米朝会談。私、トランプもキムも個人的には大嫌いですけど、彼らはパワーを持っており、世界への影響力はあります。ま、お互いの思惑がたまたまうまく一致したのだと思います。トランプの動機は単純でしょう。一つは彼自身のエゴ、名誉欲、それから節約のためにアメリカが世界から手を引く宣言をした手前、東アジアからは日本が金を出す在日米軍を残して撤退したいので、東アジアは安定化させたい、そういうことでしょう。トランプには軍事産業の意向を無視しているのか、あるいは軍事産業が朝鮮危機ではリスクばかりで金にならないと踏んだのでしょうか。
トランプにとっては一挙両。一方、北朝鮮の将軍家は、保身が第一、これまで「民主主義」を掲げて、他国を侵略して戦争をおこし、軍事産業を儲けさせる一方で、都合の良い政権に変えて、金儲けをしてきたアメリカのやり方に対する恐怖は感じているはずです。だからこそ身を守るための核開発をしてきたわけでしょう。別に日本を攻撃したり日本に侵攻したりするつもりで軍事強化をしているわけではない。イランも同様でしょう。将軍家にしてみれば、イラクのフセインやリビアのガダフィのように、アメリカにイチャモンをつけられて絡まれ、丸腰にされた挙句に殺されるというのは、相当に現実味の高いシナリオですから、どうすれば我が身を守ってこれからも金体制が維持できるかが最大の優先事であるのは間違いないと思います。
ここで、トランプが泥沼の朝鮮戦争の正式な終戦をして、本当にアジアから手を引くのであれば、北朝鮮はそれと引き換えに核武装の段階的解除をしても良いだろう、そしたらみんなハッピー。うまくいけば、トランプは朝鮮戦争の終結の業績でノーベル平和賞候補、北朝鮮の金体制は守られる、そう思ったのだと思います。もちろん、これからの交渉次第。北朝鮮はアメリカを簡単に信用するはずはないですから、当面、完全非核化はありえないでしょう。逆に言えば、アメリカ次第。アメリカが紳士的に振る舞えば、北朝鮮は核をちらつかせる必要もない。
なんとなく日本の明治維新を思い出させます。大政奉還しなければ、武力には圧倒的な差があるアメリカに侵略されて力づくで徳川幕府が潰され、一族は処刑されていたわけですから。ま、そのおかげで、薩長出身の3世議員のボンボンどもが現在の日本をメチャクチャにするハメになってしまったのは皮肉なものです。
北朝鮮の脅威はこれまでアメリカやアベにとっては都合が良かったのですが、アメリカはもうアジアから手を引くからどうでも良いということになったのですかね。こちらもその方がいいですが、きっと、日本政府はそのアメリカにすがって金だけ搾り取られるのでしょうな。
今後は、大国が仕切る世界ではなくなり、小単位に分割化していくと想像しますが、分割した単位どうしのコネクションはむしろ強まるだろうと思います。今や、世界は経済的にも情報的にも複雑につながりあっていますから、帝国主義の時代のようなやり方はもうできないし、ならば、今後、「国」というものが実務面は残るもののシンボル的なものに過ぎなくなっていき、国家防衛という考え方がすでに意味をなさなくなってくるだろうと思います。
情報交換において、マスメディアからインターネットが主体になってきたように、生活面でもフリーランスでボーダーレスで働く人が増えました。あとは、中央銀行が管理する貨幣制度が、仮想通貨など権力から切り離されたシステムで代替されると、現在の社会の権力構造は成り立たなくなると思います。そして「国」という概念があまり意味のないものとなり、よって国家防衛という議論が意味をなさなくなるのではないだろうかと思います。
だいたい、昔から「国」を防衛するというのは、その国の権力者の利益を守るということで、国民はそれに使われて犠牲になってきたのです。先の大戦がいい例です。
今後は「みんなと友達になって、相互の利益関係が確立すれば、いじめはなくなる」という理屈が真面目に成り立つような世界に将来的になっていくのではないかと思ったりするのですが。
まだ、アベのメディア戦術に多くの国民が乗せられているような状況では、先は長いですが。
トランプにとっては一挙両。一方、北朝鮮の将軍家は、保身が第一、これまで「民主主義」を掲げて、他国を侵略して戦争をおこし、軍事産業を儲けさせる一方で、都合の良い政権に変えて、金儲けをしてきたアメリカのやり方に対する恐怖は感じているはずです。だからこそ身を守るための核開発をしてきたわけでしょう。別に日本を攻撃したり日本に侵攻したりするつもりで軍事強化をしているわけではない。イランも同様でしょう。将軍家にしてみれば、イラクのフセインやリビアのガダフィのように、アメリカにイチャモンをつけられて絡まれ、丸腰にされた挙句に殺されるというのは、相当に現実味の高いシナリオですから、どうすれば我が身を守ってこれからも金体制が維持できるかが最大の優先事であるのは間違いないと思います。
ここで、トランプが泥沼の朝鮮戦争の正式な終戦をして、本当にアジアから手を引くのであれば、北朝鮮はそれと引き換えに核武装の段階的解除をしても良いだろう、そしたらみんなハッピー。うまくいけば、トランプは朝鮮戦争の終結の業績でノーベル平和賞候補、北朝鮮の金体制は守られる、そう思ったのだと思います。もちろん、これからの交渉次第。北朝鮮はアメリカを簡単に信用するはずはないですから、当面、完全非核化はありえないでしょう。逆に言えば、アメリカ次第。アメリカが紳士的に振る舞えば、北朝鮮は核をちらつかせる必要もない。
なんとなく日本の明治維新を思い出させます。大政奉還しなければ、武力には圧倒的な差があるアメリカに侵略されて力づくで徳川幕府が潰され、一族は処刑されていたわけですから。ま、そのおかげで、薩長出身の3世議員のボンボンどもが現在の日本をメチャクチャにするハメになってしまったのは皮肉なものです。
北朝鮮の脅威はこれまでアメリカやアベにとっては都合が良かったのですが、アメリカはもうアジアから手を引くからどうでも良いということになったのですかね。こちらもその方がいいですが、きっと、日本政府はそのアメリカにすがって金だけ搾り取られるのでしょうな。
今後は、大国が仕切る世界ではなくなり、小単位に分割化していくと想像しますが、分割した単位どうしのコネクションはむしろ強まるだろうと思います。今や、世界は経済的にも情報的にも複雑につながりあっていますから、帝国主義の時代のようなやり方はもうできないし、ならば、今後、「国」というものが実務面は残るもののシンボル的なものに過ぎなくなっていき、国家防衛という考え方がすでに意味をなさなくなってくるだろうと思います。
情報交換において、マスメディアからインターネットが主体になってきたように、生活面でもフリーランスでボーダーレスで働く人が増えました。あとは、中央銀行が管理する貨幣制度が、仮想通貨など権力から切り離されたシステムで代替されると、現在の社会の権力構造は成り立たなくなると思います。そして「国」という概念があまり意味のないものとなり、よって国家防衛という議論が意味をなさなくなるのではないだろうかと思います。
だいたい、昔から「国」を防衛するというのは、その国の権力者の利益を守るということで、国民はそれに使われて犠牲になってきたのです。先の大戦がいい例です。
今後は「みんなと友達になって、相互の利益関係が確立すれば、いじめはなくなる」という理屈が真面目に成り立つような世界に将来的になっていくのではないかと思ったりするのですが。
まだ、アベのメディア戦術に多くの国民が乗せられているような状況では、先は長いですが。