百醜千拙草

何とかやっています

みんなで貧乏 

2019-11-08 | Weblog
前回、「日本では、どうも、みんなで豊かになろう、という発想にはならず、どちらかといえば、自分さえ豊かならよい、そしてもし自分が豊かになれないのなら、みんなが貧乏するべきだとでもいう方向に発想が向いているような気がする」と書いたのですけど、同じように思う人もいるようで、構造主義生物学(生物的多様性に関して進化論とは別のメカニズムの仮説のようですが、昔は生物学者で哲学的議論をする人は結構おられました)の池田清彦さんツイート。


休暇中に私が話した一般の人々の反応から思うに、アベ政権を支持するという人は、アベ一味がどれだけ権力を利用して卑劣で汚いことをしてきたのかを知らないし、政権の(負の)実績を如実に示す客観的数字も知らないようです。知らずに無邪気にアベを支持している人にとっては「知らぬが仏」とも言えますけど、民主主義国家の国民としては「無知は罪」です。知らないで犯した罪は罰せずとはいいますけど、結局、それは巡って、わが身を罰することになっています。
「腐ったみかん箱」といわれるアベ一味」の数々の犯罪を知っているのに、アベを支持するという連中は、そうすることによって不正に自己利益を増大することができる者(つまりアベ一味)だけでしょう。

この間、籠池さんが外国特派員協会で記者会見し、アベ政権をポルポト政権なみだと言いました。当事者ですから身にしみて実感していることでしょう。加えて、会見で以前からずっと噂になっていた選挙の票計算を仕切っているムサシによる不正選挙の可能性を示唆し、アベがムサシの筆頭株主だと述べたのには、正直、驚きました。状況証拠からムサシの不正選挙は以前から疑われていましたが、不正選挙の確たる証拠を掴むことは難しく、政治家も選挙で選ばれたという立場上、タブーとなっている話題です。籠池さんがどこまで知っているのかわかりませんけど、なんらかの不正選挙の証拠を知っているのなら、それを示してもらいたかったと思います。陸山会事件のときの検察審査員を選ぶソフトがイカサマであったぐらいですから、状況証拠とあわせて不正選挙が行われているのはかなり可能性が高いでしょう。

それにしても、李下に冠を正さずと言いますが、アベの場合は、そうした高潔さとはまったく無縁で、動かぬ証拠を出されても黒を白と言い張って押し通すあくどさです。普通の人間なら「妻や私が森友に関わっていたらやめる」と国会で大見得を切って、これだけ証拠が出されたら、辞めます。逆に、財務省の数百カ所に及ぶ公文書改ざんを引き起こし、改ざんに関わった人を自殺に追い込み、佐川くんに国会で偽証までさせてまで、保身を図る浅ましさ、は顔を背けさせる醜さです。この政権は戦後日本が築いてきたモラルと価値観を破壊し、政府と政治家にかつてないレベルの不信感を国民に植えつけました。一方で、これだけデタラメ、犯罪を繰り返しても、アベを筆頭に誰も責任をとらず、罪にも問われない、という先進国ではありえない状況に、「知る」人々でさえ無力感を感じるようになってきています。

これは、首相と首相夫人のスキャンダルの口封じのためにあからさまな「国策捜査」で、一般人が、ありえない罪状で、逮捕、勾留されるという異常な事件です。国策捜査、逮捕というのはレッド パージが行われたころにもありましたが、当時は「危険思想」を排除するという政体にとっての名目。今回のは、アベの不祥事をゴマカすため、というなんとも情けない理由。同じ理由で、公文書改ざんが行われ、国会での偽証が堂々となされ、モラルと法が破壊されたのです。

すでに長くなっていますけど、触れずにおられない先日の予算委員会での人間のクズの見本のようなアベの態度。この事件に関するツイートを並べておきます。
 
 
 

 
 
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