週末、レビューのレビューとグラントのレビュー済ませました。二本とも実は同じ著者が被っています。今回は某国ではなく、科学レベルでは私は尊敬しているヨーロッパの国からのものですが、二つともあまり感心しない出来です。レビューは再投稿されたものです。Invited reviewで、専門家が自分の専門分野に関して書くのですから、本来それほど出来が悪くなるはずがないと思うのですが、記述は間違いだらけ、自己論文のの不適切な引用、重要論文の無視、図表がデタラメ、と余りに酷いので、一度、突き返したものです。多分、レビューだから向こうもやる気がないのでしょう。レビューのレビューはいつも形だけチョロチョロで済むのでラクなはずなのに、今回は本当に疲れました。いくらやる気がないと言っても書いた本人もこんなレビューが出版されたら評判を落とすだけだと思うのですが。
週末、安保法案、1万5千人が国会囲む、というニュース。しかも、女性による集会だったようです。頼もしいです。国民を甘く見過ぎたアベ政権、あまりにデタラメすぎる詭弁を弄して、無理にごり押ししようとした反発がどんどんと大きくなってきているようで、五十年ぶりの第三次安保闘争でもいうべき様相を呈しつつあるような感じです。このモメンタムを保って、まずはとにかくこのデタラメ政権を崩壊させる必要があります。
常識的に考えれば、アベ政権はすでに死んだも同然です。問題は、彼らにその自覚がないことでしょう。第二次世界大戦でどうしてアメリカは徹底的に日本を攻撃し、勝ったも同然の時期にあえて原爆を投下し、無差別な空襲を繰り返したのか、それは彼ら自身が日本人に恐怖していたということは理由の一つのようです。負けているのが分かっている戦争にわざわざ自爆攻撃を仕掛けてくるのは彼らにとっては狂気でしかありません。日本人は理屈の通じない化け物だ、徹底的に潰さないと何をしてくるかわからないという恐怖感があったようです。私が、アベ政権に感じるのもその不気味さです。アベノミクス詐欺もあらわになり、史上最低の知性をもつ政権との認識が広まり、独善的で極めて危険な傾向示す反民主主義、独裁主義政権であると人々が認識しだしたというのに、まだ辞める気配がありません。第二次大戦の時のように、国民を巻き込んで玉砕するつもりでしょうか。
しかし、最近、私は潮目が変わったように感じます。これまで、政府から圧力をかけられて積極的に発言しなかった多くの新聞社やNHKまでが政権に批判的な発言を始めました。これも、大勢の国民の人々や大学人、知識人の人々の活動の一つ一つの結果が具現化してきたのだと思います。
安保に関連して、この安保法案の違憲性については、二百人の憲法学者が「違憲である」と言い、国会に呼ばれた参考人でさえ、口を揃えて「違憲」と断じたわけですが、自民党が「大勢」と呼ぶところの三人の憲法学者は憲法を逸脱してないとと言っているそうです。そのうち二人が先週、記者会見をしたとの話。新聞に顔写真、実名を晒されています。
さて、大多数の憲法学者と意見を異にするこれら三人の人は、どういう人なのか、ということについて、憲法学者の長谷部恭男氏と小林節氏が先だっての記者会見の中で触れています。
真実を探すブログの記事から抜粋します。
関連して、wantonのブログの記事、安倍晋三が名を連ねている日本会議がこういうデマポスターを貼りだしているらしい。 で、寒気を覚えさせるような「日本会議」が作ったとされるポスターが晒されています。これがパロディーでないのなら、これはかなり深刻な狂気ですね。こういう連中が政府にいて、自分のエゴか理想かなんだか知りませんが、いずれにして国民も国の未来もそっちのけで、自慰行為にふけっているのです。
早い話が、アベ政権というのは、オウム真理教なみのカルト集団ということですな。さしずめ、安保を合憲と強弁する憲法学者は、「ああいえば上祐」さんといったところですか。
先ほど、内田樹の研究室で今回の安保に関してのインタビュー記事「対米従属を通じて『戦争ができる国』へ」がアップされていました。
日本の現状は次のようにまとめれると思います。
日本はアメリカの植民地として統治されており、日本の政府は対米従属を貫くことによって国民の不利益と引き換えに自己利益を増大させている。しかし、国民に対しては、日本は、独立国で、立憲主義に基づいた法治国家、民主主義国家であると教育している。対米従属は官僚組織を頂点とする権力システムが政治を操作し、彼らの利益を増大させることを目的に維持されている。政治家には日本の統治を決定する実質的な力はない。
