百醜千拙草

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ニュースあれこれ

2015-06-02 | Weblog
論文二本とグラント一件のレビューの依頼、うち一本は某国からの論文です。昨日、久しぶりにあった全く別分野の研究者の人と雑談していて、またも某国からの論文は信用できないという話をされました。某国の当事者はどう思っているのでしょうか。

その他のニュースあれこれ

Alex Rich氏死去。友達の友達はまた友達、師匠の師匠はまた師匠、世の中の大きな研究室の元を辿っていくと、比較的少数の研究の系譜に行き着くのだそうです。

ちょっと前のNatureのFront pageでの記事。Japanese academics fear military incursion
日本の大学人は、大学への軍事侵入を憂慮している。
第二次大戦後、日本は平和主義をうたってきたが、日本のアカデミアは、防衛省が300億円の軍事研究の支援を始めたことをうけて、危機感を高めている。
「軍事目的や軍事論理(での研究資金援助)は大学の活動にも大きな影響がある」と、ハマダ モリヒサ氏は言う。、、、
1950年に日本科学会は、戦争に繋がる研究をしないという声明を出しそれを継続してきているが、タカ派のアベシンゾーや高まる中国や北朝鮮との緊張で、大学と軍との関係が変わりつつある。、、、
「大学や研究施設に軍事研究をさせようという政府の方針は、大きな方向転換だ」と琉球大学のカメヤマ ノリカズ氏は言う。ハマダ氏とカメヤマ氏は、軍事がアカデミアに侵入してくることに反対するオンラインの抗議サイトを昨年3月に立ち上げ、1000人の署名を集めている。「われわれは科学者の良心に訴える」とカメヤマ氏は言う。


首相、日本攻撃意思不明でも行使 集団的自衛権、衆院審議で
安倍晋三首相は1日の衆院平和安全法制特別委員会集中審議で、米国などを攻撃した相手国について、日本への攻撃意思が不明確な場合でも、集団的自衛権行使の対象になり得るとの認識を示した。中谷元・防衛相は専守防衛の基本方針に関し、昨年7月の憲法解釈変更に伴い概念が変わったと認めた。


この政権のデタラメさ改めて恐れ入ります。平然と憲法解釈変更というそもそもやってはならないことを根拠にして、とにかくアメリカ様に行けと言われたら相手の意思を無関係に先制攻撃するということを明言したわけです。開いた口が塞がらないとのはこのことでしょう。恥ずかしくないのですかね、この連中は。

鳩山元首相の述懐。総理大臣さえ知らされない日本人の立場
つまり日米合同委員会の決定事項が、憲法も含めた日本の法律よりも優先されるということですよね。そのことを総理大臣の私は知らなかった。鳩山由紀夫(第93 代日本国総理大臣)


日本というのは今もそういう状態に置かれ続けているのです。

沖縄県知事、ハワイ、DCで基地問題について会談というニュース。翁長知事:ワシントンで会見「計画断念求める」改めて主張

がんばってもらいたいです。本当に冤罪でっちあげには気をつけて欲しいと思います(原発に反対して収賄事件をでっち上げられた前福島県知事のアドバイス)翁長知事も十分、その危険は承知の上の行動でしょう。政府が沖縄を押さえつけ、沖縄を犠牲にし、その声を聞こうとしないのだから、いくら政府に言ったところでムダです。占領時代、返還後ともに沖縄が耐えてきた70年の苦難は想像するに余りあります。日本政府を飛び越えてアメリカ要人と会談を続けていくということしか現状を変えるよい方法はないと私も思います。アメリカの方が「恒久的に沖縄にいるのは、さすがにマズいのじゃないか」と言い出せば、日本政府の方も変わる可能性がありますから。

最後に小笠原沖の8.5Mの地震。ちょっと不気味です。伊勢女の予言というのが数年前からネットで話題になっており、それによると、夏の天気のよい平日の朝に関東で大地震が起きて首都圏とその周辺が大規模な津波の被害を被るという話。今回の地震の状況とよく似ています。本震がやってくるかも知れません。
お気をつけ下さい。
コメント
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