goo blog サービス終了のお知らせ 

tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

江包・大西の御綱祭りは、2/11(建国記念の日)開催!

2012年02月10日 | 奈良にこだわる
いよいよ明日(2/11)、「お綱(つな)はんの結婚式」と呼ばれる「江包(えっつみ)・大西の御綱(おつな)祭り」が開催される。今朝(2/10)の読売新聞奈良版《桜井「御綱」準備着々 男綱完成、あす祭り》によると、《今年1月、国の重要無形民俗文化財に指定するよう文部科学相に答申された桜井市の伝統行事「江包(えつつみ)・大西の御綱(おつな)」の準備が9日、同市江包地区で始まった。素戔鳴(すさのお)神社で毎年2月11日に子孫繁栄や五穀豊穣(ほうじょう)を願って行われる。江包、大西両地区の住民が、男女に見立てた重さ約600キロある2つの綱を担いで両地区を練り歩く》。

《この日は、住民ら約30人が約420束のわらを使って当日に担ぐ「男綱(おづな)」作りなどに取り組んだ。初めに芯になる部分を作った後、残りのわらを巻き付け、約8時間かけて長さ約50メートル、直径最大約1.3メートルに仕上げた。参加した場内(じょうない)孝夫さん(62は「途中でほどけないようにしっかりと作った」と言い、江包地区御綱祭り保存会の野儀(のぎ)昌弘会長(64)は「力強い祭りを見に来てほしい」と話す。大西地区の「女綱(めづな)作りは10日、行われる》。


大西地区の「女綱」(=太長いロープ)。トップ写真は江包地区の「男綱」(=円錐形 09.2.11撮影)

当ブログの「江包・大西のお綱祭り」に、お祭りの写真をたくさん載せているので、ぜひご覧いただきたい。読売の記事にあるとおり、この祭りは、国の「重要無形民俗文化財」に指定されるべく答申されている。江包は、「えつつみ」とフリガナが振られているが、地元では「えっつみ」である。職場の先輩のSさんが大西地区の住民で、いつも2/10には休暇を取り、ワラで「女綱」を作る。男綱の1日あとに女綱を作るのは「男綱のサイズを見て、それに合わせて作るから」とのことである。男綱と女綱を作ってそれぞれの地区を練り歩き、最後に素戔鳴神社で合体させるのであるが、綱があまりリアルではないので、「巨大なしめ縄」のように見える。

タイムスケジュールはどこにも出ていないが、私はいつも午前10時前に大西地区を訪ねて市杵島神社にお参りし、練り歩きやどろんこ相撲を見て、そのあと江包地区に移動して春日神社にお参りし、こちらのどろんこ相撲などを見物している。合体(入舟)はいつも正午過ぎ頃から始まり、午後1時には合体が終了(完成)する。年々見物人が増え、最近はバスツアーまで催行されているが、くれぐれもお祭りの邪魔にならないよう、ご注意いただきたい。江包地区ではいつもカップ麺などが販売されるが、お弁当は持参した方が良い。

住民によって守られてきた伝統ある民俗行事である。いちどお訪ねいただきたい。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする