tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

今井町並み散歩2011、好評裡に閉幕!

2011年05月16日 | 奈良にこだわる
さわやかな好天となった日曜日(5/15)、橿原市今井町の年に一度の大イベント「今井町並み散歩」を訪れた。これまで見たことのないほどの人出には、驚いた。期間中(5/7~15)の来訪者は、約5万人に上った!(5/7~13で計5千人、14日は1万5千人、15日は3万人)。今日の奈良新聞(5/16付)の1面に、このイベントがカラー写真入りで大きく紹介されている。見出しは「宗久や利休、練り歩き 茶行列や物販、重文公開」。







《江戸期の商家が残る国の重要伝統的建造物群保存地区、橿原市今井町の歴史・文化に親しむ催し「今井町並み散歩」が14、15日に現地で開かれた。同町ゆかりの商人で茶人の今井宗久らに扮(ふん)した茶行列や物産市、重文指定の建造物の公開などがあり、町中を散策する観光客らで賑わった》。




茶行列の前に記念撮影(町並み散歩開会セレモニーで)

《同町は浄土真宗本願寺派称念寺を中心に江戸期に商業都市として発展した寺内町。町の魅力を伝えようと、住民らでつくる今井町町並み保存会が町全域を会場に毎年実施。16回目の今年は、東日本大震災の被災地復興支援のため、催事を通じて義援金募集を行った》。







《15日の茶行列には約60人が参加し、今井宗久や千利休などの茶人に扮して町内を練り歩いた。中心通りでは江戸期に月6回あった市「六斎市」を模して食品や雑貨を扱う約200店が軒を連ねた。また、普段は非公開の商家や同寺の壁画などが公開されたほか、同町在住の木工芸師、川鳳嶽さんら茶道具師の作品展示もあった。橿原市上品町の竹村猶司(64)、信江さん(61)夫妻は「地元の文化的な魅力を再発見した」と話し、楽しんでいた》。





学研都市周辺住民で作る「地域SNSけいはんな」代表のFUTAN(ふーたん)さんが、昨夜SNSに書き込んでおられた。《第16回今井町並み散歩に行ってきました。直通の橿原神宮前行きの急行だと、正味35分で行ける。これまでに比べて、まちかどアートが新しく加わって、いっそう楽しくなっていた。また、スタッフの大和屋絣さんによれば、この10月の連休中に、全国の町家再生交流会が今井町を中心に奈良県であるそうです。行かなくては》《700戸のうち500戸が歴史的な建物。世界遺産級だと思います》。第4回全国町家再生交流会の情報は、こちら(PDF)に載っている。





今年は早くから、各メディアがこのイベントを競って紹介していた。とりわけ大きかったのは朝日新聞大阪本社版の「週刊まちぷら 関西ワイド」(5/10付)である。見出しは「橿原・今井町かいわい 濠と町家 自衛と繁栄」である。《「海の堺」に対し、「陸の今井」と呼ばれた奈良県橿原市の今井町。商人を中心に、最盛期には約4千人が暮らす商業都市として栄えた。東西約600メートル、南北約310メートルの町には、今でも500軒を超す町家が残り、町に入ると江戸時代へとタイムスリップしたかのような錯覚に陥る。14、15両日、着物を着た時代行列などが練り歩く「今井町並み散歩」が開かれ、町に往時のにぎわいが戻る》。


「さぁさ、皆さん。これから茶行列が通るよ!」と元気に呼び込み



《戦国時代、一向宗の門徒らが称念寺を造り、自衛のために濠(ほり)や土塁を巡らせたのが今井町の始まりとされる。織田信長とも戦ったが、1575年に降伏。その後自治権を認められ、商業都市として発展を遂げた。大和の金は今井に七分――。この言葉が繁栄を物語るように、町内には「八つ棟造り」と呼ばれる巨大な民家「今西家住宅」や、金物商だった「旧米谷家住宅」など、国の重要文化財の町家が8軒も残る》。