それにしても、アベら日本会議のメンバーの思いが、「第二次大戦に負けたことが受け入れられず、戦前に復帰したい」というものであれば、第二次世界大戦に誘い込んで日本をコテンパンにしたアメリカこそが現在の日本を作り上げた元凶であるはずです。しかるに、まず戦争ができる国にするためには何が何でも対米従属を貫き通すという倒錯した自己矛盾はどういうことなのか。おそらく、そこまで視野狭窄してしまっている一種の強迫神経症なのでしょう。精神の病ですな。
週末、安保法案、1万5千人が国会囲む、というニュース。しかも、女性による集会だったようです。頼もしいです。国民を甘く見過ぎたアベ政権、あまりにデタラメすぎる詭弁を弄して、無理にごり押ししようとした反発がどんどんと大きくなってきているようで、五十年ぶりの第三次安保闘争でもいうべき様相を呈しつつあるような感じです。このモメンタムを保って、まずはとにかくこのデタラメ政権を崩壊させる必要があります。
常識的に考えれば、アベ政権はすでに死んだも同然です。問題は、彼らにその自覚がないことでしょう。第二次世界大戦でどうしてアメリカは徹底的に日本を攻撃し、勝ったも同然の時期にあえて原爆を投下し、無差別な空襲を繰り返したのか、それは彼ら自身が日本人に恐怖していたということは理由の一つのようです。負けているのが分かっている戦争にわざわざ自爆攻撃を仕掛けてくるのは彼らにとっては狂気でしかありません。日本人は理屈の通じない化け物だ、徹底的に潰さないと何をしてくるかわからないという恐怖感があったようです。私が、アベ政権に感じるのもその不気味さです。アベノミクス詐欺もあらわになり、史上最低の知性をもつ政権との認識が広まり、独善的で極めて危険な傾向示す反民主主義、独裁主義政権であると人々が認識しだしたというのに、まだ辞める気配がありません。第二次大戦の時のように、国民を巻き込んで玉砕するつもりでしょうか。
しかし、最近、私は潮目が変わったように感じます。これまで、政府から圧力をかけられて積極的に発言しなかった多くの新聞社やNHKまでが政権に批判的な発言を始めました。これも、大勢の国民の人々や大学人、知識人の人々の活動の一つ一つの結果が具現化してきたのだと思います。
安保に関連して、この安保法案の違憲性については、二百人の憲法学者が「違憲である」と言い、国会に呼ばれた参考人でさえ、口を揃えて「違憲」と断じたわけですが、自民党が「大勢」と呼ぶところの三人の憲法学者は憲法を逸脱してないとと言っているそうです。そのうち二人が先週、記者会見をしたとの話。新聞に顔写真、実名を晒されています。
集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法案が「合憲」との立場をとる、憲法学者の西修駒沢大名誉教授と百地章日大教授が19日、東京都内の日本記者クラブで記者会見し、政府解釈を支持すると表明した。西氏は「限定的な集団的自衛権の行使容認で、明白に憲法の許容範囲」とし、百地氏は「憲法9条の枠内の変更」と主張した。
さて、大多数の憲法学者と意見を異にするこれら三人の人は、どういう人なのか、ということについて、憲法学者の長谷部恭男氏と小林節氏が先だっての記者会見の中で触れています。
真実を探すブログの記事から抜粋します。
会見の質疑中に雑誌エコノミストの記者が『安全保障法制を「合憲」としている3人の学者は皆「日本会議」に属している。その意味や、「日本会議」の影響力をどう見ているか』と質問したところ、小林氏は『日本会議に沢山の知り合いがたくさんいるので私が答えますが、日本会議の人々に共通する思いは、第二次大戦で敗けたことを受け入れ難い、だから、その前の日本に戻したい』と述べ、日本会議の目的は戦前回帰であると強調しています。
更に上記の発言に続けて、『かれらの憲法改正案も明治憲法と同じですし、今回もそうですが、日本が明治憲法下で軍事五大国だったときのように、アメリカとともに世界に進軍したいという、そういう思いを共有する人々が集まっていて、かつそれは、自民党の中に広く根を張っていて、かつよく見ると、明治憲法下でエスタブリッシュメントだったひとたちの子孫が多い』と日本会議の正体を明らかにしました。
