出したのが、今度の(あ)カン首相でした。小沢氏が幹事長の時は、参院で単独過半数をとって政権を盤石にすると言いました。しかし今度のこの方は参院選の議席数を過半数に満たない50議席という目標に設定しているようです。最初から参院選で過半数取る気がなくて、過半数取れるわけがないと思います。これはどういうことかと思うのです。冷静に客観的な情勢を読んでいるのかも知れませんが、この人は党首です。いくら鳩山政権時代に散々メディアにやられて支持率を落としたからと言っても、仮にも与党の党首が、政党にとって最も重要な選挙において、最初から「勝ち」を目指す気がない発言をするというのでは話になりません。ワールドカップで監督が、「相手は強いから2-1ぐらいで負けるのが目標だ」などとは、たとえ思ってはいても口には出さないはずです。そうこうしている間に、この一部では、(あき)カンとか(とんちん)カンと呼ばれているこの方は、消費税の税率は「自民党さんを参考にさせてもらいました」と言い、新幹事長は、野党の皆さんとは政策面でいろいろ一致するところがあるので(超党派で)協力してやりたい、とか言い出しています。時期をわきまえろと言いたいですね。最初から与党で過半数をとって政策を実現する自信がないので、与党の方から野党にすりよって、ナアナアでやりましょうよ、ということでしょう。選挙で過半数をとって勝つことは最初から念頭にないようです。過半数取れずに負けた時の準備を今からしておこうという態度がこの発言に出ているのではないでしょうか。選挙前なのです。参院選に出ている候補者は命がけで戦っているのに、党執行部がこれでは、公認候補者はやりきれないでしょう。昨年の政権交代は小沢氏が代表/幹事長の時の「国民の生活が第一」というスローガンに国民が共鳴して成し遂げられたものでした。鳩山氏、小沢氏が、今度の参院選のためにと身を引いた後のタナボタ内閣はすっかりマスコミのいう事を間に受けて、まるで自分たちが政権交代を成し遂げたかのように勘違いして、昨年の総選挙の時の公約とはすっかり違うことを平気で口にしています。今度の内閣の支持率もおかげで急降下。小沢氏に期待した民主党支持者が民主党を見限りはじめたようです。しかし、政権交代がこのように惨めな形で国民の期待を裏切ることになりつつあるのは本当に悲しいです。 小沢氏はどう思っているのでしょうか。こうなっていても、民主党で参院過半数を成し遂げてから、現執行部をどうにかしようと思っているのでしょうか?あるいは、すでに民主党でまとまるのはムリで、解散総選挙、政界再編成の線を探ろうとしているのでしょうか。