《1993年には国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。町家の数は全国の保存地区約90カ所の中でも日本一の規模を誇る。町家を研究する奈良女子大4年、山本梨花さん(22)は「最初は建物の重要性に興味を持ったが、実際に来てみると、生きた町をみることができるのが面白い」と魅力を語る。町を歩くと、子どもたちが町の中を走り回り、多くの家の軒先に花が飾られているのに気付く。長年観光地化されず、土産物屋や食事を取る場所は少ないが、07年にテレビ番組で「懐かしい風景が残る街」の全国1位になるなど、町の魅力に気付く人が増えている》。







《「町並み散歩」は、今年で16回目。町内にある重要文化財の内部が公開されるほか、実際にかまどに火を入れ、伝統食「茶がゆ」を作ったり、今井町ゆかりの商人、今井宗久や織田信長らの衣装を着た時代行列(15日のみ)が登場したりする。主催する今井町町並み保存会の若林稔会長(70)は「今井町は400年以上続く町。さらに400年先へと続いていける町になるよう、様々な試みをしていきたい」という。町並み散歩の問い合わせは同会(0744・22・1128)へ》。






若林稔さん(町並み散歩開会セレモニーで)

今井町町並み保存会会長の若林稔さんも、大きく紹介された。《1971年に住民らが発足させた「今井町町並み保存会」。イベントの開催以外にも、市が進める町並み整備のサポートや機関誌の発行など、活動は多岐にわたる。最近は、不要になった着物を集めて、素人でも着やすい着物に仕立て直し、着物姿でそぞろ歩く人を増やす取り組みも始めた。若林稔会長は「今井の価値は、古い町並みだけじゃない。この町をつくり上げた先人のエネルギーこそ、我々はまねをしなければいけない」と話す》。


今年も手打ちそばが大人気(提供:NPO法人泉州そば打ち普及の会)


みやざき地頭鶏(じとっこ)専門店・門出さん



友人、知人にもたくさん出会った。今年も堺魚市場の「門出(かどで)」さんが屋台を出されていた。ここは「みやざき地頭鶏(じとっこ)」の専門店で、炭火で炙(あぶ)った美味しい焼鳥を提供されていた。黒板には《橿原市と宮崎市は、姉妹都市と言う事で!!本物の宮崎の地鶏をご賞味下さい。イベント価格1パック500円 年に数回、宮崎に足を運び、鶏処理場を視察し、安全な鶏をみなさまに提供できるよう、スタッフ一同心がけています。本物の味をご賞味下さいませ さめてもやわらか・ジューシー 堺にお越しの際は、堺魚市場内当店「門出」へ》。





今井景観支援センターの「呈茶席」では、美味しい抹茶と「塩屋の宗久饅頭」(山本鈴音堂)をいただいた。高木家住宅では、「箏・尺八の演奏」を聞かせていただいた。



町角のお地蔵さんの前で、何人かが集まっていたので耳を澄ましてみると「これはすごいで。桟(さん)がすり減っとる。よほど毎日丁寧に葺いてるんやな」。なるほど。格子がすり減るほど、きちんと拭き掃除をされているのだ。これが今井のすごさである。



吉田遊福さんは公式カメラマンとして飛び回っておられたし、Yさんもカメラを手に、ご夫婦で来られていた。銀とき子さんは土・日の2日間、着物姿で来られ、ムードを盛り上げておられた(残念ながら、すれ違いだった)。

回を重ねるたびに参加者が増える「今井町並み散歩」。関係者のご苦労は並大抵ではないと思うが、今に伝わる今井のエネルギーを感じる絶好の機会である。若林さんはじめ、関係者の皆さん、有難うございました。また来年を楽しみにしています!
コメント (6)
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同時進行!平城遷都1300年(34)祭典の成功に学ぶ

