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tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

Coming Soon!ゆかり リーフレット(2012Topic)

2012年02月24日 | お知らせ
今朝(2/24)の奈良新聞には、観光まちづくりなどに関する記事がたくさん掲載されている。1面トップは「ムジークフェストなら2012」(ドイツをテーマとした音楽祭)実行委員会、経済面には「こだわり農産物商談会」、そして社会面には「諸外国と奈良とのゆかり検討委員会」の最終会合の模様が紹介されている。Face Bookでは、『古事記』編纂1300年記念公開講座「『古事記』と海の神」(講師:奈良県立図書情報館長 千田稔氏)の募集情報が流れていた(無料・先着順)。

これらのうち、私は「ゆかり検討委員会」の委員を拝命しているので、昨日の会合に出席させていただいた。同紙《観光客誘致 「奈良との縁(ゆかり)」PRを 県委員会 海外向けリーフレット》によると《県は23日、奈良市法華寺町の奈良ロイヤルホテルで、「諸外国と奈良とのゆかり検討委員会」(委員長・菅谷文則県立橿原考古学研究所長)り第3回会合を開き、海外からの観光客誘致に使うリーフレット案について最終検討をした》。

《リーフレットは、さらなる観光客誘致を図るため、奈良への訪問客の多い韓国や台湾、フランス、シンガポールなど上位17カ国・地域と奈良との縁をそれぞれの言語で紹介するもので、同委員会が昨年7月から検討している。この日は、17カ国・地域のA3版2つ折り、フルカラーのリーフレット案が提示され、「奈良通」「歴史通」の委員らが「もう少し南部の観光地も盛り込んでは」「一般情報よりもゆかり情報を強調しては」などの意見を述べた。県はこれらの意見を参考に本年度中に完成させ、海外の旅行会社に配布する予定》。

当日、リーフレットの校正刷(翻訳前の日本語版)が配られた。表紙には南大門前で撮った鹿のアップが掲載され、なかなかのインパクトである。本文(見開き2ページ)では、カラー写真とともに外国と奈良との縁(ゆかり・ 英語では「relation」か)が紹介されている。例えば中国語版では、鑑真和上(唐招提寺)、遣唐使・阿倍仲麻呂(安倍文殊院)。ドイツ語版では、華厳思想に触れていたといわれるゲーテ、日本美術を研究したフィッシャー夫妻(ケルン市東洋美術館創始者)、ドイツ様式の内装を施した奈良ホテルなどが紹介されている。

リーフレットになる前の元データも拝見したが、これは膨大なデータ量で、面白い話がたくさん載っている。県はこれらもホームページにアップして紹介する予定だそうだ。

英語版『地球の歩き方』ともいえる『ロンリープラネット』の最新版を買ってみたが、奈良県に関する情報があまりにも少なくて驚いた。約800ページ中、15ページとわずか1.9%にすぎない。国内で唯一、世界遺産が3つもある県なのに…。これまでは海外から観光客が来ても、提供できる無料パンフレットなどが少なくて苦労したが、これからは改善が期待できる。特にマレーシア、シンガポール、タイ版などは、希少価値がある。リーフレットのPDFデータは、県のホームページにもアップされる予定である。

リーフレットの刷り上がりは4月以降になりそうだ。これらは新たなインバウンドのツールとして、大いに活用していただきたい。国際観光課(県観光局)の皆さん、実務を担当された株式会社Jプロデュースの皆さん、あと一踏ん張りですよ!

コメント
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