亀井大臣、最近出版されたインタビューの中でこう言っています。
戦後、アメリカの傀儡として国民を搾取しその富の上前を撥ねた上でアメリカに流す見返りとして「商売する」ことをアメリカに保証してもらってきた組織が、55年体制と呼ばれる自民党と組んだ官僚組織というものでしょう。それでも日本経済が良かった時代は、多少、かすめ取られても、上前を撥ねられても、毎年収入も上がっている訳だし生活も豊かになっていっていたわけで、国民はそう気にもしませんでした。これが市民感覚というものでしょうか。ところが経済が行き詰まり、上前を撥ねるだけでは十分でなくなってきて、今度は国民から搾り取ろうとしました。郵便貯金でアメリカ国債を買う、それが郵政民営化という小泉 竹中のペテンの手口でした。アメリカとその手先であった自民党-官僚組織は日本国民から金を搾り取り、己の利益のために自らの同胞と日本という国を売り渡そうとしていたわけです。
それに反対した昨年の小沢民主党が国民の支持を得て鳩山政権を打ち立てました。私を含む多くの国民が、昨年の政権交代は革命であり、現代の奴隷解放であり、日本の独立戦争となるはずだ、と期待していました。ところが、検察、司法という国家権力、マスコミを総動員し、テロに近い手口で鳩山政権を退陣に追い込んだ後、参院選のための選挙管理のための暫定首相となったカンさんと現民主党執行部は、どうも見識も志も一般国民よりもはるかに低かったようです。現民主党執行部は既に官僚の言うがままのようです。彼らはどうも、昨年政権交代を、55年体制時での自民党派閥抗争と同じ権力闘争の延長であるとしか見ていなかったとしか思えません。カンさんの言動や行動をみていると、この人のゴールが「首相の椅子に少しでも長く座って権力を手にしていたい」という小市民的願望に過ぎないことがあまりに露骨で目を背けたくなります。この方は市民派でしたっけ。この方の市民派は市民のことを考えた政治ではなく、小市民の感覚で政治家をやる、そういうことのようです。余りの志の低さに情けなくなります。
しばらく前、官房機密費が自民党政権時代にマスコミにばらまかれて自民党の宣伝に使われていたことが明らかにされましたが、今の仙谷官房長官、ここ数ヶ月の間に数億の官房機密費を支出したらしいです。使い道はと聞かれて、言うと効果が薄れるから「言えない」とのこと。自民党時代同様に、マスコミ、御用評論家にばらまかれて、反小沢キャンペーンに使われたのだろうと勘ぐるのも当たらずとも遠からずでしょう。
その小沢氏、ついに出馬を決意したというニュース。見るに見かねて、最後は自分でケリをつけるしかないと考えたのでしょう。おそらく、どう転んでももう挙党一致体勢はあり得ないと思います。亀井氏の言うとおり、対米自立派と従属派とに政界は割れ、再編成となる可能性が強くなって来ました。
国家権力、マスコミは対米従属派の味方ですから、小沢氏、代表となり総理となったところで、その後、この苦しい状況で自ら矢面に立って戦わねばならないのは目に見えているわけですし、自分が代表選に出れば、党が割れ、そして再編となれば、また与党となって、日本に民主主義を打ち立てるという氏の目標が達成できるかどうかもわからなくなるという心配もあったのでしょう。氏とすれば、できれば今の民主党で挙党一致で昨年の目標に向けて頑張ってもらえたらよかったというのが本音でしょうが、現民主党執行部が腐ってしまったのを見て、もう保存的療法で病状が良くなる見込みはない、と判断したのでしょう。
今後、どうなるかわかりませんが、小沢氏の代表選立候補は正しい選択です。苦しい選択であるのはよく分かりますし、代表、そして総理になったところで、困難な戦いが長く続くことが予想されます。検察、マスコミは小沢氏を全力で潰しにかかるでしょう。次には連中は、検察審議会を操作して首相就任前に強制起訴も仕掛けてくるかもしれません。しかし、それでももう他に手はありません。そして、もし小沢氏が潰されるようなことがあれば、日本独立も民主主義も実現される可能性は少なくとも後十年は訪れることはないでしょう。本人はそれはそれで仕方がない、自分の意志を国民が理解してくれたらそれで目的の半分以上は達成されると考えているかも知れません。しかし、あと何年も植民地状態に置かれ、困難になる一方の国民の生活を考えたら、ここで小沢氏には何としてでも55年体制の本当の終焉を実現してもらいたい、私も含めて多くの国民がそう願っていることと思います。
