百醜千拙草

何とかやっています

普天間鳩芝居

2010-04-20 | Weblog
毎日、毎日、飽きもせず、マスコミは、小沢叩き、鳩山政権叩きばかりの偏向報道、捏造記事を垂れ流しています。小学生でもおかしいと思うような記事の体裁さえとっていない駄文を恥ずかしげもなく発表して、社会にゴミを撒きちらし、どんどん評判を落として、新聞購読者の激減を呼び込み、自分の首を締めているメディアの愚かさ加減にウンザリします。しかし、最近の普天間基地を巡る鳩山叩きは、これは本当にメディア自身の首を締めることになるのではないかと成り行きを半ば楽しみに見ています。
  自分の国の首相が5月末には結論を出す、と断言しているのに、あれこれとイチャモンをつけて、アメリカ様が納得しない、とか、決着しないのなら首相は退陣すべきだとか、その期日が来る前から、散々、ネガティブキャンペーンを続けています。これは報道ではなくてチンピラヤクザのイチャモンというやつですけど、毎日、毎日、一般国民は聞きたくもない無根拠の悪口を続けられたら、「タイガイにせーよ!」と思うのが普通の人の感覚だし、メディアを政治目的で世論誘導のために使っている連中のアホさ加減ばかりが目立って、「逆効果」というものだろう、と思います。
  鳩山氏、5月と区切った割には、ノラリクラリと質問をかわし、腹案があるけど言えない、とじらしてみたり、岡田氏や仙谷氏に好き勝手に言わせてみたりして、政権が基地問題をうまく扱えていないという印象を与えています。そこをメディアは、しめしめ、と思って攻撃してくるわけですけど、これは鳩山氏の「芝居」であると読んでいる複数の人々の意見を知って、なるほど、そうかも知れないと私も思った次第です。
  前にも書きましたけど、私、解決案は「国外」しかない、と思っています。鳩山氏の腹案という言葉を聞いた時にそう確信したのですけど、その後、国外は難しいとか、県外国内と県内の折衷案が有力だとか、という話が民主党内の人の言葉として報道されたので、不安に感じていたのでした。アメリカは前からグアムに殆どの戦力を移すことを決めていたわけです。それを、わざわざ、"Ne me quitte pas"と袖にすがって、「辺野古の珊瑚礁を埋め立ててもっと大きな基地を作りませんか」と提案したのは、基地利権にぶらさがりたい連中とそれに利用された旧自民党です。連中は、自分たちさえ良ければ、日本がずっとアメリカ植民地であっても、沖縄県民がどれほど苦しもうとも、知ったことかという売国奴なわけです。第二次世界大戦後におかれたアメリカ国外の米軍基地のうちの8割以上は既に外交交渉で閉鎖となっているという中で、日本は未だに、複数の在日米軍基地を持ち、想像上の産物でしかない安全保障条約という詐欺商品に金を払い続けています。これまでアメリカの奴隷であり続けることで利権を貪り続けていた一部の権力層が、国民の富をアメリカに差し出すことによって、その上前をピンハネしてきたわけで、その利権を守りたい連中が、マスコミ、検察を使って、経世会の流れを汲み、日米関係の改善を考える小沢氏と現政権を必死になって攻撃しているわけです。
  そんな中で、鳩山氏、軽々しく普天間問題の「腹案」を、「敵」の手先であるマスコミにホイホイとしゃべるわけがない、というのが識者の読みです。「国外」という線での交渉はおそらく、最初の最初から決まっていたのだが、下手にその線でいきたいということを早くから公にすると、マスコミその他に潰される、そういう理由で、ワザとノラリクラリと対応しているのだろう、とネットでは少なからぬ人が考えているようです。そういえば、辺野古陸上案や県外との折衷案をマスコミに向かって口にしている民主党員は、岡田氏であったり小沢氏に嫉妬の炎を燃やし続ける困り者の渡部老人ご一行の七奉行(ネーミングが余りに恥ずかしくて口にもしたくないですね)の一人の仙谷氏であったりするわけで、この人々には鳩山氏は、おそらく、本当の「腹案」を明らかにはしておらず、敵をあざむくにはまず味方からと、わざと好き勝手に言わせているのであろうとも想像されます。マスコミは、散々、そのノラリクラリを叩き、沖縄や県外候補地と言われる地元の人々の反対運動の様子を大きく報道して、基地の移転は不可能だ、普天間問題は暗礁に乗り上げている、と(たぶん)見当違いのことを無批判に垂れ流します。これが、実は鳩山氏の戦略ではないか、というのが、ネットの識者の意見です。
「マスコミの言うように、県内はおろか、県外でも普天間の代替候補地は決まりません、普天間基地の移設は不可能です。仕方がありませんから、グアムにお引き取り願います」と、国外移転の交渉の根拠とするために、わざわざ反小沢派に好き勝手言わせて隙を見せ、マスコミが調子に乗って「普天間の移転は不可能だ」という「世論」を盛り上げてくれるのを誘う、そのためのノラリクラリの「鳩芝居」であるというわけです。
  私、これが本当なら、鳩山氏、一見、理想主義の育ちの良いお坊ちゃんのように見えて、実は、青田赤道顔負けの大した役者だ、と思います。そして、この大逆転劇をわざわざ参院選の告知に合わせて仕掛けたという戦略もたいしたものだ、とうならされます。 さて、この読みがどれだけあたっているか分かりませんけど、もう少し待てば、答えは分かります。
  いずれにしても、新聞やマスコミはもういりません。私自身は新聞を購読したことがありませんし、テレビも殆ど見ません。国民が自ら政権交代を実現させたように、ダメなマスコミも民意によって消え去るべきであります。二三年以内に産経はおそらく本当に廃刊するでしょう。毎日、読売、朝日も多分かなりの規模縮小を余儀なくされるでしょうが、すべて自業自得です。最近の記事を見ていると、新聞社の断末魔の叫びが聞こえるようです。とても不愉快な声です。

 追記。 ここまで書いたところで、普天間問題と腹案についてもっと良い解説をトニー四角さんのブログでみつけましたので、リンクします。ご一読、おすすめします。
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