実験の結果がうまくいかなくて、研究技術員の若者ががっかりしていたので、実験なんてうまくいかないのが普通だから、と励ましました。うまくいかない実験を繰り返し、あれこれ工夫していくうちに、なにか有意義なものがポロリと出たりするわけで、失敗しない実験を一つするよりも、失敗する実験を十する方が長期的にははるかに有益であることはしばしばあります。
一つ一つの失敗をそれなりに総括していけば、失敗することにはムダではなく、むしろ成功にいたる必然的過程であるとも言えます。失敗の後、改善の余地はあるのか、継続の意味はあるのか、などなど反省をし、経験を次に活かそうとする努力は将来に対する投資であり、場合によってはその投資が大きなリターンとなって十年後に返ってきます。
ふつう、予想された結果がでない場合の9割はつまらない理由です。手順を間違えたとか、加えるべき試薬を忘れたとか、実験技術の限界とか。それでもそんな単純ミスをするからこそ、ミスを犯さないようにする注意力がついていくと思いますし、実験技術の限界が明らかになるからこそ、あたらしい技術の開発につながるものです。
当たり前といえば当たり前のことですけど、このことは研究だけに限らず、広く人間のすべての活動に当てはまると思います。失敗に真摯に向き合い、よく考え、改善を目指して行動すること、それを地道に続けることが、成功と喜びにつながると思います。
しかるに、その当たり前のことが全くできないのが現政権。政策は失敗続き。失敗の原因は、この連中が国民のために働いているのではなく、国富と権力を私物化して国民を搾取ことばかりを考えているからです。文書改竄、破棄、言論封殺、証拠隠滅に国策捜査、の犯罪政府。あの内閣3バカトリオ プラスワン が諸悪の根源ですけど。アベは「真摯に向き合う」「県民のみなさまに寄り添う」「最後のお一人まで年金はお支払いする」「拉致被害者を連れ戻す」「北方領土を取り戻す」「2%のインフレを実現する」「所得を150万あげる」「私や妻が関わっていたら国会議員を辞める」、、、、限りがないからやめますけど、全部、ウソ。口先だけのやってるフリ。何一つ実現しないどころか、全てを悪化させた挙句に開き直り、文書を改ざんし官僚にウソをつかせ、失敗を誤魔化す。国会では、その場しのぎのでまかせを言うか、相手の揚げ足をとるか、民主党の悪口をいうしか能がない。無能でありながら、保身と自らの権力のためには他人を陥れ、自分に都合の悪い人間は干しあげ、都合のよい連中には飴を与え、都合の悪い相手にはヤクザを雇って選挙妨害し、マスコミには圧力をかけて人格攻撃、それでも黙らない人間は国策捜査で口封じするような人間のクズです。こういう連中は救いがない。悪いことに、反省するとか、ものごとを深く考えるとかという能力が圧倒的に欠如している連中が、衰退する日本の舵取りをする立場にいるのです。これで、日本が滅亡しなければ奇跡です。
話がズレました。研究に向かない人はおります。知的好奇心の乏しい人、注意力が散漫な人、論理的思考が苦手な人、客観的に物事を見ることができない人、忍耐強くない人、自己規律ができない人は、向いていないでしょう。加えて、正直さと謙虚さに欠ける人は、研究はするべきではないと思います。研究社会という集団の活動ですから。とりわけ、正直さと謙虚さに欠ける人は、研究のみならず、社会的活動全般においてリーダーシップを取るべきではないと思います。嘘つきで邪悪な人間一人が権力をもっただけで、1億人以上からなる国家がここまで急激に崩壊したという事実を鑑みれば、正直でも謙虚でもない無能な人間が下手に力を持った場合に社会に及ぼす害のすさまじさに同意してもらえると思います。
ロシアに行けば北方領土を失い、イランに行けば信用を失い、アメリカにはコケにされて多額のマネーを吸い取られて、動き回っても何もいいことないんだから安倍首相にはいっそ吉本新喜劇への出演や芸能人との食事に徹してほしい。ってもうそれ政治家である必要ないんだけど。
— とみ (@meow164) June 15, 2019
Wall Street Journal