2011年05月15日 | 平城遷都1300年祭
「平城遷都1300年祭」(2010年)は、空前の大成功に終わりました。今年(2011年)の元旦、私は当ブログに《後世、奈良県の歴史は「戦前・戦後」ならぬ「1300年祭以前」と「ポスト1300年祭」(祭前・祭後)に区分されることになることでしょう。このお祭りで、奈良県の対外イメージは、著しく改善・向上しました。何より県民の意識が変わり、自信がつきました》云々と書きました。この成功体験を踏まえ、最近になって3人の有識者が提言を書かれました。いずれも傾聴に値する貴重な意見ですので、以下に要点部分を引用させていただきます。
※写真はすべて、今年の平城京天平祭(4/29)

1.「奈良の観光振興への3つの視点」 奈良県立大学教授 麻生憲一氏
※南都経済センター「センター月報」11年5月号「Opinion」欄
平城遷都1300年祭は、当初の予想を大幅に上回る来場者を迎え、無事成功裏に終えることができた。開催期間中の県内全体の総来場者数は延べ2140万人、主会場の平城宮跡では363万人を数えた。記念事業協会では、来場者全体の消費支出を約1280億円と推計し、全国への経済波及効果を約3210億円、県内では約970億円に上ると算出した。



今後、この成功を奈良の観光振興にどのように結びつけていけばよいのだろうか。それには3つの視点が必要であろう。

第一に、県内の観光拠点の広域連携を充実させることである。1300年祭では、「巡る奈良」をテーマに広域事業を展開し、来場者が県内を回遊できる道筋を作り上げてきた。今後、この連携をより強固なものとして、南部地域をも取り込んだ回遊システムを作り上げていけば、来場者の滞在時間は拡大し、宿泊者も増え、観光消費も拡大していくのではないだろうか。

第二は、人的交流を促進させることである。今回、県内地域のイベント会場では、来場者とスタッフ、ボランティアの人たちとの交流がこれまで以上に活発に行われ、来場者に喜んでもらえるもてなしを提供することができた。全国の成功事例をみると、多くの観光地では、これまでの「視察型観光から体験交流型観光」へと脱皮しており、地元民との人的交流により多くのリピーターが根付いている。奈良でも、いまその転換期を迎えているのではないだろうか。



第三は、観光地に対する住民意識の醸成である。

観光地としての住民の自覚があればこそ、来場者に対するもてなしの心も自ずと持つことができる。奈良の観光資源をより魅力的なものに磨き上げていくためには、行政や観光業者の力だけでは不十分であり、住民レベルでの観光に対する意識醸成が必要である。


[tetsuda私見]
《県内の観光拠点の広域連携を充実させること》は、ポスト1300年祭の最優先課題である。北和の宿泊施設の人たちは「大阪・京都に近いから泊まってくれない」という。南和の人たちは「遠いから敬遠されて泊まってくれない」という。これでは堂々めぐりである。北和だけでなく《南部地域をも取り込んだ回遊システムを作り上げ》ることが必要だが、それも「自治体がやってくれるだろう」と手をこまねいていてはいけない。まず動くべきは受益者だ。また、奈良県民自身が県内に泊まることも大切だ。宿泊統計によれば、県内客、県外客、外国人観光客のうち、他府県と比べて大幅に見劣りするのは「県内客」(観光客としての県民)なのである。来週、私は職場の慰安旅行で南和へ行く(吉野山に泊まり、御所・五條を回る)。ちょっとした心がけが必要だ。

2.「奈良でしか織れない旗 平城遷都1300年祭」 奈良県地域振興部長 田中敏彦氏
(前 社団法人平城遷都1300年記念事業協会事務局 副局長)
※奈良観光弘業「奈良文化・観光クォータリー」11年4月1日号
1年間、県内各地への来場者総数約2,000万。内、平城宮跡会場にはなんと363万人もの方々に訪れていただいた。夏は暑く冬は寒い1年であったが、予想を遥かにに上回る来県・来場者をお迎えする結果となった。特に顕著な傾向は、平城宮跡への来場者の約6割が県内各地に訪れていることである。1300年祭の開催により、平城宮跡がゲートウェイとなったのである。私自身も奈良の持つポテンシャルの偉大さを再認識することになる。奈良は「大仏商法」、動かない土地柄と言われて久しい。それは、観光に関して決定的な危機的状況に見舞われたことがないからではないだろうか。