いよいよ、日本は滅びの道に入ったのだと思う。昨年末の衆議院選挙による政権交代は、長らくの戦後政治の大転換として、対米自立に踏み出す契機となるはずのものだった。私はそれを「対米自立は神の声だ」「CIAが亀井静香を暗殺しないかぎり、民主新政権はアメリカの言うなりにはならない」と、アメリカにも直接言ったし、『月刊日本』誌でもたびたび表明してきた。だからこそ、我々国民新党は民主党と手を握り、連立を組んだのだ。(中略)だが、今回の「ねじれ国会」によって、再び対米追従路線に政権が引きずり込まれていくのならば、日本はもはや自主自立など望むことはできないのではないか、このまま滅びて消えてなくなるのではないかと考えている。
戦後、アメリカの傀儡として国民を搾取しその富の上前を撥ねた上でアメリカに流す見返りとして「商売する」ことをアメリカに保証してもらってきた組織が、55年体制と呼ばれる自民党と組んだ官僚組織というものでしょう。それでも日本経済が良かった時代は、多少、かすめ取られても、上前を撥ねられても、毎年収入も上がっている訳だし生活も豊かになっていっていたわけで、国民はそう気にもしませんでした。これが市民感覚というものでしょうか。ところが経済が行き詰まり、上前を撥ねるだけでは十分でなくなってきて、今度は国民から搾り取ろうとしました。郵便貯金でアメリカ国債を買う、それが郵政民営化という小泉 竹中のペテンの手口でした。アメリカとその手先であった自民党-官僚組織は日本国民から金を搾り取り、己の利益のために自らの同胞と日本という国を売り渡そうとしていたわけです。
それに反対した昨年の小沢民主党が国民の支持を得て鳩山政権を打ち立てました。私を含む多くの国民が、昨年の政権交代は革命であり、現代の奴隷解放であり、日本の独立戦争となるはずだ、と期待していました。ところが、検察、司法という国家権力、マスコミを総動員し、テロに近い手口で鳩山政権を退陣に追い込んだ後、参院選のための選挙管理のための暫定首相となったカンさんと現民主党執行部は、どうも見識も志も一般国民よりもはるかに低かったようです。現民主党執行部は既に官僚の言うがままのようです。彼らはどうも、昨年政権交代を、55年体制時での自民党派閥抗争と同じ権力闘争の延長であるとしか見ていなかったとしか思えません。カンさんの言動や行動をみていると、この人のゴールが「首相の椅子に少しでも長く座って権力を手にしていたい」という小市民的願望に過ぎないことがあまりに露骨で目を背けたくなります。この方は市民派でしたっけ。この方の市民派は市民のことを考えた政治ではなく、小市民の感覚で政治家をやる、そういうことのようです。余りの志の低さに情けなくなります。
しばらく前、官房機密費が自民党政権時代にマスコミにばらまかれて自民党の宣伝に使われていたことが明らかにされましたが、今の仙谷官房長官、ここ数ヶ月の間に数億の官房機密費を支出したらしいです。使い道はと聞かれて、言うと効果が薄れるから「言えない」とのこと。自民党時代同様に、マスコミ、御用評論家にばらまかれて、反小沢キャンペーンに使われたのだろうと勘ぐるのも当たらずとも遠からずでしょう。
その小沢氏、ついに出馬を決意したというニュース。見るに見かねて、最後は自分でケリをつけるしかないと考えたのでしょう。おそらく、どう転んでももう挙党一致体勢はあり得ないと思います。亀井氏の言うとおり、対米自立派と従属派とに政界は割れ、再編成となる可能性が強くなって来ました。
国家権力、マスコミは対米従属派の味方ですから、小沢氏、代表となり総理となったところで、その後、この苦しい状況で自ら矢面に立って戦わねばならないのは目に見えているわけですし、自分が代表選に出れば、党が割れ、そして再編となれば、また与党となって、日本に民主主義を打ち立てるという氏の目標が達成できるかどうかもわからなくなるという心配もあったのでしょう。氏とすれば、できれば今の民主党で挙党一致で昨年の目標に向けて頑張ってもらえたらよかったというのが本音でしょうが、現民主党執行部が腐ってしまったのを見て、もう保存的療法で病状が良くなる見込みはない、と判断したのでしょう。
今後、どうなるかわかりませんが、小沢氏の代表選立候補は正しい選択です。苦しい選択であるのはよく分かりますし、代表、そして総理になったところで、困難な戦いが長く続くことが予想されます。検察、マスコミは小沢氏を全力で潰しにかかるでしょう。次には連中は、検察審議会を操作して首相就任前に強制起訴も仕掛けてくるかもしれません。しかし、それでももう他に手はありません。そして、もし小沢氏が潰されるようなことがあれば、日本独立も民主主義も実現される可能性は少なくとも後十年は訪れることはないでしょう。本人はそれはそれで仕方がない、自分の意志を国民が理解してくれたらそれで目的の半分以上は達成されると考えているかも知れません。しかし、あと何年も植民地状態に置かれ、困難になる一方の国民の生活を考えたら、ここで小沢氏には何としてでも55年体制の本当の終焉を実現してもらいたい、私も含めて多くの国民がそう願っていることと思います。