日本会議は安倍晋三首相を始め、安倍政権の閣僚が8割以上も所属している一大組織です。憲法改正や国家神道を強く掲げ、自民党議員を中心に野党系の議員らも多く所属しています。
また、大企業の関係者や知名度を持った有識者らも所属しており、正に日本の政治情勢を影から動かしていると言えるでしょう。
日本のメディアは小林氏の回答を報じないばかりか、日本会議の存在その物をあまり報じていません。
、、、
☆ナショナリズム団体「日本会議」の危険性:エコノミスト紙や仏誌が相次いで指摘
URL http://newclassic.jp/24129
引用:
安倍政権に多大な影響力
日本会議のメンバーは、国会議員の大半を占めるばかりではなく、安倍政権の閣僚の多くを構成しており、安倍首相自身も同団体の特別顧問として名を連ねている。
The Economist 誌 は、2012年に自民党が発表した新たな憲法草案は、多くが日本会議の思想に基づいていると指摘しており、彼らの存在は、韓国や中国の民族主義者に日本の軍国主義の高まりを主張させる根拠になり得る、と述べている。
更に上記の発言に続けて、『かれらの憲法改正案も明治憲法と同じですし、今回もそうですが、日本が明治憲法下で軍事五大国だったときのように、アメリカとともに世界に進軍したいという、そういう思いを共有する人々が集まっていて、かつそれは、自民党の中に広く根を張っていて、かつよく見ると、明治憲法下でエスタブリッシュメントだったひとたちの子孫が多い』と日本会議の正体を明らかにしました。
日本会議は安倍晋三首相を始め、安倍政権の閣僚が8割以上も所属している一大組織です。憲法改正や国家神道を強く掲げ、自民党議員を中心に野党系の議員らも多く所属しています。
また、大企業の関係者や知名度を持った有識者らも所属しており、正に日本の政治情勢を影から動かしていると言えるでしょう。
日本のメディアは小林氏の回答を報じないばかりか、日本会議の存在その物をあまり報じていません。
、、、
☆ナショナリズム団体「日本会議」の危険性:エコノミスト紙や仏誌が相次いで指摘
URL http://newclassic.jp/24129
引用:
安倍政権に多大な影響力
日本会議のメンバーは、国会議員の大半を占めるばかりではなく、安倍政権の閣僚の多くを構成しており、安倍首相自身も同団体の特別顧問として名を連ねている。
The Economist 誌 は、2012年に自民党が発表した新たな憲法草案は、多くが日本会議の思想に基づいていると指摘しており、彼らの存在は、韓国や中国の民族主義者に日本の軍国主義の高まりを主張させる根拠になり得る、と述べている。
関連して、wantonのブログの記事、安倍晋三が名を連ねている日本会議がこういうデマポスターを貼りだしているらしい。 で、寒気を覚えさせるような「日本会議」が作ったとされるポスターが晒されています。これがパロディーでないのなら、これはかなり深刻な狂気ですね。こういう連中が政府にいて、自分のエゴか理想かなんだか知りませんが、いずれにして国民も国の未来もそっちのけで、自慰行為にふけっているのです。
早い話が、アベ政権というのは、オウム真理教なみのカルト集団ということですな。さしずめ、安保を合憲と強弁する憲法学者は、「ああいえば上祐」さんといったところですか。
先ほど、内田樹の研究室で今回の安保に関してのインタビュー記事「対米従属を通じて『戦争ができる国』へ」がアップされていました。
日本の現状は次のようにまとめれると思います。
日本はアメリカの植民地として統治されており、日本の政府は対米従属を貫くことによって国民の不利益と引き換えに自己利益を増大させている。しかし、国民に対しては、日本は、独立国で、立憲主義に基づいた法治国家、民主主義国家であると教育している。対米従属は官僚組織を頂点とする権力システムが政治を操作し、彼らの利益を増大させることを目的に維持されている。政治家には日本の統治を決定する実質的な力はない。
それにしても、アベら日本会議のメンバーの思いが、「第二次大戦に負けたことが受け入れられず、戦前に復帰したい」というものであれば、第二次世界大戦に誘い込んで日本をコテンパンにしたアメリカこそが現在の日本を作り上げた元凶であるはずです。しかるに、まず戦争ができる国にするためには何が何でも対米従属を貫き通すという倒錯した自己矛盾はどういうことなのか。おそらく、そこまで視野狭窄してしまっている一種の強迫神経症なのでしょう。精神の病ですな。