しかし近年、修学旅行離れと相まって観光客数の減少が顕著になることに危機感を感じた一部の県民は地域を元気にしようと立ち上がる。しかし、その素材の観光拠点は全て点であることから脱しきれなかった。そんな時、1300年祭という大きな旗が挙がる。奈良には素材が有り余るほどある。その素材を活かし、点を線でつなぎ旗を織ることに挑戦すること、そのために一歩を踏み出すための実験こそが1300年祭である。一歩を踏み出さない限り、文字通り一歩も進めないのである。

知恵のある人は知恵を出す、金のある人は金を出す、どちらもない人は汗をかく、これでイベントの役割が決まる。平城遷都1300年祭は奈良でしか織れない旗、10年がかりで旗を織り、その旗印に県民が集まり、我も我もとその旗を振り続けたのだと感じた。




[tetsuda私見]
全く《奈良には素材が有り余るほどある》。観光資源の宝庫であるはずなのに、「倉庫」に成り下がっている。阿修羅像を倉庫から出した途端、東京だけで94万人を集めた。これまでは「演出力」が不足していたのだろう。足元の観光資源を見直すところから、ポスト1300年祭の企画が始まる。

3.「ポスト1300年祭の奈良観光」 奈良交通株式会社 取締役社長 中村憲兒氏
(奈良市観光協会 会長)
※奈良観光弘業「奈良文化・観光クォータリー」11年4月1日号
奈良県では、平成23年度予算に誘客(観光客誘致)の推進として、総額10億76百万余円が計上されました。特に、平城遷都1300年記念事業の継承に5億41百万余円、またポスト1300年記念事業として記紀・万葉プロジェクトの推進に43百万余円が計上される等、観光振興への新たな取り組みが進められています。

1300年祭を一過性のものにせず、更なる活性化に繋げるための今後の奈良観光を考えたとき、引き続き進めなければならないことは、まずは情報発信力の強化です。奈良の魅力、奈良の価値を全国各地に更に発信し続けることであり、その為には巡る奈良事業の発展継続や、新しい魅力ある旅行商品の企画等が必要であると考えています。

次に、地元の「おもてなし体制」の更なる充実です。1300年祭で活躍されたボランティアをはじめとする県民皆様の更なるおもてなしの心の醸成はもとより、宿泊施設の充実やパークアンドバスライドの活用といった交通渋滞対策などハード面の整備も引き続き進めなければなりません。



また、今後積極的に進めなくてはならないのが観光関係のリーダー、コーディネーターの育成です。今、奈良は「なら燈花会」、「なら瑠璃絵」、「バサラ祭り」等々、若手リーダーに育てられたイベントが、伝統的な行事にプラスする年中行事として奈良の魅力を高めています。素晴らしい事であり、こういった人材が育つ奈良であって欲しいと思います。

そして、それらを単発的なイベントに終わらせるのではなく、付加価値をつけることで更に奈良観光を盛り上げることができるのではないかと考えています。そのために「奈良らしい」根本的なコンセプトを定めること、そしてそれに沿ってそれぞれのイベントや催しに繋がりや広がりをもたせる総合プロデューサー役の登用や育成が今後必要であると思います。

