百醜千拙草

何とかやっています

世界に恥を晒す

2019-11-29 | Weblog
二日前のワシントンポストの記事に関する下のツイートを目にしたので、一連のアベと政府の異常な対応は、外国人からどう捉えられているのだろうと思い、読んでみました。





以下、適当に訳。 ()は私の補足。

首相官邸への訪問者リストは? ー 廃棄。  (加計問題)
スダンとイラクで自衛隊が危険に遭遇したことが記された日報は? ー 最初は廃棄したと言っていたのに、後で見つかった。 (自衛隊の違法派遣問題)
アベ政権を脅かした森友事件に関する重要書類は? ー 改竄、廃棄。

政府文書に対するアベ政権の姑息な対応と一回で1000枚の公文書を廃棄できる業務サイズのシュレッダーが、野党とメディアの抗議とともに、今週の日本のニュースのヘッドラインを埋め尽くした。

火曜日、野党政治家はその「政府による隠蔽のシンボル」となった巨大シュレッダーを視察、シュレッダーの能力をテストすることができた。このシュレッダーは800ページにわたる招待客名簿に相当する文書をわずか30秒あまりで裁断してしまった。、、、

朝日新聞は、社説で「霞が関では、一体1日にどれほど大量のの公文書がシュレッダーにかけられているというのだろうかと首を傾げざるを得ない」と痛烈な皮肉。「スキャンダルが出るたび、官僚のおきまりの言い訳は、保存されるべき文書は全て「廃棄」した、あるいは「どこにあるかわからない、である。おそらく、彼らは、アベ政権のもとで生き残るためにそう言わされているのだろう」
、、、
野党は、この桜を見る会には、犯罪集団(反社会勢力)のメンバーや高齢者を狙った投資詐欺会社(ジャパンライフ)社長も、政治家、外交官、芸能人やその他の公人とともに招待されている、と非難。この会の前夜に東京のホテルで行われたパーティーにも疑念が向けられている。

5月9日、共産党の宮本議員が桜を見る会の招待客リストの開示を要求したが、政府は、個人情報保護のために(4月の会が終わった後に速やかに)廃棄したと回答したのであるが、今になって、その800ページの文書は、なんと5月9日、開示請求をしたたその当日に廃棄され、電子記録はその前日に廃棄したということが明らかになった。

全くの偶然の一致だ、と政府は主張する。シュレッダーは予約が詰まっていて、その日まで使えなかったと。(笑
、、、
アメリカ合衆国では、大統領記録規定によって、大統領が触ったすべての文書は、歴史文書として保存するために国立図書館に送られることが規定されている。ここワシントンでは別の問題があるのではあるが。書類を破いてゴミ箱に捨てるトランプの直らないクセである、ポリティコの報道によれば、(トランプによって)破かれた紙をつなぎ合わせて文書を復元するチームがあるのだそうだ。

日本は、情報の自由度という点で、アメリカなど他の西洋の民主主義諸国からはるかに遅れている。日本は1999年に政府文書開示に関する法律を通しているにもかかわらずである。

アベが2012に政権について以来、アベ政権は組織的にこれらの法律を破り、法規定を後退させてきたことが問題である、と政治評論家はいう

東京ソフィア大学の中野コウイチ教授は言う、「(アベ政権にとって)不都合な事実を隠すために、文書を改竄、廃棄するというパターンが繰り返されているようだ」
「加えて、彼らは、時計を巻き戻して法規を逆向けに変えることで、公文書が表に出てこないようにしているようだ。そういう理由で、これは違法行為であると同時に法そのものを捻じ曲げる行為でもある」

中野氏は、この一つの理由は、アベが七年の権力によって政府や官僚組織を私物化できるようになったことが原因であるという。しかし、これは同時に長く権力の場にいたがために明らかになってきた総理の人間性の問題でもある。「総理の思い上がりの表露だ」と黒岩氏は言う。
日本の法律で政府文書は少なくとも一年保存すると規定されているにもかかわらず、官僚の裁量でそれらを期日前でも適時廃棄することを許している、これが問題だ、と黒岩氏。

今月初旬、アベは突然、来年の桜を見る会を中止すると宣言した。しかし、この宣言でも信頼は回復されてはいない。
ー サイモン デンヤー ー

(やっぱり、日本の低い情報公開度と、政権の腐敗、そして、アベの人間性が主に非難されているようです)
コメント
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