今後も何度でも奈良に足を運んでいただくための取組みを、各界が一致協力したオール奈良で進める事が必要であると考えます。




[tetsuda私見]
奈良では《新しい魅力ある旅行商品の企画》が必要だ。そのためにもランドオペレーター(着地型旅行のプランナー)役が求められる。「なら燈花会」も「バサラ祭り」も、発足当初の「若者」たちが、今も現役で働き続けている。そろそろ若い人が代わってあげないと…。《根本的なコンセプト》も《総合プロデューサー》も奈良には欠けている。1300年祭の成功は、それらが揃っていたから実現した。大手広告代理店に頼らずとも、地元に人材はいる。埋もれた人材を登用して、やらせてみることが必要である。自治体職員の発想だけでは、限界がある。コンセプトを統一して《オール奈良》で取り組めば、必ず成功する。それを実証したのが、1300年祭の大成功である。

直接・間接に観光振興に携わっておられる有識者の意見はポイントを突いており、説得力があります。ポスト1300年事業に向けて、県の予算も計上されました。これを生かすか殺すか、奈良の力量が問われます。
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れんじょう寺が特別ご開扉(5/1~31)されています!

2011年05月14日 | 奈良にこだわる
珹寺(れんじょうじ 奈良市西紀寺町45)は、毎年5月の1か月間、本堂を特別開扉されている。《美しい花々に包まれた、紀氏(きし)の氏寺として栄えた寺院 春にはニオイバンマツリやオオヤマレンゲなどの美しい花々が咲き匂い、清楚で気品のある境内が美しい。紀氏(きし)の氏寺として栄え、別名、紀寺(きでら)とも呼ばれる。本堂内の厨子が開かれ、下半身に袴を穿き、上半身は肌を露にした白色裸形の秘仏「阿弥陀如来立像(県指定文化財)」及び両脇侍の観世音菩薩立像・勢至菩薩立像(いずれも重文)が特別に拝観できる》(平城遷都1300年祭のHP)。



いつもこの時期になると、ならまちの周辺に「秘佛開扉 女人裸形 阿弥陀佛」という立て看板がたくさん立つ。女性ご住職の下間景甫(しもつま・けいほ)さんが書かれたもので、「女人」だけが朱書きである。3年前(08年)に当ブログでも紹介させていただいた。5月にはオオヤマレンゲや、ジャスミンのような「匂い蕃茉莉(ニオイバンマツリ)」の香りが立ちこめる「花の寺」である。昨年(10.5.1)は、ここで仏像ガールさんが「仏像を感じよう!」という特別講話をされ、「頭で難しく考えないで、仏さまを心で感じてください」と語りかけていた。



今年(11年)は、奈良女子大学など県下の学生たちのボランティアグルーブ「南都古社寺研鑽会」が、フリーペーパー「こしゃじ便り」(5/1発行号)で珹寺の特集をしていた(じょう寺で無料配布中。私は香炉里でいただいた)。「お花の美しさに負けない本尊様がいます」「美白!きゃしゃボディ 白檀(びゃくだん)で作られているので 良い香りがします」「時間がゆったり流れて、心落ち着くお寺です」等々と、学生らしい感覚で表現している。今後は海龍王寺編や大安寺編も発行するそうだが、活動資金面で苦労しているので、ぜひ資金協力してあげていただきたい(080-3100-7707)。

当ブログでの紹介が遅くなってしまい、会期はあと半月を残すばかりだが、ぜひ「美白!きゃしゃボディ」のご本尊を拝観していただきたい。





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ミシュラン旅行ガイドで、県下観光地に☆星★ラッシュ!(Topic)

2011年05月13日 | お知らせ
一昨日(5/11)、国際観光課(奈良県観光局)から「『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』フランス語版改訂第2版発行 奈良県内で新たに三つ星観光施設が追加!」という報道発表があった(ミシュラン発表の報道資料はこちら)。
※トップ写真は新一つ星の今井町(07.10.10撮影)。この土日は「今井町街並み散歩」のメイン行事だ

熊野古道(三つ星)をはじめ、一つ星の遣唐使船、今井町(橿原市)、吉野山、玉置神社(十津川村)など、たくさんの県下観光地が新たに掲載された。県の資料から転記すると 

日本に関する旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」フランス語改訂版第2版がフランスの書店にて5月13日発行されます。奈良県内では、新たに次の場所が掲載され、星の格付けが行われました。

1 奈良県内の新たな掲載場所
 (1) 三つ星(★★★):必ず見るべき
    熊野古道
 (2) 一つ星(★):面白い
    遣唐使船(平城宮跡の復原遣唐使船)
    今井町(橿原市)
    吉野山
    金峯山寺(吉野山)
    群芳園(吉野山)
    水分神社(吉野山)
    玉置神社(十津川村)
 (3) 掲載のみ(星の格付けなし)
    平城京跡の再建【コラム】
    橿原
    華甍(橿原市)
    橿原神宮(橿原市)
    玉置山(十津川村)

Michelin Green Guide Japan (Michelin Travel Guide Japan)
Michelin Travel Pubns
Michelin Travel Pubns

2 書籍概要
 (1) 書籍名
     「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」フランス語改訂第2版
 (2) ページ数
     672 ページ
 (3) 販売価格
     27.9 ユーロ(日本円約3,000円)
 (4) 国内販売
     主要洋書取扱書店で取り扱い予定。
 (5) 発行部数
     15,000部


中南和(奈良県中南部)が大躍進だ。とりわけ橿原市と吉野町は、それぞれ4か所も入った。十津川村も、熊野古道を加えれば3か所だ。これまでに入っていなかったのが不思議といえば不思議だが、それほど中南和は、ミシュランからは注目されていなかったのだろう。

これで、県の「記紀・万葉プロジェクト」にも弾みがつくというものだ。掲載地の皆さん、おめでとうございます。これからも観光客誘致に、頑張りましょう!
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あるくん奈良 まちなかバル(第2回)は5/20~21開催!(Topic)

2011年05月12日 | お知らせ
奈良市内で「第2回あるくん奈良 まちなかバル」というイベントが行われる。「あるくん奈良」(歩くのなら奈良、の意)という商店街イベントの一環として、「バル(BAR)」(スペインにある気軽なバー)を模した飲食キャンペーンを「まちなか」(奈良市中心市街地)でやる、ということだ。事務局は奈良市中心市街地活性化協議会(奈良商工会議所内)である。2回目の今回は、東日本大震災の復興支援イベントとして、売り上げの5%が義援金に充当される。詳細はカラフルな公式ホームページで紹介されている。

毎日新聞奈良版(5/10付)の「まちなかバル:夜の食べ歩き、楽しんで 70店参加--奈良で20、21日」によると《奈良の夜の食べ歩きを楽しむイベント「あるくん奈良 まちなかバル」が20、21両日、奈良市の近鉄奈良駅やならまち周辺で開かれる。レストランやバー、スイーツ店など70店が参加しており、専用のチケットを購入すると「1ドリンクと1品」の特別メニューが楽しめる》。

《「バル」とはスペインのバーのこと。地元・奈良の住民に店を知ってもらおうと開催する。2回目の今回は東日本大震災の復興支援のため売り上げの5%を義援金とする。チケットは5枚つづり1冊で前売り3000円、当日3500円。利用時間は店により異なる。使い切れなかった場合も、一部店舗では22~29日、1枚600円の金券として使える》。

《前売り券はひがしむき商店街事務所(同市東向中町)など3カ所で購入できる。ホームページから予約し、当日、受け取ることもできる。問い合わせは奈良市中心市街地活性化協議会事務局(0742・26・1666)へ》。

前売り券は、上記の「ひがしむき商店街事務所」(近鉄奈良駅・行基広場から徒歩3分)のほか、「同イベント事務局」(奈良商工会議所地下)、「もちいどの商店街事務所」(もちいどの夢キューブ2F)で購入できる。店舗マップやパンフレットは、「あるくん奈良のブログ」からダウンロードできるので、ご覧いただきたい。

1300年祭の昨秋に実施され、好評を博した「食」のイベント。ぜひ皆さん、お訪ねください!

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